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公開日:2022年11月29日 更新日:2023年04月13日

中国のインフルエンサーとは?人気の中国人インフルエンサー・KOLまとめ

中国のインフルエンサーとは?人気の中国人インフルエンサー・KOLまとめ中国のインフルエンサーとは?人気の中国人インフルエンサー・KOLまとめ

中国のインフルエンサーとは

インフルエンサーとは、影響や効果、感化を意味するInfluenceを語源とするビジネス用語で、広義ではメディアを通じて影響を及ぼす人ないし企業を示し、狭義ではSNSを通じて当該SNSユーザー及びそのコミュニティに影響を及ぼす人ないし企業を意味します。 このうち中国のインフルエンサーは、特定分野の専門性の高いKOLと動画配信をメインとする網紅(ワンホン)、網紅(ワンホン)のうち特にライブ配信を中心とするライバー、一般消費者でありながら商材の使用感を的確に伝えて消費者に影響力を及ぼすKOC、それ以外の芸能人などが入るインフルエンサーの5タイプに分かれています。
【関連記事】 インフルエンサーとは?定義やSNS別の特徴を徹底解説

中国のインフルエンサー市場

IMF「World Economic Outlook」によれば、2021年の中国のEC市場は、24,886億ドル、日本円で約250兆円、世界(49,200億ドル)の半分を占めるナンバーワン市場です。 小売市場に占めるEコマースの割合は52.0%で、世界平均23.6%、日本12.4%と比較すると、中国の生活に如何にEC市場が浸透しているかがわかります 。 こうしたECで強い影響力を及ぼすインフルエンサーのうち、トップになると、フォロワー数が最低でも100万人以上で、多い人では数千万人を抱えているのです。 中国のインフルエンサーが活躍するライブコマースの市場規模も32兆円(2021年)に及び、中国のインフルエンサー市場の大きさを物語っています。
出典:「海外市場の成長がECの積極的活用を後押し」JETRO
出典「中国のライブコマース、2021年に2兆元規模へ」JETRO

中国のインフルエンサーとKOLの違い

KOLとは、Key Opinion Leaderの略で、元来、製薬企業の販売促進に対する医師の影響力を示す言葉でしたが、中国では、メディアに強い影響を持つ人ないし企業を表す言葉としてインフルエンサーと同義で使われています。もっとも、インフルエンサーのうちKOLは①特定分野に専門性をもち、②その専門性に関連する商品・サービスの販売と深くかかわり、③活用メディアはSNSに限られないという特徴を有します。専門性という強みがフォロワーからの高い信頼性を獲得し、購買行為を促す効果がその他のインフルエンサーと違うのです。

中国でインフルエンサーを起用するメリット

中国以外でもインフルエンサー活用は、企業の有力なプロモーション手法として確立しています。 しかし、中国でのインフルエンサー起用は、その社会的背景や通信環境の影響をうけて、他国以上のメリットがあるのです。それが拡散力や認知度、影響力によく現れるのでここで紹介します。

拡散力

中国では、金盾(きんじゅん)と呼ばれるグレートウォールで国によるネットの規制・検閲が強く、企業の品質偽造が多発したことと相まって、一般消費者のマスメディアや広告への不信感が強く、反比例して「圏子(チェンズ)」と呼ばれる口コミコミュニティの影響力が強まっています。圏子とは、同じ経済レベルを基盤とする知人コミュニティで、このコミュニティに影響を及ぼすのがインフルエンサーです。トップインフルエンサーになると、そのフォロワー数は100万人を超え、その影響が圏子を通じてさらに拡散していくのです。

認知度を上げやすい

経済産業省の「通商白書2020」によれば、中国の携帯電話台数は14億台を超え(日本2億台)、インターネット利用者は8億人に及びます。 さらに、こうした携帯デバイスでのインターネット利用時間が1日当たり3.19時間で、日本(1.25時間)の倍以上、スマートフォンでネットを利用しているのです。 そのため、プロモーションでインフルエンサーを起用すれば、広告のようにスキップされず、そのフォロワーに無条件にアプローチでき、それだけ認知度を上げられるのです。

インフルエンサーの影響力

中国のインフルエンサーの影響力は、その他の国のインフルエンサーより多様なメディアやプロモーション手法を通じて大きくなることが特徴です。 日本のインフルエンサーのようにSNSへの投稿を通じて及ぼす影響力と異なり、SNS以外にもリアルなイベントに登壇したり、ライブコマースと呼ばれるLIVE通販に登場したりして、フォロワーと直接コミュニケーションをとることで強い影響力を及ぼすのです。特にKOLはその専門性で、KOCは消費者と同じ目線で高い信頼性を獲得して、フォロワーの購買行動に直結する影響力を及ぼします。

中国でインフルエンサーを起用するデメリット

中国でのインフルエンサー起用は、他国には無いメリットがある反面、他国以上のデメリットがあります。 例えば、インフルエンサーの影響力が強いため、企業のプロモーションがインフルエンサーに依存してしまったり、その他のプロモーション手法の効果が低下してしまったりするのです。 つまり、一般的なプロモーションに見られるような商材や企業自体のブランディングが難しく、効果がインフルエンサー起用時の一過性に終わってしまうことがあります。また、その効果ゆえにインフルエンサーを起用するコストが高額になることもデメリットです。単に商材に関して投稿してもらうだけでフォロワー1万人以上のマイクロインフルエンサーでも数万円、トップKOLになると数千万円かかります。そのため、高額商材や広告予算を有する企業でなければ、トップインフルエンサーを起用しても、費用対効果のバランスがとれないのです。

中国のインフルエンサー活用法

中国のインフルエンサー活用は、他国と同じように、タイアップしてPR投稿してもらうほか、フォロワーと直接会うイベント登壇や、ライブで直接コミュニケーションをとるライブコマースが他国以上に盛んです。 こうした背景には、国の言論統制に基づくメディアに対する不信感や多発する企業の品質偽造に基づく広告に対する低い信頼性にあります。 直接コミュニケーションをとることで不信感を解消し、インフルエンサーの専門性や消費者目線が信頼性を高めています。

タイアップ・PR投稿

タイアップとは、tie upと記し、結びつくと訳され、ビジネス的には商材やサービスをプロモーションするため、企業とメディアが提携することを意味します。 PRとは、Public Relationsの略で、民衆との良好な関係を築くための組織活動を示す概念ですが、ビジネスの世界では広報を意味します。 つまり企業とインフルエンサーが連携して商材を広報するためにする投稿が、タイアップによるPR投稿です。 PRは写真や動画、テキストなど様々な形でSNSに投稿されます。観光庁の「訪日外国人消費動向調査、2018年年間値の推計」によれば、中国人の日本旅行前の情報収集に一番活用したメディアがSNSとのこと。従って、インフルエンサーを起用してSNSにPR投稿してもらうことが、中国人に対するプロモーションでは不可欠なのです。

イベント登壇

イベントとは、催し物や行事を意味し、プロモーションでは商品の説明会や新製品発表会を示します。インフルエンサーに、こうしたイベントに参加してもらうのがイベント登壇です。 イベント登壇は、網紅(ワンホン)など、いつもは動画でしか会えないインフルエンサーに直接会える高揚感が通常以上にフォロワーの購買行動を促し、画像だけではわかりにくいサイズ感や質感、色の発色具合などを、KOLは専門的な観点から、KOCは消費者目線で紹介することで、他のプロモーション手法とは異なる五感への影響を及ぼします。また、イベントの様子をインフルエンサーにSNSで投稿してもらったり、ライブ配信してもらったりして、多角的かつ瞬間的に極めて高いプロモーション効果も発揮します。

ライブコマース

ライブコマースとは、ライブ配信とEコマースを合せた造語で、ライブ配信のオーディエンスはクリックするだけで紹介されている商品を即購入できるプロモーションです。 JETROの「中国のライブコマース、2021年に2兆元規模へ」によれば、2019年7兆円ほどだった中国のライブコマース規模が、2021年には32兆円に急増しています。 2020年上半期だけで開催回数は1000万回に及び、紹介された商品数は2000万アイテムを超えたとのこと。 インフルエンサーにライブで質問でき、不安を解消させ、信頼を高めて、購入できるので、コンバージョン率が高くなるのです。特に中国では毎年11月11日に開催される「双十一(ダブルイレブン)」と呼ばれる大規模セールに向けてライブコマースが多く開かれます。

中華圏(中国・香港・台湾)向けインフルエンサープロモーション企画のご案内 | ENGAWA株式会社

中華圏(中国・香港・台湾)向けインフルエンサープロモーション企画のご案内

・商品、サービス、観光地の認知度を上げたい
・現地在住、在日の外国人向けにPRしたい
・観光地や商業施設に外国人を誘致したい
・来日の際に商品を購入してほしい

中国、台湾、香港、欧米豪、韓国など
現地の方に人気のKOLを活用し、情報を拡散してもらえば、一回の投稿で数十万~数百万人に情報を届けることができます。
写真や動画の投稿だけではなく、イベントにKOLを招待して集客につなげたり、ライブ配信や商品企画など、KOLの持つ影響力を活用してできるプロモーションは多岐に渡ります。

ENGAWA株式会社の提案するKOLプロモーションでは、KOL自身が企画を担い、お考えのターゲットに合せて効果的な施策をご提案します。

中国向けインフルエンサーマーケティングのご案内 | 合同会社RUCHAN

中国向けインフルエンサーマーケティングのご案内

中国市場に進出したい、認知度を向上したい、もっと自社商品やブランドを魅力的に紹介したい。
中国は独自のSNSが普及しており、プロモーションも日本の既存方法と異なります。
RUCHANでは、代表自身が在日中国人を代表するインフルエンサー(KOL)であり、インフルエンサーを用いたプロモーションを含め、様々な中国向け支援を行っています。

【代理店様・マーケティング担当様向け】中国KOLマーケティングはこの攻略で十分! | Mobvista-Japan Co., Ltd

【代理店様・マーケティング担当様向け】中国KOLマーケティングはこの攻略で十分!

インフルエンサーマーケティングを検討中のマーケティング担当者様・代理店様必見!中国で商品紹介・集客したい方必見!

インフルエンザーはKOLとも呼ばれています。KOLとは、「Key Opinion Leader(キーオピニオンリーダー)」の略で、中国で商品販売に大きな影響力を持った人を表します。
中国におけるKOLのフォロワー数は6億人以上あり、ある調査によると74%の消費者がKOLが推薦する商品を購入したことがあります。
つまり、KOLは中国市場への進出の鍵となっています!!

下記お悩みがある方はぜひご覧ください!
「今の中国でインフルエンサーマーケティングのやり取りを知りたい」
「自社の知名度が中国で拡散できない」
「効果が出るインフルエンサーマーケティング運用の手法を知りたい」
「中国市場で売上向上に貢献する施策を導入したい」

本資料のカテゴリー(一部抜き):
・中国におけるKOLマーケティングの概要と課題
・本社のソリューションの紹介
・成功事例のケーススタディ

こんな業種の企業様におすすめ:
食品、美容、ママ用品、旅行、アウトドア、旅行、教育、アプリ、ゲーム......

中国におけるインフルエンサーマーケティング・KOLマーケティングを1つのツールで完結できます!
まずは話を聞いてみたい広告主のみなさまも大歓迎です!お気軽にご連絡下さい!

【eBook】中国におけるインフルエンサーマーケティングの秘訣_Nativex | Mobvista-Japan Co., Ltd

【eBook】中国におけるインフルエンサーマーケティングの秘訣_Nativex

中国市場で成功するためには、インフルエンサーマーケティング・KOL(Key Opinion Leader)の活用が重要です。中国のインフルエンサー市場は2,400億ドル以上であり、ユーザーの半数はKOLの推薦に従ってライフスタイル関連の商品を購入しています。
どのようにすれば、KOLを活用して中国のパワフルな潜在顧客に影響を与えることができるでしょうか。 Nativexのガイドブックで中国特有のインフルエンサー市場について学び、モバイルマーケティング戦略を準備しましょう!

中国Weibo(微博)のSNS広告&インフルエンサーを使ったインバウンド活用法 | 株式会社オーエス

中国Weibo(微博)のSNS広告&インフルエンサーを使ったインバウンド活用法

中国最大のポータルサイト「新浪(Sina)」 が運営するミニブログサービスで、中国版 facebook と呼ばれるとこもあります。中国全体のミニブログユーザーのうちの57%、投稿数にして87%を占める、現在、中国で最も人気のあるウェブサイトの一つです。微博 weibo(ウェイボー)の企業アカウントは、企業とユーザーがOPENの状態でソーシャルメディアを通して繋がることができるプラットホームです。 7億人以上の登録ユーザーは、住所・年齢・性別・趣味・学歴などの条件で分類されています。
ソーシャルメディアの特性を生かすことで、興味を持つユーザーの属性などの情報を入手することができます。 その情報を元に、企業がターゲットとしているユーザーに直接アクションを行えることが最大の強みです。企業のプロモーションの場として活用する、中国市場進出には不可欠なプラットホームです。

中国インフルエンサー(KOL)のインバウンド活用法 | 株式会社オーエス

中国インフルエンサー(KOL)のインバウンド活用法

KOL(Key Opinion Leader)とは、中国のSNS(Weibo、WeChat、小紅書など)でフォロワー数が非常に多く影響力の強いインフルエンサーのことを指します。
中国では、企業からの広告やメッセージよりも直接的なユーザーの評価(口コミ)が重視される傾向があります。
偽物が横行したために形成された、「本物志向」「情報の信頼性を重視」する中国ユーザーは、 自分が信頼できる人やあこがれている人(インフルエンサー)からの情報を信頼する傾向があります。中国でのマーケティングでは、日本の製品や日本での観光などに精通しているKOL(ユーザーから信頼されている)アカウントから 情報を拡散していくことが非常に重要になります。

中国版TikTokインフルエンサー 無料投稿企画 【インバウンド&海外展開】 | 有限会社日中総合サービス

中国版TikTokインフルエンサー 無料投稿企画 【インバウンド&海外展開】

中国版TikTok(中国名:抖音)インフルエンサー『瑞瑞在大阪』の最高動画再生1,500万回突破及び20万人フォロワー達成を記念して期間限定無料で企業やアーティストの紹介動画を作成・投稿します。
【インバウンド】【海外展開】【越境EC】【在日中国人PR】等、自由に活用可能です。

中国インフルエンサーWechatマーケティング&ハルビンアジア太平洋美容博覧会 | 株式会社Animato

中国インフルエンサーWechatマーケティング&ハルビンアジア太平洋美容博覧会

中国市場はWechat販売が主流です。その中心にいるのがインフルエンサー(中国語:ワンホン)。越境EC苦戦している企業も多いと思います。中国市場の変化は急速なため、時流にマッチングしたプランが必要です。中国市場でダイレクトマーケティングを考える場合、Wechatマーケティング&美容博覧出展がオススメです。いつでも、お気軽に、ご相談下さい。

中国のインフルエンサーの選び方

中国のインフルエンサーは、5つに分けられ、専門性の高いKOLと消費者目線のKOC、動画配信がメインの網紅(ワンホン)、ライブ配信中心のライバー、その他のインフルエンサーです。それぞれ特徴があり、商品との相性が異なります。特徴を抑え、自社商品と相性のよいインフルエンサーを選ばないと期待通りの効果は実現しないのです。そこで、中国人インフルエンサーの特徴の押さえ方、自社商品と相性のよいインフルエンサーの選び方を紹介します。

中国人インフルエンサーの特徴を押さえる

同じ新製品でもKOLは専門的な観点で解説し、KOCは素人目線で率直な感想を述べます。網紅(ワンホン)は動画でそのデザインや使い方を視覚と聴覚に訴え、ライバーは視聴者と直接やり取りとして疑問を解消し、その他のインフルエンサーは企業の意図通りプロモーションしてくれます。従って、企業は、ターゲットの購買意思決定過程に最適なプロ―ションを展開するため、5種類のインフルエンサーを使い分けできるのです。ターゲットの認知を拡大したい場合には、その他のインフルエンサーで広くアプローチし、比較検討段階では、KOLの専門的観点から自社商品の優位性をプロモーションしてもらい、最後のひと押しに、ユーザー目線のKOCの感想や、購入後の使用感を実感できるよう網紅(ワンホン)に動画投稿してもらえば、よいのです。また、ライバーにライブコマースしてもらえば、こうした過程を一気に飛び越え、視聴者に直接、購入を促せます。

自社商品との相性

インフルエンサーは、それぞれ得意分野を持っているのが普通です。逆に言えばその得意分野以外にインフルエンサーを起用しても効果は薄くなります。ファッション系に強い小紅書(RED)のインフルエンサーに、若者用のゲームアプリのプロモーションに起用してもフォロワーの購買行動に及ぼす影響は大きくありません。専門性の高いKOLは、相性の良い専門的な商材へのプロモーション効果は高くなる一方、起用できる商材の範囲は狭くなります。専門性の高い商材のプロモーションにKOCを起用しても、その商材のターゲットに素人目線の感想は響きません。1枚の写真で世界観を表現するファッション系のプロモーションに、芸能人であるというだけフォロワーを獲得しているインフルエンサーを起用しても小紅書(RED)のインフルエンサーと同等の効果は期待できないのです。特定分野に絞られない影響力を有するその他のインフルエンサーは、特定分野に強い影響力のあるインフルエンサーと競合した場合、不利となります。

中国のインフルエンサーに依頼する方法

中国のインフルエンサーに依頼する方法は大きく分けて2つあります。インフルエンサーに直接連絡する方法とインフルエンサーマーケティング会社に依頼する方法です。もっとも、どちらの方法にもメリットとデメリット、注意点がありますのであわせて紹介します。

インフルエンサーに直接連絡する

インフルエンサーに直接連絡するとは、公開されている連絡先や投稿しているSNSを通じて依頼する方法です。インフルエンサーと直接交渉するので、中間マージンが発生せずコストを抑えられることと、伝言による依頼内容の齟齬が生じないことがメリットです。しかし、自ら受注するインフルエンサーは、受注量が安定しないことが多く、依頼された仕事は基本断らず、対処しきれない受注を抱えているケースもあります。そのため、始めて依頼する場合は、依頼する量や予算を絞る方が賢明です。また、企業側の意図を適切に掴めず、期待とは異なったプロモーションが展開される場合があるので、慎重に意思疎通することが必要です。

中国のインフルエンサーマーケティング会社に依頼する

中国のインフルエンサーマーケティング会社に依頼する場合、インフルエンサーがそのマーケティング会社に所属する場合と、依頼できる関係性が出来ている場合があります。インフルエンサーマーケティング会社に所属する場合は、スケジュール管理がしっかりしているので企業側の意図との齟齬は少なく済みますが、中間マージンが発生するのでコスト高になるデメリットがあります。所属せず依頼できるネットワークが出来ている場合は、スケジュール管理まで行っていないケースが多く、その場合はインフルエンサーに直接連絡する場合と同じデメリットが生じます。さらに中間マージンが発生する場合もあるので、事前確認が必要です。

中国でインフルエンサーマーケティングができるSNS

グレートウォールと呼ばれる国の規制や検閲で、日本やアメリカで利用されているFacebookやInstagram、LINEやTwitterなどプラットフォームの多くが規制されているため、中国のマーケティングで活用できるSNSは、中国独自のモノが多くなっています。もっとも、規制されているSNSと同じような機能・サービスを有する中国版○○と呼ばれるSNSが人気です。また、中国のマスメディアや企業広告への不信感から中国独自に発展したライブコマースに最適なSNSも生まれています。

微博(weibo)

微博(weibo)は、ウェイボーと読み、中国の新浪公司(しんらんこうし)が運営する ミニブログプラットフォームです。リアルタイムのトレンドニュースが表示され、ユーザーによる議論が活発である点など、中国版Twitterと呼ばれています。ブログ機能も充実しているため、ユーザー層は10代後半から40代までと幅広く、公式アカウントでは決済機能も使えるため、企業がweiboを使って情報発信するなど、Facebookのような役割も果たします。広告を短期間に集中的に出稿することでランキングを上げるブースト広告が通常投稿とともに展開されるなどSNS広告を活用したユーザーへのリーチ手法が盛んである点も特徴です。このように企業の情報発信とSNS広告の活用が活発なweiboでは、当然、インフルエンサーマーケティングも積極的に展開されています。例えば、weiboで1億1000万人超えるフォロワーを抱えるトップインフルエンサーのXie Na 谢娜(シエ・ナ) はブログで、フォロワー数70万人を超えるミドルインフルエンサーの解老师在日本(シャセンセンセイザイリーベン)は、weiboアカウントで情報発信しています。

小紅書(RED)

小紅書(RED)は、上海の行吟信息科技有限公司が運営する画像・動画共有アプリです。ファッションや化粧品を中心とする画像を通じての世界観が、特に35歳以下の若い女性に人気で、ホーム画面が似ていることもあり中国版Instagramと呼ばれています。こうした画像中心のコンテンツのため日本の若い女性にも人気です。動画系の投稿を中心とする網紅(ワンホン)と呼ばれるインフルエンサーが多いこともREDの特色です。ファッションや化粧品の企業は、購買意欲旺盛な若い女性をターゲットに、こうしたインフルエンサーを活用し売上につなげています。また、投稿へのリンクから商品購入が可能であることからSNS型のEコマースとして企業のプロモーション施策が積極的に展開されている点も特徴です。

抖音(TikTok)

抖音(TikTok)は、中国の北京字節跳動科技有限公司(Bytedance)が運営する短時間動画作成・共有アプリです。この動画アプリは厳密には、抖音(ドウイン)と呼ばれる中国版とティックトックと呼ばれる国際版にアカウントが分かれおり、国際版はグレートウォールで規制され中国国内では原則使えないのです。リズムに合わせて口を動かすリップシンク動画が素人でも簡単に作れることから若者の承認欲求を刺激し、ユーザーを増やしています。国際版のインフルエンサーはTikTokerと呼ばれ、若いユーザーを刺激するコンテンツを投稿しています。中国版の抖音(ドウイン)では公式アカウントで情報発信したり、インフルエンサーを活用したライブコマースを配信したりするなど、日本企業の活動も活発です。

淘宝直播(Taobao live)

淘宝直播(Taobao live)は、タオバオライブと読み、中国のアリババグループに属する大手ECサイト淘宝網(タオバオ)が運営するライブ配信プラットフォームです。もともとオンラインショッピングでテスト運用することから始まった経緯もあり、急増するライブコマース市場でトップアプリとなっています。淘宝直播自体が祭典を開き、売上1億元(16億円)を超えるライバーと呼ばれるライブコマースのインフルエンサーを育成していることも特徴です。また日本のファッションビルを運営するパルコがコロナ禍の緊急事態宣言で休業となった渋谷・池袋・心斎橋の3施設で越境ライブコマースを実施したことも有名です。KOLが店頭や淘宝直播のPRスペースからフォロワーに向けてライブ配信するなど、インフルエンサーを起用した淘宝直播は国境を越えて活躍しています。

We Chat

We Chatは、中国のテンセント社が開発したインスタントメッセンジャーアプリです。LINEのようなチャット機能を持っているため中国版LINEと呼ばれています。チャット機能以外にもショッピング機能やオンライン&オフライン決済機能、チケット予約機能を備えています。そのため、中国では、We Chatだけで日常生活を過ごせるなど、中国人の8割にあたる10億人が1日のアクティブユーザーでなっている国民的アプリです。コロナ過では健康状態管理アプリやオンライン診療をリリースするなど、生活に深く根差すビジネスモデルを構築しています。そのため、日本企業も公式アカウントからの情報発信の他、クーポンを配布したり、ECサイトとリンクしたり、するなど、We ChatでSNSマーケティングを展開しているのです。450万人以上のフォロワーを抱えるトップインフルエンサーのBecky Liも、ファッション系の情報をWeChatで発信し、中国人の日常生活に影響を与えています。

人気の中国人インフルエンサー

ここでは企業とのタイアップで人気の中国人インフルエンサーを紹介します。その際、人気のバロメーターであるフォロワー数やその影響力の根拠となるインフルエンサーの経歴、得意分野、主な活用メディアなど、情報を整理して紹介します。

Austin Li

Austin Liは、世界最大の化粧品会社ロレアルに所属し、販売カウンターでビューティアドバイザーとして接客していた美容部員でした。現在は、フォロワー数400万人を超えるトップインフルエンサーで、主にタオバオライブとTikTokの中国版「抖音(ドウイン)」で情報発信し、コスメとグルメを中心としたライブ配信は毎回150万人を超える視聴者を獲得し、「口紅王子」と呼ばれています。人気の秘密は美容部員時代に養われた販促スキルで、リアル店舗の販売カウンターで実演してみせるように、配信動画の前面に近寄って女性用化粧品を自ら試してみせるのです。さらに専門家であると同時に消費者目線の辛辣な感想も投稿するので、フォロワーから高い信頼を獲得しています。

Viya

Viyaは、2003年からアパレル店舗を経営、十数店舗まで事業を拡大しましたが、Eコマースの急成長を受け、リアル店舗を閉店、ネット販売に乗り出します。ライブコマース元年と呼ばれる2016年Viyaはライバーとしてデビューしました。自らを「ヴィアの女」と呼び、消費者に寄り添う姿勢で配信し続け、現在はフォロワー数2500万人を超え、ライブコマースの視聴者も毎回2000万人を獲得するタオバオライブのNo.1インフルエンサーとなっています。その影響力はアパレルだけにとどまらず、2020年4月には、商業用小型ロケットをライブ配信し、完売させたことでも有名です。

Becky Li

Becky Liは、ジョルジオアルマーニやティファニー&カンパニーなど高級ブランドとコラボするなど、ファッションを中心に活躍しているブロガーです。日刊紙のジャーナリストだった経験をいかした詳細かつ多様な視点での情報発信が、フォロワーの信頼を得て、Weiboで300万人以上、WeChatで450万人以上のフォロワーを抱えるトップインフルエンサーとなっています。人気のイギリス車ミニクーパーを5分で100台売るなど幅広いプロモーション能力を発揮し、「ショッピングの女神」と呼ばれています。

Xie Na 谢娜

Xie Na 谢娜(シエ・ナ)は、weiboで1億1000万人超えるフォロワーを抱えるトップインフルエンサーとしてブログで情報発信しています。彼女はもともと、四川師範大学で演劇を専攻した後、映画やテレビ、舞台で活躍する女優でした。2010年、ECサイト淘宝網(タオバオ)に、プライベートのアパレルブランドを出店し、有名人に着用してもらうプロモーションを展開しました。また、衛星テレビで番組を共同プロデュースするなど、多方面で活躍し、クロスメディア戦略に長けています。

林允(リン・ユン)

林允(リン・ユン)は、アジア映画で歴代No.1の興行収入を獲得した映画で主役を張るほどの人気女優です。ファッション系に中心に若い女性に人気の画像・動画共有アプリ「小紅書(RED)」で、フォロワー数1000万人を超えるトップインフルエンサーとして、ファッションやコスメの動画を投稿しています。トップ女優でありながら、素顔をみせ、自ら推奨するコスメで化粧していく動画を投稿することで、REDユーザーの信頼を獲得し、人気を集めています。

林萍在日本(リンピンザイリーベン)

林萍在日本(リンピンザイリーベン)は、もともと日本映画に興味があり、日本語の勉強を始めました。来日して日本の情報を発信していたところ、訪日ブームと相まってフォロワー数が急増し、自然にインフルエンサーとなったのです。現在は在日中国人インフルエンサーとして、旅行、美食、コスメなどを中心に日本に関するあらゆる最新の情報をピックアップ、インバウンドプロモーションを請け負った実績もあります。日本語が堪能で、日本人とコミュニケーションを取りやすいことが強みです。Weiboのフォロワー数は500万人を超えるトップインフルエンサーで、TikTokやWeChatでも多くのフォロワーを抱えています。

ゼロちゃん

ゼロちゃんは、日本零醤の通称で、中国のトップKOL「日本零君(通称ゼロくん)」のライブ配信アカウントです。日本零君自身が日本企業の中国向けインバウンドプロモーションを請け負った多数の実績があり、ゼロちゃんは「零醤的日本攻略(ゼロちゃんの日本攻略)」というライブ配信で、二児のママとして日本のファッションや化粧品、グルメなどを紹介するほか、中国で人気のマタニティ用品やベビー用品もプロモーションしています。こうしたライブ配信実績は200を超え、フォロワーも400万人を超えるトップインフルエンサーとなっています。

解老师在日本(シャセンセンセイザイリーベン)

解老师在日本(シャセンセンセイザイリーベン)は、元中国中央テレビのディレクターとして在日中国人や日本の視聴者に中国情報を伝える仕事をしていました。こうした経験を活かし、現在は日本のファッションや化粧品、グルメ、観光地の情報を中国に伝えています。フォロワー数70万人を超えるミドルインフルエンサーで、主にweiboアカウントで情報発信しています。所属しているクロスボーダーネクストのMCNの他のメンバーが、解老师在日本の投稿をリツイートして情報を拡散し合うことで、プロモーション効果を高めている点も特徴です。

七日野鬼(ナノカノオニ)

七日野鬼(ナノカノオニ)は、旅行やグルメ、日本の作法・豆知識を動画配信する日本在住のインフルエンサーです。フォロワー数は30万人超えるミドルインフルエンサーで、主にweiboを通じて情報発信しています。人気の秘密は、親しみやすい「おじさん」の風貌と、旅行家として、沖縄以外の日本の津々浦々まで旅する行動力、収集した情報を、旅行企画の専門家として、エンターテインメント化してフォロワーの興味をそそる形で伝えることに長けている点です。

玲子Reiko

玲子Reikoは、フォロワー数200万人を超える日本在住のトップインフルエンサーで、主にTikTokの中国版「抖音(ドウイン)」で情報発信しています。抖音は、日本在住であっても中国のapple IDを持っていれば、ダウンロードできるため、多くの日本人も活躍しているのです。発信している情報は、日本のグルメ・ファッションが中心であるため、フォロワーの8割以上が女性で、配信メディアが若者に人気の抖音であることも相まって、その半数を18歳から23歳の若い年齢層が占めています。

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