販促の成功事例９選｜販促における主な施策や成功させるポイントを紹介

販促（販売促進）とは？

販促とは、販売促進のことで、顧客に商品やサービスについて知ってもらい、購買意欲に結び付けることを言います。まず、販促では知ってもらい認知度を高めること、そして購買まで持っていくことが大切です。
そして、売上に繋げるため、自社商品やサービスの魅力を伝え、競合との差別化を図る方法が販促では大切ですが、最近では、様々な販売促進が行われています。

販促の成功事例

１．EBiS

「エビス（EBiS）」は、美顔器、原液美容液の化粧品ブランドです。FacebookなどのSNSで動画広告を行い、「今日からできる簡単美容」などの美容法を動画でわかりやすく紹介しています。
白髪・増毛スプレーなどもbefore、afterを動画で紹介。動画広告や肌ケア商品のセット商品のセールキャンペーンなどもSNSで行って成功しています。季節ごとにキャンペーンを行うなど、SNSを上手に活用して販促を行っている事例です。

参考：EBiS

２．株式会社井野屋

株式会社井野屋は、革製品を製造販売する会社です。卸売りの割合を減らし、EC サイトを立ち上げ、より良い商品をターゲットに届けるための販促を行っています。
インターネットで検索して購入する人が多いため、知ってくれるきっかけとしてGoogle広告の検索広告、リスティング広告を導入。その結果、EC サイトの売上高が約 7 倍に増加し、店舗のない地域でも売上を伸ばすことができて成功しています。

参考：Google 広告の成功事例 : 革製品の製造販売

３．ゼスプリ

ゼスプリは、日本でのニュージーランド産のキウイフルーツの輸入・販売を行っています。このことを知ってもらうために、キウイフルーツのテレビCMを行っていて知っている人も多いでしょう。
心地よいメロディと必死に頑張るキャラクターが印象的で、2021年3月現在YouTubeでも700万回以上再生されています。
競争相手がない企業でもあるため、広告に対して多額の費用も捻出でき、マスメディアなどのCMに大きな予算も投じている例です。

参考：ゼスプリキウイフルーツ - 大地の恵みをギュッとひとつに

４．株式会社ひらまつ

レストランウエディングを手がける株式会社ひらまつは、Google 広告で動画広告などを活用して実績を挙げています。興味を持っている潜在層に、自社の魅力を伝えたことで、公式ページ全体の予約数 120% を達成しています。
少しの予算から、デジタル広告を試していき、効果を確かめながら成功へと導いている例です。

参考：Google 広告の成功事例 : レストランウエディング

５．コカ・コーラ

日本コカ・コーラ株式会社は2018年にBEAMSとコラボし、「い･ろ･は･す」を購入するとオリジナル商品がもらえるキャンペーンを実施しています。一定のポイントを集めると必ずオリジナル商品をもらえるため、多くの消費者の注目を集めて成功しています。
人気のブランドとのコラボによって、付加価値をプラスし、販促につながった例です。

参考：コカ・コーラ

６．三栄電子株式会社

三栄電子株式会社は、電子部品の専門商社です。コロナ禍で、展示会営業が難しくなったことから、新規顧客を開拓するため、Google広告の検索広告とディスプレイ広告を活用して成功しています。プル型営業を実現し、オンライン広告開始前と比較して商談件数を10 倍に増加させています。

参考：,Google 広告の成功事例 : 電子部品の専門商社

７．株式会社ベガコーポレーション

国内トップクラスの EC 家具ブランド「LOWYA」を展開しているのがベガコーポレーションです。Google ショッピング広告を利用してきましたが、競合他社の台頭などもあり、広告を分析し、フィードの改善を実施しました。ショッピング広告の商品データを充実させて成功しています。
インプレッションを大きく伸ばし、CTR も 42% の改善を実現できています。

参考：成功事例：ショッピング広告のフィードを改善し、CTR 42% アップを実現したベガコーポレーション

８．セゾン自動車火災保険

おとなの自動車保険、セゾン自動車火災保険では、ソフトバンクのギフトキャンペーンを行っています。「10周年記念もっとありがとうキャンペーン」では、３つの条件を満たす全ての顧客にケンタッキーフライドチキンと交換できるデジタルクーポンをプレゼントしました。
その結果、LINEの友だちを増やし、ID連携ユーザーの拡大に成功しています。

参考：セゾン自動車火災保険

９．ラド観光株式会社

ラド観光株式会社では、ソフトバンクのギフトを利用し、Webカタログギフトの特典付きツアーを実施しています。
ツアー参加者を増やすために、ギフトのURLを提供し、特典を効率的に渡して費用対効果の高い販促に成功しています。

参考：ラド観光株式会社

販促における主な施策

多くの企業が行っているように、販促における施策としては、マス広告以外にも、インターネット広告を出したり、最近ではSNS運用やキャンペーンを利用したり、体験イベントを実施したりすることなどが効果的です。様々な施策を参考にしてください。

１．マス広告を出す

広くユーザーに知ってもらう販促としては、マス広告を出すことも重要です。認知度拡大、新商品の発表やキャンペーンなどを知ってもらうには、マス広告で販促をする方法がいいでしょう。
新聞広告、雑誌広告、テレビ広告、ラジオ広告などは、費用は多くかかりますが、多くの人の目に留まりやすくておすすめです。

２．インターネット広告を出す

最近では多くの人が商品やサービスを利用する際に、ネットで検索をして調べてから購入することが多い傾向です。
そのため、インターネットに広告を出す販促はとても有効です。WebサイトやSNSなどのネット上に広告を出すと多くの人が見てくれるでしょう。また、インターネット広告の場合は、ターゲットを絞った広告ができるため、費用対効果も高い広告、販促が可能です。

３．SNS運用やキャンペーンを実施する

SNSを見て、商品やサービスを利用する人も増えていて、SNSの効果が幅広い世代で高くなっています。
SNS運用やキャンペーンを利用すると、あまり費用をかけずに効果的な販促ができておすすめです。有名なインスタグラマーなどからも紹介してもらうことで、多くの潜在層にアプローチできていい方法です。

４．体験イベントや実演イベントを開催する

体験イベントや実演イベントも、実際に利用したり見てもらったりすることで、商品やサービスの良さがわかってもらえておすすめです。
イベント開催までの期間や費用はかかりますが、ターゲティングができ、口コミなどでも広がりやすく大きな効果が得られます。

５．割引券やクーポンを配布する

割引券やクーポンを配布することで、利用や集客を目指す方法もおすすめです。期間限定の割引券やクーポンならば、特別感も増します。
割引券やクーポンならば多くの人にもらってもらえ、保存してもらえます。また、割引券やクーポンを配布する販促では、その効果もきちんと測定して分析する方法がおすすめです。

６．ノベルティを制作して配布する

ノベルティを制作して配布する販促もいい方法です。商品やサービスのブランディングができ、ファンを増やすことができます。その時でないと得られないような、オリジナリティのある、価値のあるノベルティを制作してみるといいでしょう。
制作費用は掛かりますが、ブランディングにはとてもいい方法です。

７．人気キャラクターとコラボする

人気キャラクターや他社メーカや商品などとコラボする方法も最近では多くなっています。コラボすることで、特別感が得られ、広く顧客を呼び込むことができておすすめです。
潜在客を呼び込めるメリットがあり、話題になって宣伝効果も抜群です。多くのメディアにも取り上げられていい販促になります。

販促を成功させるポイント３つ

販促を成功させる3つのポイントについても紹介します。まず、販促の目的やターゲットを明確にし、PDCAを回しながら販促を行うことが大切と言えますので、参考にしてください。

１．目的・ターゲットを明確にする

販促を成功させるためには、まず販促の目的やターゲットを明確にすることが大切です。それによって、どんな媒体で販促を行うのかが明確になっていいでしょう。
それぞれの媒体に特徴がありますので、広く知ってもらいたいのか、ブランディングしたいのかなどで媒体を選ぶことも大切です。

２．仮説・検証する

また、販促を行う際には、販促を行うことでの仮説を設定しておくことも重要です。商品やサービスの認知度や売上がどれだけ伸びるかなどの仮説を立てておいてください。
そして、その仮説がどれだけ達成できたのかを具体的に検証するようにしてください。検証によって、次の改善に活かすことができます。

３．利用し続けてもらうための機会を作る

そして、販促を行って、利用者が増えたならば、利用し続けてもらうための機会を作ることも大事です。利用者をフォローし、コミュニケーションを継続的に取っていくことがポイントです。利用者が商品やサービスのファンとして定着してくれるように工夫する必要があります。

まとめ

販促の成功事例を紹介し、具体的な様々な販促の施行方法についても見てきました。マス広告などのオフライン、最近多くなったオンラインのインターネットやSNSでの販促、体験イベントなど様々な販促方法があります。
それぞれの販促目的やターゲットを明確にすることによって、どんな販促を行えばいいのか最適な方法を選択するといいでしょう。仮説や検証もしながら、予算も考えて費用対効果の高い販促を行うのがおすすめです。自社の課題に合った最適の販促方法を選択することが大切です。