公開日:2022年01月19日 更新日:2024年06月10日
UGCとは?意味・事例とマーケティングでの活用方法を徹底解説!
UGCとは?意味・事例とマーケティングでの活用方法を徹底解説!
目次
1.UGCとは?意味と特徴
UGCの意味
UGCとは、一般ユーザーによって作成・生成されたコンテンツ全般を指します。
また、UGCは「User Generated Content」の略称で日本語で「ユーザーが生成するコンテンツ」と訳されます。
具体的には、個人がSNSで投稿した画像や動画、ブログでの情報発信、ECサイトのクチコミやレビューが該当します。
・SNSでのブランドや商品についてのクチコミや評判
・ブログでサービスについての考察
・ECサイトでの商品レビュー
・飲食店プラットフォームでのクチコミ
・動画投稿サイトでの商品レビュー
・採用プラットフォームでのレビュー投稿
・各分野における専門家のレビュー
など
UGCの特徴
UGCの特徴として、基本的にコンテンツの獲得に費用がかからない事が挙げられます。
近年、多くのユーザーが情報収集に活用するツールのSNS上にUGCが投稿されることでユーザー間で購買行動に刺激を与えたり、情報共有がなされるようになりました。
そのため、サービス・製品の訴求を目的にした広告を活用せずとも、結果的に訴求効果を与えられる見込みがあることもUGCの特徴と言えます。
UGCとCGMの違いとは
一般ユーザーが生み出すコンテンツを指す「UGC」に対し、「CGM」は一般ユーザーの参加によって作成されていくメディアを指します。
また、CGMは「Consumer Generated Media」の略称で。日本語で「消費者が生成するメディア」と訳されます。
具体的に、クチコミサイト・ナレッジコミュニティ・SNS・キュレーションサービス・BBSポータル等が該当し、代表例には価格.com・食べログ・Yahoo!知恵袋・Facebook・Twitter・NAVERまとめ・2ちゃんねる等が挙げられます。
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内容
・世の中の潮流 UGCが求められる理由
・UGCがもたらすメリット
・UGC創出手段の例
・UGC創出する際に注意すべきこと
・UGCを創出したら、目的は達成?
・UGCマーケティングで成果を上げるコツ
・ステルスマーケティングの遵守には専門知識が必要
・UGC戦略を安全、かつ費用対効果を上げるために
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オズモール&オズマガジンとは
オズモール&オズマガジンの魅力をSNS投稿を通じて発信する1400名のインフルエンサー組織「オズレポーターズ」。
ナノ~マイクロインフルエンサーを中心に1400名が所属し、そのうち約100名をトップレポーターに任命。
首都圏を中心に、イベントやプレス体験、日本全国のトラベルツアー、編集部の特集やプロモーション企画などに参加しています。
(※2024年3月まで「東京女子部」名称で活動)
オズモール&オズマガジンの特徴
◆『オズレポーターズ インフルエンサー』 プロフィール
年齢・性別:20~30代の女性が中心 ⇒ 平均36歳
未既婚:既婚57%、独身43%
居住地:東58%、神奈川14%、埼玉8%、千葉7%、その他13%
職 業:会社員50%、フリーランス22%、専業主婦8%、自営業8%、インフルエンサー事業5%、ほか
ユーザー・読者の属性
ターゲット:女性全般,社会人・OL,主婦(ママ)
オズモール&オズマガジンの強み・メリット
◆オズレポーターズができること
レポーター×編集者によるクリエイティブチーム
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1.基本プラン
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3.オズモールタイアップ付きプラン
4.雑誌タイアップ付きプラン
5.イベント(リアル・オンライン)プラン
6.各種オプション
各メニューの詳細は「活用事例」にてご紹介しております!
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2.UGCがマーケティング領域で重要とされている理由
下記、4点のポイントが挙げられます。
近年発生している爆発的な情報量の増加
21世紀に入り、スマートフォン・タブレットの普及やソーシャルネットワーキングサービスの活用拡大によって高品質なデジタルコンテンツを個人・企業問わず扱えるようになりました。
これに伴い、急激的に情報が増加、ユーザーにおける情報の取捨選別が必要となりました。
その結果、インターネット上で消費者のリアルな評価を確認できるUGCは「重要なコンテンツ」と認識されてるようになりました。
欲していない情報の広告訴求
広告ブロッカーというツールが必要とされるほど、広告に対して不信感を持つユーザーの増加が見受けられます。
理由は、広告の受け手であるユーザーが欲している情報と広告訴求している企業が伝えたい情報の間に大きな齟齬があるためです。
また、デジタル広告のコミュニケーションにおいては広告配信する企業側に最適化されており、受動的に広告を視聴するユーザーは不快感を抱いている方も少なくはありません。
この状況下で、ユーザーが能動的に情報獲得できるUGCは情報探索の際に数多く活用されています。
インプレッションに影響を与えにくい
デジタル広告・マーケティングにおいて、配信するプラットフォームごとにインプレッション獲得は不安定な傾向にあります。
理由は、プラットフォームごとに表示アルゴリズムの変更や広告入札額の競争が起こることがあるためです。
SEOでは、Google/Yahooのアルゴリズム変動によって検索結果の上昇・下落が発生したり、Facebookでは「エッジランク」と呼ばれているアルゴリズムによってオーガニックリーチの獲得が困難になることもありました。
他にもリスティング広告では、人気のクエリで広告入札をすると入札額が高騰し、CPAも同様に高騰してきます。
一方で、UGCはユーザーが能動的に獲得できるコンテンツで、プラットフォームの影響を受けにくいため、インプレッション獲得の有効的な手段となります。
SNS時代における消費者動向「ULSSASモデル」に適している
ULSSASとは、ホットリンクが提唱しているSNS時代における新しい購買行動のモデルの事を指し、頭文字の「U」は「UGC」の「U」を指します。
ULSSASはファネル形状ではなく、「フライホイール(弾み車)」の構造となっており、UGCの創出を起点としています。
具体的には下記のとおりです。
・
U:UGC
商品やサービスについてのSNS投稿
・
L:Like
「いいね!」等のUGCを見た消費者による反応
・
S:Search1
情報検討のためにプラットフォーム上にある一般ユーザーのUGCを検索
・
S:Search2
購買検討のために他のプラットフォームや媒体でUGCを検索
・
A:Action
良いと思った商品の購買・体験
・
S:Spread
購買・体験したものについての情報拡散
上記のサイクルが生まれ継続していくことで消費の促進をすることができるため、マーケティング領域において重要とされています。
3. UGCを活用したマーケティング施策について
UGCマーケティングとは
UGCマーケティングとは、UGCの創出、収集、活用の流れでプロモーションを行うことで売上を向上させるマーケティング手法のことを指します。
近年では、SNSの急速な普及によりUGCマーケティングを活用する企業も増えてきています。
UGCマーケティングを取り組む際の着目ポイント
・現時点で自社商品・サービスのUGCは生成されているのか?
・マーケティング活用するだけのUGCは収集できているのか?
・UGCには取り組んでいるが、売上につながっているのか?PDCAは回せているのか?
UGCの創出方法
UGCとは一般的に「ユーザーが自発的に情報発信するコンテンツ」であるため、ユーザーが情報発信しやすい環境(題材に取り上げやすい商品の発売、イベントの開催、期間限定のサービス等)作りが重要となります。
・ハッシュタグの活用
SNSは、投稿にハッシュタグをつけることでそれぞれの投稿がカテゴライズされたり、同様のカテゴリに興味関心を持っているユーザーに見られやすくなります。
ユーザーが商品・サービスの投稿をする際にハッシュタグを活用しやすいよう企業のSNSアカウント等の情報発信時にハッシュタグを提示しておくことが重要です。
・創出されたUGCのリポスト・リツイートする
一般ユーザーによって創出されたUGCを企業の公式アカウントでリポストやリツイートすることで投稿したユーザーに喜ばれることもあり、その後定期的に商品・サービスについて投稿してくれることが見込めます。
また、そのUGCをみた他のユーザーが購入・サービス体験をし、新たに投稿をしてくれるといった効果も重ねて期待できます。
・発信したくなる体験の演出
商品の魅力によってユーザーの自発的なUGC創出を促すことも重要ですが、忘れられない体験や予想を覆すようなサービス提供することでもUGCにつながることがあります。
・UGCキャンペーンの実施
そもそもUGCのキャンペーンとは、指定された特定のハッシュタグをつけて投稿したユーザーに特典を付与することである一定の期間でUGCの創出を促す施策のことです。
UGCキャンペーンを実施することで、UGCの創出が見込めるので、新商品の発売・新サービスの開始・~記念・~周年記念など企業やブランドについてのキャンペーンやバレンタインデー・ハロウィン・クリスマスといったイベントについてのキャンペーン等につなげて販促や集客をすることも多いです。
UGCの収集方法
・メールを活用する。
商品を購入したユーザーやサービスを体験したユーザーに対して、レビュー記載の依頼をメールで送る手法があります。
また、文面記載の依頼だけでなく、UGCのタイプを指定し依頼することで異なる形態のUGCを収集することも可能になります。
・自社サイトやオウンドメディアを活用する。
再訪問のユーザーに向けて、自社サイトやオウンドメディア上にレビュー欄を設けることでUGCを収集する手法です。
また、レビュー記載依頼のメールと同様に、サイト上でもコメントだけでなくピクチャ画像なども投稿してもらえる仕組みづくりも重要です。
・SNSを活用する。
SNSのハッシュタグや位置情報機能等を活用し、自社商品・サービスのUGCを収集する手法です。
具体例として、Instagramならアカウントのメンションや位置情報等、Twitterならハッシュタグを活用して投稿されているUGCを探すことができます。
なお、SNS上に投稿されているUGCは著作権に関する問題がありますので、事前に利用許可を取る必要があります。
4.UGC生成を促進するために
UGC生成が促進されると、顧客に信頼感や親近感を与えたり、ユーザーの心理を読むことができるようになるため、商品開発や改善策のヒントになります。それでは、UGCを促進させるためには一体どのようなことが必要なのでしょうか。ここでは、UGCを促進するために必要なことを3つ紹介します。
既存顧客とのコミュニケーションを怠らない
まず、UGCを促進するためには既存顧客とのコミュニケーションを怠らず積極的に行うことが大事です。お店での接客、TwitterなどのSNS上でのやり取りや商品を顧客に送付する際の梱包の丁寧さなど顧客との様々なコミュニケーションがUGCを促進させるきっかけとなります。そのため、一つずつの顧客とのコミュニケーションでプラス体験を創り出す事が重要です。
SNS等でハッシュタグキャンペーンを行う
SNS等でハッシュタグキャンペーンを行うこともUGCを促進させるには有効的な施策です。例えば、Twitterでハッシュタグキャンペーンを行う場合、「指定したアカウントとそれに付随する特定の投稿をRTすると、抽選で××が当たる」などといったように、ユーザーが自発的にUGCを生成するように促すことが可能です。キャンペーンの企画や設計に工夫を施したり、インセンティブを用意したりと多少のコストはかかりますが、短期間で多数のUGCの生成を促進することができます。
インフルエンサーを起用する
SNSを活用する上で、情報発信力のあるインフルエンサーを起用することもUGCを促進するために有効的な方法です。インフルエンサーは多くのフォロワーを持ち、そのフォロワーたちはインフルエンサーの投稿に関心を持っているため、インフルエンサーを通じてブランド知名度を向上させることができます。そのため、ファンはインフルエンサーが使用しているものと同じものを使ってみたいという気持ちになり、同様の商品についてのUGCが促進されます。
ただ、注意してほしいのは「ステルスマーケティング」と呼ばれる現象にならないように対策をする必要があることです。ステルスマーケティングとは、企業から金銭での報酬を受け取っているのにもかかわらず、それについて明記しないで、宣伝を悟られずに良い口コミや評価を行う行為のことを言います。ステルスマーケティングをしてしまうことで、純粋な口コミや評判を参考にしたユーザーをだます事になってしまい、企業ならず業界全体の信用を損なう可能性があります。そのため、ステルスマーケティング対策として、「インフルエンサーとの関係性」「インフルエンサーへ提供した報酬」について明記するようにしましょう。
5.UGCの活用方法
・自社サイトやオウンドメディアに掲載する。
収集・獲得したUGCを自社サイトやオウンドメディアに活用することで、すでに商品の購買やサービスの体験を検討している顕在層やまだ検討段階にいない潜在層へのアプローチにも繋がります。
・SNSの公式アカウントでのリポスト・リツイートする。
UGC収集とともに活用の際にもSNSは効果的な活用に繋がります。
InstagramやTwitterをはじめ、自社の公式SNSを運用している場合は、ユーザーの投稿をリポスト・リツイートすることも有効的なUGC活用手法となります。
商品の愛用者やブランドファンの投稿を公式SNSでピックアップすることでロイヤリティの向上が見込めます。
また、公式アカウントが発信する情報に反応しないユーザーに対しても他のユーザーの投稿を通して、消費・サービスを認知してもらうことができるため、潜在層から顕在層・顕在層の購買につながる可能性があります。
6.UGCを活用した際のメリット
例として下記、5点のメリットがあります。
・ユーザー発信のコンテンツであるため、信頼や共感を得やすい。
・購買における意思決定の後押しになる。
・自社LPやオウンドメディアのクリエイティブとして活用できる。
・消費者のインサイトに残りやすい。
・ブランド認知度、ロイヤリティの向上につながる。
など
・ユーザー発信のコンテンツであるため、信頼や共感を得やすい。
消費者のリアルな声・レビューであるため、同じ消費者からの信頼や共感を得やすいという特徴があります。
また、UGCがあることで製品やサービスの利用シーンの可視化にも繋がり、消費者自身に利用シーンの想起をさせることができます。
・購買における意思決定の後押しになる。
上記の「ユーザー発信のコンテンツであるため、信頼や共感を得やすい。」で記載があるように、UGCは商品・サービスの利用シーンの想起や消費者の本心を発信している客観的なコンテンツであるため信用されやすくあります。
また、企業が発信する広告やPRで商品・サービスの魅力を伝えた場合は一方的なコミュニケーションになりやすいですが、UGCを活用するとユーザーが客観的なコンテンツとして閲覧することができるので、検討を安易にしユーザーの購買行動を後押しすることができます。
・自社LPやオウンドメディアのクリエイティブとして活用できる。
広告・マーケティング施策のチャネル多様化・複雑化によるクリエイティブ活用機会の増加を受け、企業におけるクリエイティブの需要が高まってきています。
また、それと同時に安定的なクリエイティブの確保も担当者の重要課題となっています。
そこでUGCを活用することで制作リソースをを抑えながら、施策に必要となるクリエイティブを確保することができます。
・消費者のインサイトに残りやすい。
UGCは一般ユーザーが活用するプラットフォームで情報発信されることが多いため、他の一般ユーザーの目に触れる機会が多くなる傾向があります。そのため訴求回数が増え、消費者のインサイトに残りやすくなります。
・ブランド認知度、ロイヤリティの向上につながる。
UGCが蓄積することで必然的に多くのユーザーの目に留まりやすくなり、認知度の向上が見込めます。また、ポジティブな内容のUGCが増えてくれば、ブランドに対してのエンゲージメントが向上してくることやUGC生成によって一般ユーザーからブランドファンへの昇華も見込めます。
7.UGCを活用した際のデメリット
例として下記、3点のメリットがあります。
・不正確な情報が発生してしまう。
・高品質なUGCの特定が難しい。
・収集に(時間的、人的等)コストがかかる。
など
・不正確な情報が発生してしまう。
UGCは一般ユーザーによって生成されたコンテンツであるため、作成者の主観や勘違いによって誤った情報が発信されてしまうことがあります。
そのため、世の中に発信されている自社へのUGCを把握し、分析しておく必要があります。
・高品質なUGCの特定が難しい。
任意で一般ユーザーが発信した情報には高品質なものからそうでないものも存在しており、高品質なUGCを特定するには多くのリソースを注ぐ必要があります。
UGCをマーケティング施策に活用する場合は、ハッシュタグや画像の添付必須等、あらかじめ投稿内容に条件を設け、生成されるUGCの品質確保が重要となります。
・収集に(時間的、人的等)コストがかかる。
UGC収集の方法として、まず挙げられるのはUGCが投稿されている検索エンジンやSNS等のプラットフォームにて特定のキーワードを検索し1つずつ視認で確認方法があります。
また、マーケティング施策の1つとして、ハッシュタグを指定しSNSにUGCを生成させる場合には該当のUGCを特定できますが、ユーザーが自発的に投稿したUGCである場合は特定のハードルが上がります。
8.UGCの活用時に気を付けること
UGCの著作権に対する対策
原則、一般ユーザーが投稿したUGCには著作権や肖像権がありますので、企業がUGCを活用する際には投稿者への利用許諾を得る必要があります。
ただ上記の許諾を必要しないケースとして、事前に二次利用の許可が取れているUGCに関しては、必ずしも利用許諾を取る必要はありません。
ECサイトや企業・サービスのLPにUGCを活用する場合も多く、FacebookやInstagramには投稿をサイトに埋め込むための機能もあります。
埋め込みについての是非は多くありますが、「Instagramの埋め込み機能は画像利用の権利を許可するものではない」というメタ社(旧Facebook)の見解が示されているので、原則としてUGC投稿者への利用許諾は必要であると考えられます。
ステルスマーケティングへの対策
ステルスマーケティングとは俗にいう「ステマ」と呼ばれるもので、企業から広告・PRの一環として金銭の取引があるにもかかわらず、その明記をせずレビュー・投稿をして評価を行う行為の事を指します。
UGCマーケティングにおいても、企業と投稿者の関係性の明記なく投稿することはステマに部類され、UGCを閲覧したユーザーへのネガティブな印象を与えてしまうため、関係性の明記は必須となります。
インフルエンサー等を活用したUGCであったとしても、素直に商品・サービスへのレビューを記入してもらうことで閲覧者への納得感を与えることができるため、UGCマーケティングの際には純粋な評価を記入してもらうことが重要です。
UGCにおける薬機法(薬事法)への対策
そもそも、薬機法とは「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」で、製品の製造・販売・安全対策までを規制対象とし、その指標の適正化を目的としたものです。
UGCマーケティングの施策によって生成されたUGCだけでなく、自然発生的なUGCであったとしても、企業がLPや広告のクリエイティブ素材として活用した時点で、法的にそのUGCは企業の表現物として扱われ薬機法の対象となります。
そのため企業がUGCを活用する場合には薬事法に違反していないかを十分に注意する必要があります。
例として、飲料水や飲食物において、根拠がないにもかかわらず、その製品を摂取することによる効能の示唆をすることなどが薬機法に反するものとして挙げられます。
ネガティブレビューへの対応
UGCには商品やサービスに対して前向きな意見「ポジティブレビュー」がある一方で、後ろ向きな意見「ネガティブレビュー」が一定数発生します。
一見、ネガティブレビューは評価にマイナスな影響を与えると考えられがちですが、下記3点のメリットもあります。
・UGCに対する信頼度が上がる。
昨今、先ほど記述したステマのようにフェイクレビューが取り沙汰され問題となっています。そのため、過剰に良い評価のUGCばかりがあるとユーザーに不信感を与える可能性もあり、少量のネガティブレビューが存在することでユーザーへ信頼感を与えるきっかけにもなります。
・購入において適切な理解が得られる。
購入した商品に対して「思ったより大きいor小さい」等のコメントも購買検討者があらかじめ見れることで、納得した購入に繋がりやすくなります。
・真摯な対応によって信頼回復の機会に繋がる。
ネガティブレビューが投稿された場合でも、原因と解決策を明記し真摯な対応を示すことで信頼の回復に繋がる可能性があります。
そのため、ネガティブレビューが発生したとしてもその後どのように対応するのかが重要になります。
9.UGCが出やすい商材と出にくい商材
UGCを促進したいと考える上で、出来ればUGCが出やすい商材について知りたいという方もいると思います。ここでは、UGCが出やすい商材と出にくい商材についてそれぞれ紹介していきます。
UGCが出やすい商材
UGCが出やすい商材は、何でしょうか。UGCが出やすい商材としては以下のようなものが挙げられます。
- 人におすすめしやすいもの
音楽やお菓子、ゲームなど比較的人におすすめしやすいものです。
- 自己表現しやすいもの
ファッションや化粧品など、いわゆる「映えるもの」です。
- 物理的に存在し、投稿しやすいもの
商品が、物理的に存在していれば、SNS等に投稿してもらえる機会も得やすいです。
UGCが出にくい商材
UGCが出にくい商材は、何でしょうか。UGCが出にくい商材には以下のようなものが挙げられます。
- 情緒的価値が薄いもの
例えば、乾電池やゴミ置き場のように、日常的過ぎて極端に会話に出にくい商材のことです。
- コンプレックス商材
誰にも知られたくないものや薦めること自体が失礼に当たる商材です。
- 手に取る人が少ないもの
世界に5台しかない車のように、極端に手に取る人が少ないものはUGCが生まれにくいです。
10.UGCのインスタ活用方法とは?
UGCのインスタ活用方法とは?
UGCをリポストする
ユーザーがインスタグラム上に投稿したコンテンツをリポストして、企業アカウントに集約していく手法です。
この手法は運用にかかるコストを削減できますが、2つの留意すべき事項も挙げられます。
1つ目は、企業アカウントで活用するのに十分なUGCを確保できるかということです。仮に十分量を確保できない場合、計画とは異なった投稿頻度となってしまうことが考えられます。
また、投稿内容についてもUGCの前提条件として、一般ユーザーが作成するコンテンツであるため、企業側で投稿内容を操作することが困難です。そのため、インスタグラムのリポスト機能を活用する際は、前述した事項を留意し、計画を立てる必要があると考えられます。
UGCを自社コンテンツと併用する
ユーザーがインスタグラム上に投稿したコンテンツを自社サービスのキャンペーン等と重ね合わせて活用する手法です。
すでに作成されたコンテンツを活用するわけでないため、自社でクリエイティブを作成する必要があります。その一方で企業側が主導となるため、コンテンツ発信のコントロールをすることができます。
11.UGCのインスタ活用事例
サッポロビール株式会社 事例

こちらはサッポロビール株式会社のインスタグラムを活用したキャンペーン事例です。
企業のインスタグラムをフォローしているユーザーがキャンペーン対象商品とともに過ごしている様子を撮影し、指定KWのハッシュタグをつけ投稿することで応募が完了となります。
当選者は30名に設定され、対象商品のビールを当選者は1ケースもらえるというキャンペーンでした。
サッポロビール株式会社はこのようにして、対象商品に関するUGCを創出したことが考えられます。
画像参照元:
サッポロビール株式会社 至福の香りが当たる!キャンペーン
株式会社JTB 事例

こちらは株式会社JTBのインスタグラムを活用したキャンペーン事例です。
企業のインスタグラムをフォローしているユーザーが九州内の楽しかった旅先での写真に指定KWのハッシュタグをつけて、投稿することで応募が完了となります。
当選者は100名似設定され、当選者は九州特産品がもらえるというキャンペーンでした。
株式会社JTBはこのようにして、「#日本の旬九州」のプロジェクトに関するUGCを創出したことが考えられます。
画像参照元:
株式会社JTB Instagram投稿キャンペーン #日本の旬九州
12.UGCマーケティングの活用事例
EXPO観覧車合同会社 事例
「オオサカホイール」(観覧車)のプロモーションでInstagram、Twitter、TikTokを活用した事例があります。
フォロワー1000人~数万人のマイクロインフルエンサー・インフルエンサーを活用し、UGCを創出することで認知度の向上や直接の予約にも繋げることに成功しました。
実際に獲得したクチコミ例
「最高ですやん、!!僕も行きたい!」「エキスポの観覧車ってそんな素敵なの!行きたい、、、」「こんな観覧車いいな~東京にはないかな~」等
こういったUGCを活用することで他のマーケティング施策やLP等のクリエイティブ素材にすることができます。
株式会社アイズ(トラミー)事例
・化粧品系の事例
TikTokerを2名を活用し、同プラットフォーム内にUGCを創出し、約160万リーチを獲得。その後、広告素材として活用し、合計で約200万リーチの獲得に成功しました。
・清涼飲料の事例
30名にサンプリングとして清涼飲料を体験してもらい、合計33件のUGC投稿を獲得しました。結果は下記の通りです。
リーチ数: 約122,200 総いいね数:約5,300件、総コメント数:約90件
13.UGCマーケティングのまとめ
本記事ではUGCについて紹介させていただきました。
最後に改めてまとめさせていただきます。
UGCとは、メーカーやブランド等の企業ではなく、一般ユーザーが情報発信しているコンテンツの事を指し、具体的に、SNSでの投稿、個人ブログでの考察、クチコミサイト・ECサイト等でのレビューなどが当てはまります。
企業がUGCを活用する際のメリットとして消費者の信頼獲得につながる等が挙げられ、情報爆発が起きている現代において、企業ではない第三者目線での意見は消費・購買行動への後押しになりえます。
今後さらに情報が増え続ける現代において一般ユーザーが創出するUGCは広告業界において重要な位置づけであることが考えられますので、商品・サービスのプロモーションの際にはぜひUGCの活用したマーケティングも検討してみてはいかがでしょうか?
ライタープロフィール
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クチコミマーケティング 担当者株式会社アイズ
- 日本最大級のクチコミプロモーションサイト「トラミー」の運営の他に、インフルエンサーキャスティングに従事。InstagramなどのSNSを活用したクチコミマーケティングやインフルエンサーキャスティングを提供中。
クチコミマーケティングやインフルエンサーキャスティングに関するご相談はこちら
https://www.eyez.jp/kuchikomi-01/