公開日:2024年05月10日 更新日:2025年07月03日
LinkedIn広告とは?特徴や広告費用、運用のコツなど詳しく解説!
目次
LinkedInとは?
LinkedInとは、2003年5月に始まったアメリカ初の世界最大級の
ビジネス特化型SNSです。
誕生以来、LinkedInはプロのビジネスマン同士の関係を育み、就職活動、人材スカウト、異業種交流、専門知識の交換など、さまざまな目的を叶えるプラットフォームとして利用されてきました。
また企業が自分たちのブランドをアピールしたり、求人を募集したり、優秀な人材を惹きつけたりする上でも重要なプラットフォームとなっています。
本名で登録し経歴を記入するという点でFacebookと似ていますが、LinkedInはよりビジネスプロフェッショナルなコンテンツが多く、プライベートな投稿やカジュアルなやり取りは少なめです。
まずはLinkedIn広告がなぜ今ビジネスで注目されているかを解説します。
LinkedIn広告がビジネスにとって重要な理由
LinkedInの特徴としては、世界200か国、10億人以上が登録していて、日本でも400万人以上が登録している点です。
2022年8月に300万人を突破した、僅か2年後の2024年8月には日本でのユーザー数は400万人を突破しました。
今までのユーザー数増加率を考えると、ここ数年はとてつもないスピードでユーザー数が増えていることがわかります。
今後このペースで拡大が加速していくと思われますので、トレンドを抑えとくためにも、LinkedInの特徴を抑えときましょう。
ビジネスマン、ハイクラス層が利用
LinkedInの最大の特徴は、その利用者層にあります。
一般的なSNSと異なり、LinkedInは経営層、管理職、専門技術を有する技術者が集まるプラットフォームとして確立されています。
そのため、
B2B製品・サービスを契約する意思決定権を持つ層に直接アプローチができるという特徴があります。
次に自身のキャリアアップを目指す中堅層や、キャリア志向の高い若手層も積極的に利用しています。
他にもAIエンジニア、DXコンサルタントといった特定の専門分野のエキスパートだったり、外資系企業出身者や海外勤務経験といった国際的なキャリアを持つ人材など
他の転職サイトではまず見かけない
、高い専門性と信頼性のあるハイクラス人材層にアプローチできます。
細かいターゲティングが可能
LinkedIn広告は他のプラットフォームにはないターゲティングオプションを持っています。
職業に基づいて人々をターゲティングする点で、LinkedInのターゲティングの方がはるかに優れている領域がいくつかあります。
LinkedIn広告では会社の業界や規模といった標準的なオプションだけでなく、会社の成長率や収益といったレベルでもターゲティングできます。
人に対しては出身校でターゲティングできるのはもちろん、大学で何を専攻したのか、大学院まで進んで修了したのかまでもターゲティング可能です。
これらのオプションは一部META広告(Facebook広告)などの他のプラットフォームでも利用できますが、あまり正確ではありません。
これは、ほとんどの人がFacebookに自分の仕事や会社を記載していないか、あまり頻繁に更新していないためです。
ただし、LinkedInは多くの人がオンライン履歴書・自分の専門性のアピールの場として使っているので、通常は最新の情報が掲載されています。
つまりデータは非常に正確で、職名、会社または業界、経験年数から簡単に人を見つけることができます。
しかし、それだけではありません。
プロフィールのより詳細な部分に基づいてターゲットを設定することもできます。
これにより、届けたいユーザーにダイレクトに広告を届けることができます。
質の良いリードが獲得できる
LinkedIn広告の最大の強みは、ビジネス意思決定者を中心とした質の高いリード獲得が可能である点です。
一般的なデジタル広告プラットフォームと異なり、LinkedInでは詳細なターゲティング機能を活用し、業種、企業規模、役職、スキルなど、複数の条件を組み合わせた精密なセグメンテーションが実現できます。
このような高度なターゲティングにより、自社製品・サービスに関心を持ち、かつ購買決定権を持つ層に直接アプローチすることが可能になります。
結果として、コンバージョン率の高い質の良いリードを効率的に獲得できるのです。
特に、リード獲得コストを重視するB2Bビジネスにとって、LinkedIn広告は高い費用対効果を発揮します。
また、LinkedInのリード獲得フォームを活用すれば、ユーザーのプロフィール情報が自動入力されるため、入力の手間が省け、フォーム完了率が向上します。
これにより、潜在顧客の詳細な情報を獲得しながら、質の高いリードの創出が促進されます。
このように、LinkedIn広告は単なる認知拡大だけでなく、販売につながる具体的な成果を生み出す効果的なマーケティングツールとなっているのです。
業界のソートリーダー(思想的なリーダー)になれる
LinkedIn広告の活用は、経営者や企業が業界内でのソートリーダーシップ(思想的リーダーシップ)を確立する上で極めて効果的な手段です。
ソートリーダーとは特定の分野で豊富な知見と専門性を有し、洞察力に富んだ、発言力もある業界の第一人者のことです。
専門性の高いコンテンツを適切なターゲットで広告配信することで、自分たちの専門知識と先見性を市場に示すことができます。
LinkedIn上のユーザーは専門的なスキルを高めるのに役立つ、教育的かつ有益なコンテンツを求めています。
こうした高品質なコンテンツは、単なる商品宣伝ではなく、業界課題の解決策や最新トレンドの分析を提供することで、ユーザーに本当の価値をもたらします。
結果としてソートリーダーとなった企業や経営者は
「単なるサービス提供者」から「信頼できる業界の専門家」へと位置づけが変化します。
これは特に長期的な顧客関係が重要なBtoB分野において、競合他社との差別化を図る重要な戦略となります。
他の広告プラットフォームとの比較
ビジネスにおいて、ソーシャルメディア広告分野を比較します。
日本でもビジネスSNSとして代表的なのはFacebookです。
みなさんも会社の同僚や先輩、大学時代のゼミの友人といったリアルな関係性の人と繋がっているのではないのでしょうか。
ただまず重要なのは、FacebookとLinkedInのユーザー層は非常に異なるということです。
ビジネスでより良い決定を下すためには、これらの違いを理解することが極めて重要です。
Facebookは非常に大規模なSNSであり、あらゆる層から集まった30億人以上のユーザーおり、日本でも2,600万人以上のユーザー数がいます。
20代後半から高齢者までの多様な人々にアプローチができる貴重な場所です。
一方,LinkedInは、世界で10億人以上、日本で400万人以上のユーザーを抱える、よりターゲットを絞ったプラットフォームです。
日本でのユーザー数を比較すると1/6以下です。
しかし経営者、専門家、求職者、採用担当者、企業が集まる「デジタルなビジネス交流会」のような存在であり、キャリアやビジネス志向の人々に特化しています。
そのためBtoBマーケティングやリード獲得を目的としてLinkedInを活用するのは良い選択肢だと言えます。
ターゲティング
LinkedInとFacebookは、それぞれ独自の方法でオーディエンスにリーチできます。
Facebook広告は、年齢や性別などの人口統計や興味関心に基づいてターゲティングできます。
一方、LinkedIn広告は、仕事やビジネスに関する項目に焦点を当てており、職務、業種、出身校、企業名などの条件でターゲティングが可能です。
費用
両プラットフォームとも予算を柔軟に設定できますが、費用面では異なります。
Facebookの広告は、幅広いユーザー層にリーチできることから比較的低コストであることで知られています。
一方でLinkedIn広告は、コストが高めですが、
その分ROI(投資利益率)も相対的に高くなります。
これは、LinkedInがBtoBマーケティング、リード獲得、見込み客の開拓、BtoBセールスを目的としたビジネス特化のプラットフォームだからです。
LinkedIn広告の最大の利点は、極めて特定のターゲット層にアプローチできるため、費用対効果が非常に高いことです。
コンテンツの傾向
それぞれのプラットフォームでユーザーが求めているものを知ることも重要です。
Facebookのユーザーは楽しみながら新しい情報を発見することに関心があります。
そのためコンテンツはライフスタイルや食べ物から政治や趣味まで幅広いテーマを扱います。
それに対し、LinkedInユーザーは求人情報やキャリア育成に役立つ知識、業界ニュース・トレンド、専門知識など、プロフェッショナルな情報により強い関心を持っています。
そのため、FacebookとLinkedInの広告でどちらを利用すべきか決める際は、自社のビジネス目標をよく考えてください。
自社ブランドを業界リーダーとして確立したい場合は、LinkedIn広告が最適です。
一方、多くの人々に商品を販売したいなら、Facebookが適しています。
どちらに投資すべきか決定する際は、自社のメインターゲットがどのような層かを理解し、ターゲットオーディエンスに最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。
料理や、インテリア雑貨やフィットネスなど、一般的な消費者が関心を持つ分野でビジネスをしている場合は、Facebookが最適です。
一方、自社のターゲットオーディエンスが企業の経営幹部や意思決定者、業界に特化した情報を求めるビジネス層であれば、LinkedIn広告のほうが、より関連性が高く集中した配信ができます。
また、自社のブランド認知度も重要なポイントです。
まだ始めたばかりで自社の知名度を高めたいならFacebookが最適ですが、既に確立され、BtoB企業で顧客との関係性を強化したいなら、LinkedInが有利です。
LinkedIn広告が向いているケース
ターゲット層がBtoBサービス
LinkedIn広告はターゲット層がBtoBサービスの場合に最適です。
LinkedInは企業の経営者や役員、意思決定者など、ビジネスの中核を担うユーザーが多く集まるため、BtoB領域で高い訴求力を発揮します。
また、役職、業界、企業規模などの細かなターゲティングが可能なため、自社のサービスに最も関心を示す可能性が高い層に直接リーチできます。
特にITソリューション、人材採用、コンサルティング、専門的な業務支援サービスなど、専門性や信頼性が求められるサービスの認知向上やリード獲得に効果的です。
求人広告
LinkedInの求人広告は、一般的な求人サイトには掲載されないようなハイクラス人材へのリーチを可能にします。
LinkedInには他の求人媒体では接触が難しい優秀な人材が集まっています。
特に専門的なスキルや豊富な実績を持つエグゼクティブ人材や業界のエキスパートなど、
転職市場に積極的に出ない「潜在層」へも効果的にアプローチできます。
LinkedInの特徴は、単に求人情報を掲載するだけでなく、求職者の現在の勤務先、役職、スキル、実績など、詳細な情報を元にターゲティング可能な点にあります。
そのため、自社の求める条件に適合した人材をピンポイントで探し出し、質の高い候補者と効率よくマッチングできるのです。
また、LinkedInに登録するユーザーは基本的にはキャリアに対する意識が高く、オンライン履歴書として自身のプロフィールを充実させているため、採用担当者が事前に求職者の経験や能力をしっかりと把握でき、採用ミスマッチのリスクも軽減されます。
求人難易度が高い経営幹部や専門職、グローバルで活躍しているバイリンガル人材など、企業の成長を牽引するキーパーソンを採用したい場合、LinkedInの求人広告が効果を発揮します。
セミナー・ウェビナー広告
LinkedInのセミナー・ウェビナー広告は、ビジネスの成長を支える質の高い見込み顧客を効率的に集客できます。
特にビジネス系イベントでは、参加者の質が集客の成果に大きく影響します。
LinkedInは経営者や役員、管理職層を中心に、業界の最新情報やスキルアップに対して意欲的なユーザーが多く集まっているため、自社イベントへの関心や参加意欲が高い層にダイレクトに訴求できます。
また、LinkedInは業種、役職、企業規模、スキル、キャリアレベルなど、細かい条件を指定したターゲティング広告が可能です。
そのため、自社イベントの内容に最も適したユーザーを正確に集客でき、質の高い参加者による効果的なリード獲得が実現します。
特に専門性が高いウェビナー、BtoB向けのセミナーやワークショップなど、知識や意欲の高い参加者を求めるイベントとの相性は抜群です。
さらに、LinkedInのイベント機能を活用すれば、イベントページで参加者同士が事前に交流したり、イベント後のフォローアップを行うこともできます。
これにより、単なる集客に留まらず、継続的な顧客育成や商談創出へとつなげやすくなります。
LinkedIn広告は、質と成果を重視するビジネスイベントの集客に最適な広告手法です。
ブランドに人間味を与えたい場合
LinkedIn広告はブランドに人間味を与えたい場合にも最適です。
特に「ソートリーダー広告(Thought Leader Ads)」を活用すれば、会社の経営者や主要メンバーを巻き込み、その専門知識や個人的なストーリーを魅力的なマーケティング材料として発信できます。
これにより、企業が単なる「法人」としてではなく、専門性を持った人間の集団として認知され、ターゲット層との親近感が生まれやすくなります。
ソートリーダー広告では、自社の経営者やスペシャリストが直接、業界のトレンド、知見、実務に役立つノウハウなどを共有します。
そのため、発信者自身が業界内のインフルエンサー的な立場を獲得し、リーダーシップを示すことが可能になります。
継続的に価値のある情報発信を続けることで、潜在顧客に対して「信頼できる専門家」としての認識を高め、自社ブランドに対する信用度を大幅に向上させることができます。
さらに、企業としてだけでなく、人間としての個性や専門性を伝えることで、顧客はブランドとの心理的なつながりを感じやすくなります。
結果として、単なる製品やサービスの提供を超えた長期的な関係構築にもつながります。
ソートリーダー広告を通じて人間味のあるメッセージを届けることは、ブランドを深く印象付け、競合他社との差別化にも役立ちます。
LinkedIn広告が向いていないケース
ターゲット層がLinkedInであまり活動していない
LinkedIn広告はターゲット層がLinkedIn上で活発に活動していない場合には適していません。
例えば
、医師や弁護士・税理士などの士業は、専門性が高く独自のコミュニティ内で情報収集や交流を行う傾向が強く、LinkedInの利用頻度が比較的低い傾向にあります。
同様に、
行政機関や自治体関係者もLinkedInより独自の業界媒体やオフラインでの交流を好むケースが多く、LinkedIn広告での訴求は効果が薄くなりがちです。
また、エンタメ業界についても同様で
アーティスト、クリエイター層はInstagramやTikTokなどの、より視覚的で拡散性の高いSNSを利用する傾向が強いため、LinkedInでは十分な反応が得られないことが多いです。
結果として、こうしたターゲット層に対してLinkedIn広告を出稿しても、広告費用に対して得られる成果(ROI)は限定的になりやすく、費用対効果が低下してしまいます。
そのため、LinkedIn広告を検討する際は、自社のターゲット層がLinkedIn上で実際に活発に情報収集やコミュニケーションを行っているのかを事前に確認することが重要です。
ターゲットの活動が少ない場合は、他のプラットフォームを検討した方が高い広告効果が高いです。
ターゲット層が明確でない場合
ターゲット層が明確に定まっていない場合、LinkedIn広告は非効率かつ高コストになりやすいため不向きです。
LinkedIn広告の強みは、職業や役職、業種、スキルなどを細かく設定し、精度の高いターゲティングが可能なことです。
そのため、「誰に広告を届けたいですか?」と質問された際に、「ビジネスをしていて、何かをオンラインで販売している人なら誰でもターゲットになり得る」といった曖昧な回答になる場合、実際にはターゲット層が明確になっていないことを意味します。
ターゲットを具体的に絞り込めない状態でLinkedIn広告を運用すると、幅広いオーディエンスに広告を配信する必要が生じます。
その結果、不要なユーザーにも広告が表示されてしまい、クリック率が低下し、広告の関連性も下がります。
LinkedInはもともと広告単価が比較的高めのプラットフォームであるため、ターゲティングが曖昧だと、無駄なクリックや表示回数が増加して広告費用ばかりがかさみ、十分なROIを得られません。
そのため、LinkedIn広告を利用する際には、
自社が広告を届けたい具体的なユーザー像(役職、業界、企業規模、関心事など)を明確にすることが必須です。
ターゲットが不明確な場合は、まずはオーディエンスを絞り込むことから始めるべきです。
Linkedinの企業ページにまだコンテンツが少ない
LinkedIn広告を運用する前に、まずは
自社のLinkedIn企業ページをある程度整えておくことが大切です。
なぜなら、広告を見たユーザーはあなたの会社に興味を持ち、より詳しく知りたいと思って企業ページを訪れることがよくあるからです。
そのときに、フォロワーがほとんどいなかったり、投稿が全くなかったり、会社情報がほぼゼロの状態だったりすると、せっかくの広告も逆効果になってしまい、良い印象を与えられません。
LinkedIn広告の目的は、ターゲットユーザーの関心を引き、信頼を獲得し、最終的にはビジネスへとつなげることです。
しかし、訪れたユーザーが企業ページを見た際にコンテンツが不足していると、会社の信頼性や実績について疑念を抱かせる可能性があります。
そのため、広告を開始する前に、企業ページのフォロワーをある程度増やし、最低でも数件の質の高い投稿を掲載しておくことをおすすめします。
また、経営者や主要メンバー個人のLinkedInページも充実させておきましょう。
経営者が質の高いコンテンツを定期的に投稿し、積極的に情報発信することで、業界内での注目度や信頼性が高まり、広告効果もより一層高まります。
LinkedIn広告を効果的に運用するためには、企業ページと経営陣個人のプロフィールを整え、しっかりとした「受け皿」を作っておくことが必要不可欠です。
顧客生涯価値(LTV)が 3万円以下のビジネス
LinkedIn広告は、顧客生涯価値(LTV)が3万円以下のビジネスには向いていません。
これはLinkedIn広告のクリック単価が200円〜500円と、他のプラットフォームと比べて比較的高額であることが理由です。
特に、B2Cや小売業、あるいは製品・サービスのLTVが3万円未満の小規模ビジネスの場合、広告費用に対して得られる収益が限定的になり、費用対効果が合わなくなります。
たとえば、1回のクリックに200円〜500円支払う場合、成約率が高くない限り、1件の顧客獲得にかかる費用(CPA)は容易に数千円〜数万円に達します。
その結果、LTVが低いビジネスモデルでは、広告経費が収益を圧迫してしまうリスクがあります。
特に消費者向け製品、小規模なオンラインショップ、単価の低いサービスなどの場合、LinkedIn広告を利用すると利益率が大幅に低下する可能性があるため、ROIが非常に低くなることが懸念されます。
こうしたケースでは、広告単価が低く、広く消費者層にリーチできるFacebook、Instagram、Xなどの他プラットフォームを検討する方が適しています。
LinkedIn広告を検討する際は、自社の顧客生涯価値(LTV)を明確に把握し、それに見合った広告プラットフォームを選ぶことが重要です。
LinkedIn広告の種類
LinkedIn広告には大きく分けて4種類の広告タイプがあります。
さらにそこから12種類の広告フォーマットに分かれます。
安心してください、これを読み終わる頃にはどの広告タイプが特定のニーズと目標に適しているかが明確にわかるようになります。
テキスト広告

テキスト広告は、LinkedInのホームフィード右側のサイドバーまたは下部に表示されるシンプルな広告です。
これは、ユーザーが広告が表示されることに見慣れている領域です。
そのため、他の広告形式よりもクリック率が低くなることがよくあります。
テキスト広告の規定
-
・見出し:
25文字
-
・広告の説明:
75文字
-
・画像:
100x100ピクセル
-
・リンク先URL:
自由
他のリスティング広告同様、英単語をすべて大文字で書くと広告が承認されない可能性があるので、事前にチェックしましょう。
テキスト広告は時代遅れの広告形式のように思えるかもしれませんが、
クリック率が低いことで、コンバージョン率が高くなる可能性があります。
またスポンサードコンテンツよりも費用がかかりません。
リンク先URLは自由に設定できるため、Youtubeのサービス紹介動画に誘導することもできます。
スポンサードコンテンツ
スポンサードコンテンツとしては、シングル画像広告、カルーセル広告、動画広告、シングル求人広告、イベント広告、ドキュメント広告、クリックトゥメッセージ広告があります。
スポンサードコンテンツはネイティブ広告の形式のため、広告主からの人気があります。
シングル画像広告

最も人気のある広告フォーマットです。
LinkedInフィードに表示される基本的な広告タイプで、画像、その上の紹介テキスト、見出し、および行動喚起(CTAボタン)が含まれます。
シングル画像広告の規定
-
・掲載場所:
ホームフィード、LinkedInパートナーネットワーク
-
・画像サイズ:
1200 x 627ピクセル (推奨)
-
・ファイルサイズ:
5MB
-
・ファイルタイプ:
JPG、PNG、GIF
-
・テキスト:
広告名は最大255文字、見出しは最大70文字
導入テキストは最大150文字、説明文は最大70文字
-
・アスペクト比:
1.91:1
動画広告

LinkedIn動画広告は、ターゲットオーディエンスにリーチするための魅力的な手法です。
またユーザーが広告をクリックしたかどうかだけでなく、動画のどのくらいまで視聴されたか視聴完了率(25%、50%、75%、97%)を把握できます。
これに基づいてリターゲティングが可能です。
また、LinkedIn動画広告が優れているもう一つの理由は、ブランドに人間味を与える点です。
リターゲティング層に動画広告を使えば、自社のチームや日常の活動を紹介することができ、以前Webサイトを訪れた人に対して親近感を持ってもらい、記憶に残りやすくなります。
動画広告の規定
-
・掲載場所:
ホームフィード、LinkedInパートナーネットワーク
-
・アスペクト比:
16:9、1:1、9:16
-
・ファイルサイズ:
最大200MB
-
・ファイルタイプ:
MP4
-
・長さ:
最短3秒~最長30分
-
・解像度:
480p ~ 1080p
-
・寸法:
最大1920×1080 ピクセル
-
・テキスト制限:
広告名は最大255文字、見出しは最大200文字
導入テキストは最大600文字(推奨150文字以内)
カルーセル広告

LinkedInのカルーセル広告は、複数の画像が横に並んでいてスクロールできるタイプの広告です。
それぞれのスライドに独自の見出しやボタンがついていて、別々のリンク先に誘導することができます。
カルーセル広告をサービスを認知すらしていない潜在顧客向けに表示するのはあまりおすすめしません。
その一方で、自社の提供するサービスや商品のさまざまな側面を連続したストーリーで見せるのにはとても効果的です。
スワイプ可能なコンテンツによりユーザーのインタラクションが増加し、エンゲージメント率が高まります。
LinkedInカルーセル広告は、例えばアパレルブランドのように複数の商品を持つECサイトにとって非常に効果的です。
ユーザーが特定の商品を見にそのサイトを訪れた後、リターゲティング広告としてカルーセル広告を表示させ、売れ筋商品5つを見せるような形です。
それぞれの画像をクリックすると、その商品ページに直接飛ぶようになっています。
LinkedInカルーセル広告は、BtoBサービスでも応用できます。
カルーセル広告で顧客の声を紹介する方法は有効です。
カルーセル広告の規定
-
・掲載場所:
ホームフィード、LinkedInパートナーネットワーク
-
・画像サイズ:
1080 x 1080ピクセル
-
・ファイルタイプ:
JPGまたはPNG
-
・ファイルサイズ:
最大10MB
-
・カードの数:
カルーセルあたり2~10枚
-
・テキスト制限:
広告名は最大255文字、紹介文は最大255文字
各カルーセルカードの見出しは最大45文字
イベント広告

LinkedInイベント広告は、ユーザーのフィード上でイベントを宣伝するために設計された広告です。
この広告では、ウェビナーのタイトル、企業名、イベントの時間などの基本的な情報に焦点を当てています。
LinkedInでイベント広告を作成するには、まず自分のページにLinkedInイベントを作成する必要があります。
参加者数が多いイベントは、それだけで魅力的に見えますし、信頼性や社会的証明(ソーシャルプルーフ)が増します。
またイベントに参加したユーザーは、今後のマーケティングにおいて価値あるリターゲティング対象になります。
LinkedInイベント広告は、
広告とコミュニティ形成を融合させたもので、エンゲージメントやリード獲得において非常に効果的な戦略です。
イベント広告の規定
-
・掲載場所:
ホームフィード、LinkedInパートナーネットワーク
-
・画像比率:
4:1(イベントページから取得)
-
・テキスト制限:
イベント名255文字、紹介テキスト600文字
ドキュメント広告

LinkedInドキュメント広告は、コンテンツをLinkedInフィード上で直接共有するための広告です。
ユーザーはプラットフォームを離れることなくドキュメントを閲覧・ダウンロードすることができます。
業界の知見を共有する資料や有益なリソース、教育的コンテンツなどを提供することで、ターゲット層に高いエンゲージメントを実現できます。
認知向上と信頼構築:専門的なコンテンツを共有することで、業界内でのリーダーシップを確立し、オーディエンスとの信頼関係を築くことができる。
高品質なリード獲得:LinkedInのリード獲得フォームを使用することで、興味を持ったクリックを質の高いリードに転換することができます。
ドキュメント広告の規定
-
・掲載場所:
ホームフィード、LinkedInパートナーネットワーク
-
・ファイル形式:
PDF、.doc、.docx、.ppt、.pptx
-
・ファイルサイズ:
最大100MB
-
・ページ数:
10ページ以下(推奨)
-
・テキスト制限:
広告名は最大255文字
ヘッドラインは最大70文字、紹介文は150文字以内
クリックトゥメッセージ広告

2023年に導入された新しい広告フォーマットです。
シングル画像広告と会話広告、2つの広告形式を組み合わせたようなもので、ターゲットユーザーと関わる刺激的で効果的な方法を生み出します。
シングル画像広告のシンプルさと会話広告のパーソナライズの部分を併せ持っています。
会話広告については後ほど紹介しますが、最大の違いは掲載場所がニュースフィードであるということです。
広告をクリックすると広告主にメッセージを送信する画面が開きます。
クリックトゥメッセージ広告の規定
-
・掲載場所:
LinkedInのニュースフィード
-
・画像(バナー):
JPG、PNG、GIF(最大5MB)
-
・テキスト:
画像広告の名前は最大255文字、紹介テキストは600文字以内
会話名最大255文字、件名は60文字
フッターは最大20,000文字、応答メッセージは各8,000文字以内
ソートリーダー広告

ソートリーダー(Thought Leader)とは特定の分野で豊富な知見と専門性を有し、洞察力に富んだ、発言力もある業界の第一人者のことです。
しかしこれは広告というよりは宣伝目的の投稿です。
CTAボタンや紹介文、見出しは必要ありません。
宣伝したい特定のオーディエンスにターゲティングしましょう。
従来の広告ではなく、通常の個人の投稿に似ているため、メッセージをより効果的に伝え、信頼性を高めブランドに人間味を与えられることができます。
ソートリーダー広告の規定
-
・掲載場所:
LinkedInニュースフィード
-
・画像形式:
JPG、PNG、GIF
-
・ファイルサイズ:
最大5MB
-
・画像サイズ:
最大7680 × 4320ピクセル
-
・アスペクト比:
1.91:1(推奨) 1:1、4:5
-
・テキスト制限:
広告名は最大255文字
見出しや紹介文は追加編集不可(投稿の元の作成者が設定)
シングル求人広告
LinkedInシングル求人広告はニュースフィードに直接表示される求人広告です。
求人掲載に投稿した求人情報を宣伝できます
シングル求人広告
-
・テキスト制限:
広告文255文字、紹介文150文字(PCは600文字)
-
・掲載場所:
LinkedInのニュースフィード
スポンサードメッセージ
スポンサードメッセージには、メッセージ広告、会話型広告の種類があります。
表示場所としては、メンバーが LinkedIn アカウントにログインした時にメンバーのデスクトップ版に表示され、またスマホやタブレットでも LinkedIn メッセージに表示されるため目立ちます。
高いエンゲ―ジメントが見込めます。
会話型広告

ターゲット ユーザーに近づき、個人的にアプローチするには、DMに滑り込むのが一番です。
会話型広告は、受信者にとってパーソナルな情報があれば無視しにくいものです。
この広告が優れている点はDM欄にメッセージが届く形式で、あたかも個人のLinkedInアカウントから送られてきたかのように見えます。
スポンサードInMailとして表示され、メッセージ本文の後に複数の選択肢が表示され、ユーザーはそれらから一つを選ぶ形になります。
選択肢ごとにURLに遷移させたり、返信メッセージを表示させたりすることができます
たとえば、「こんにちは、○○さん。あなたは株式会社○○でマーケティングのマネージャーですよね。弊社のWebサイトをご覧になっていたようですが、ご質問はありますか?」というメッセージに対して、
「もう一度見てみる」「短いデモを見る」「面談を予約する」といった選択肢が用意され、それぞれのボタンでウェブサイトや予約リンクへ誘導したり、別の回答を表示したりできます。
この会話型広告は、送信ごとに課金されるため、非常に精密なターゲティングが求められます。
よってインテントデータなど非常にパーソナルな情報を使って個別で具体的なメッセージを作成する必要があります。
会話型広告の規定
-
・掲載場所:
LinkedInメッセージ受信ボックス(特に「優先」タブ)
-
・画像形式:
推奨はJPG/PNG(GIFも使用可能)
-
・画像サイズ:
300 × 250ピクセル(推奨)
-
・ファイルサイズ:
最大2MB
-
・テキスト制限:
広告名は255文字
メッセージ件名は最大60文字、本文は最大8,000文字
-
・CTAボタン:
各CTAボタンのテキストは最大25文字まで
CTAボタンは1つのメッセージにつき最大5個
メッセージ広告

会話型広告とほぼ同じです。
唯一の違いは、会話広告には下部に複数の選択ボタンがあるのに対し、メッセージ広告にはランディングページに誘導するCTAボタンがひとつで、単純なメッセージのみが表示されることです。
メッセージ広告
-
・掲載場所:
LinkedInメッセージ受信ボックス(特に「優先」タブ)
-
・画像形式:
推奨はJPG/PNG(GIFも使用可能)
-
・画像サイズ:
300 × 250ピクセル(推奨)
-
・ファイルサイズ:
最大2MB
-
・テキスト制限:
広告名は255文字
メッセージの件名は最大60文字、本文は最大1500文字
-
・設定URL:
ランディングページURLは必須
-
・CTA:
CTAボタンは1つのみ、ランディングページにアクセス目的のみ
ダイナミック広告
ダイナミック広告には、スポットライト広告、フォロワー広告などがあります。
特徴としては広告視聴者自身の名前や写真、会社名を広告画面に反映して表示します。
これにより、ユーザーは自分と広告ブランドとの直接的なつながりを想像しやすくなります。
スポットライト広告

商品、サービス、コンテンツなどを強調表示します。
フィード右側に表示され、見込み客の名前とプロフィール写真でカスタマイズできます。
CTAボタンをクリックすると、すぐにランディング ページまたは Webサイトに移動します。
広告費は非常に安く、
ウェビナーの宣伝に効果的です。
CTAボタンに表示する内容やリンク先は自由に設定できます。
スポットライト広告の規定
-
・掲載場所:
LinkedInの右側レールに表示されるダイナミック広告枠
-
・画像(企業ロゴ):
100 × 100ピクセル(推奨)
-
・画像(背景画像):
300 × 250ピクセル
-
・画像形式:
JPGまたはPNG
-
・ファイルサイズ:
最大2MB
-
・テキスト制限:
見出しは最大50文字、広告文は最大70文字
会社名は最大25文字、CTAは最大18文字
-
・CTAボタン:
申し込み、ダウンロード、見積もりを見る、詳細はこちら
サインアップ、購読、登録、参加、出席、リクエスト デモ
フォロワー広告

LinkedInフォロワー広告は、ユーザーにLinkedInページをフォローしたり訪問したりするよう促すために使用されます。
ホームフィードの右側に表示される小さな広告で、カスタマイズ可能な数行のテキストがあります。
この広告は主に会社のLinkedInフォロワーを増やすことを目的としています。
テキストは非常に短く (上部に1文)、見込み客のプロフィール写真も表示されます。
ユーザーが既にフォローしている場合、CTAには「サイトにアクセス」と表示され、フォローしていない場合、CTAボタンは「フォロー」になります。
自社のWebサイトを一度も訪れたことのないユーザー客にLinkedInフォロワー広告を表示し、企業ページをフォローしてもらおうとしてもあまり効果はありません。
ユーザーが既に自社のWebサイトを訪問したことがある中で、フォロワー広告でそのユーザーを再度ターゲットにするのが効果的です。
フォロワー広告の規定
-
・掲載場所:
LinkedInの右側レールに表示されるダイナミック広告枠
-
・画像(企業ロゴ):
100 × 100ピクセル(推奨)
-
・画像形式:
JPGまたはPNG
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・ファイルサイズ:
最大2MB
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・テキスト制限:
広告見出しは最大50文字
広告文は最大70文字、会社名は最大25文字まで
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・CTAボタン:
事前に設定されたオプションから選択できます
他にもダイナミック広告にはダイナミック求人広告やコンテンツ広告といった広告フォーマットもあります。
LinkedIn広告の費用
LinkedIn広告の費用について詳しく紹介します。最近では、日本での利用も増えていますので、参考にしてください。
費用相場
1日あたり1万円、月間30万円が相場です。Web広告の費用相場は、20~50万円ですので平均的と言えます。また、実際にかかる費用は、予算規模やマーケティング戦略などでも異なってきますので注意してください。
課金方法
クリック課金と、インプレッション課金の2種類があります。課金方式は広告メニューごとにクリック課金とインプレッション課金方法の選択が可能です。
クリック課金は、求人への応募や商品・サービスへの問い合わせなど、コンバージョンの獲得を目的にした場合におすすめの課金方法です。LinkedIn広告でのクリック課金は、1クリック200~500円が相場です。ただし、他社の出稿状況や、商材のジャンルなどの条件によって異なります。
また、インプレッション課金は、多くのユーザーに見てもらいたい時に認知拡大のために有効で、他のSNS広告と同程度の数百円程度で可能です。
最低出稿金額
LinkedIn広告では、最低出稿金額が160円となっています。TwitterやFacebookでは、1円から出稿が可能ですので、最低出稿金額が高くなっているのが特徴です。
最低出稿金額は高いのですが、まだLinkedIn広告は認知度が低く利用者が少ないため、競合他社が多くありません。そのため、入札額による競争が少なく、実際には他の媒体よりも掲載費用を抑えられる可能性があるでしょう。
目的ベースの価格設定
選択をしたキャンペーンの目的によって、利用できる広告フォーマット、入札戦略、最適化の目標が決まります。
ブランド認知、ウェブサイト訪問、エンゲージメント、動画視聴、リード獲得、タレントリード、ウェブサイトのコンバージョン、求人応募者などの目的に応じて、それぞれ最適化の目標が決まり、入札方法、課金単位が決定します。クリック課金やインプレッション課金での料金となります。
参考:
LinkedIn広告の目的ベースの価格設定
LinkedInの広告配信手順
LinkedInの広告配信手順についても紹介します。まず、広告アカウントを作る必要がありますが、無料で作成可能です。また、その前に企業ページを作る必要がありますので、手順を知っておいてください。
1. 企業ページと広告アカウントを作成する
まず、広告配信を行うには、配信元となる企業ページを作成する必要があります。企業ページでは、広告運用を行う担当者や広告運用を行う代理店に権限付与をしておくことも大切です。
そして、企業ページに紐づいた企業アカウントを作成します。広告の設定、運用、予算管理などをする企業アカウントです。自らのLinkedInフィードを開き、右上の「その他」をタップした後、メニューバーで「広告」を選んでいきます。通貨はクレジットカードを使用する場合のみ日本円が可能で、請求書払いの場合はドル建てです。
2. キャンペーンの目的を選択する
次に自社のキャンペーンの目的を様々な目的の中から選択します。ブランド認知、ウェブサイト訪問、エンゲージメント、動画視聴、リード獲得、タレントリード、ウェブサイトのコンバージョン、求人応募者などの目的などから選びます。
その際、目的を選ぶ場合には、LinkedIn における目的のそれぞれの意味、意味合いをしっかり理解した上で目的を選んでください。
3. オーディエンスの設定
キャンペーンの目的を選び、もっと細かくターゲットを設定したい場合は、「オーディエンス属性」で細かな条件の追加ができます。ターゲットを会社の規模や業種、社名、学歴、職務経験などでフィルタリングできます。条件を組み合わせて使用することもできますので、細かな設定が可能です。
ただし、あまり細かく設定するとオーディエンスの数自体が少なくなりますので500以上の数はあるようにしてください。
4. 広告フォーマットを選定する
広告フォーマットは、キャンペーンの目的によっていろいろあります。
シングル画像広告、カルーセル画像広告、動画広告、テキスト広告、スポットライト広告、メッセージ広告、フォロワー広告、会話型広告、求人広告、シングル求人広告などの種類がありますので目的から選定してください。
5. 配信先を決める
LinkedInでは、「LinkedInパートナーネットワーク」を有効にすれば、サードパーティ製アプリやサイトメンバーにも広告を配信できるようになるため、最大25%リーチが向上しておすすめです。
特別な理由がない限り、「LinkedInパートナーネットワーク」は有効に設定するようにしてください。
6. 予算とスケジュール、入札戦略を設定する
全体的な予算や1日の予算を決めます。1日の予算は800円が最低額で、キャンペーンの目的に応じて最適化されるように調整されます。目的に見合ったアクションをする可能性が高いユーザーに表示されるようになります。
成果をあげるための目標金額がありますので、具体的な金額を入れたいときは「入札戦略」で金額を入力するようにしてください。
スケジュールの入力は、「開始日と終了日を設定」か「キャンペーンを継続的に実施」を選びます。予算やスケジュールを設定したら、「保存して続行」を押してください。
7. 広告のクリエイティブを作成
次に、中央に「キャンペーン広告を作成しましょう」というメッセージが出たら、「新規作成」を選び、「次へ」をクリックします。
広告画像には制限がありますので、制限に従ってください。また、言語については、一度選ぶと変更できなくなるため注意が必要です。変更したい場合は、新たなキャンペーンを作る必要があります。
8. 支払い情報の設定する
最後に「ビジネス情報」や「支払い方法」を設定します。画面右上の歯車マークを押すと「お支払いセンター」と出るため、クレジットカード情報を入力します。使用可能なクレジットカードはAmerican Express、Mastercard、Discover、Visa、Diners Club、JCBの7種類です。クレジットカードにすることで円が使用可能となります。
LinkedIn広告のターゲティング方法
LinkedIn広告のターゲティング方法としては、以下のターゲットオプションから、選択をして理想的なオーディエンスをターゲットにすることが可能です。
場所
場所を使用して、居住地や訪問先によってメンバーアカウントにリーチ可能です。メンバーアカウントのプロフィールで指定されている居住地や短時間のアクセスに使用されたIPアドレスから最近訪れた場所をターゲットにできます。最近訪れた場所は、国または大陸のみが選べます。
オーディエンス属性
オーディエンス属性としては、会社、統計データ、学歴、職務経験、関心と特徴からターゲティング可能です。
ターゲットオプションを指定すると、ページの右側にそのカテゴリーのターゲットメンバー数も出るため、広告が表示される人数を確認して選ぶことが可能です。
会社
会社の場合には次のような内容からターゲティングできます。
会社ターゲティングオプション
- ・会社カテゴリー:S&P 500などのセグメントによってターゲティング
- ・会社のつながり:選択した会社の従業員の1次のつながりに連絡可能
- ・会社フォロワー:LinkedInページのフォロワーをターゲットに指定可能
- ・会社の成長率:前年と比較した会社の成長率
- ・会社の業種:メンバーアカウントの雇用主である会社が公表している主な業種
- ・会社名:メンバーアカウントが自分の雇用主として記載している組織名
- ・企業収益:企業の推定年間収益が基準
- ・会社規模:メンバーアカウントが雇用主として記載している組織の推定規模
統計データ
アカウントのプロフィール情報からの統計データから推定される内容として次のようなデータがターゲティングできます。
人口統計ターゲティング
- ・メンバーの年齢:プロフィール情報に基づいて推定された年齢
- ・メンバーの性別:プロフィール情報に基づいて推定された性別
ただし、EEA (欧州経済領域) やスイスでターゲティングを行う場合には、これらの属性にリーチできない可能性があります。
学歴
学歴は次のような内容からターゲティング可能です。
学歴ターゲティング
- ・学位:短大や大学などの教育機関から授与された学位
- ・専攻:アカウントが記載している学位の専攻または研究分野
- ・メンバーの出身校:アカウントに修了済みと記載の大学などの教育機関
職務経験
役職や職務経験などは次のような内容から推定して選べます。
職務経験ターゲティング
- ・役職:メンバーアカウントの組織内のポジション
- ・職務タイプ:ポジション内で共通するタスクや業務
- ・職務レベル:組織におけるメンバーアカウントの現在のポジションのランクまたは影響力のレベル
- ・スキル:メンバーアカウントのプロフィールやスキルセクションでの特定分野の専門知識に関連するキーワードにより
- ・経験年数:メンバーアカウントが築いてきたプロフェッショナルとしての経験年数
関心と特徴
関心や特徴によってターゲティングする場合は、次のような内容でターゲティング可能です。
関心ターゲティング
- ・メンバーグループ:メンバーアカウントが所属するグループ
- ・メンバーの関心トピック:メンバーアカウントのアクションとLinkedInのコンテンツの操作から考えられる関心の高いカテゴリー
- ・メンバーの特徴:アカウントやプロフィール、デバイス設定などの
操作や行動に基づく直接的な特徴や推測された特徴
一致するオーディエンス
LinkedInの一致するオーディエンスとは、広告キャンペーンでターゲット選択で利用できるカスタムオーディエンスセグメントです。
カスタムオーディエンスのセグメント方法
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・会社または連絡先のリストをアップロードする
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・リターゲティングする
リターゲティング候補
- ウェブサイトのページにアクセスしたユーザー
- シングル画像広告に関与したユーザー
- ドキュメント広告にエンゲージしたユーザー
- 動画広告を閲覧したユーザー
- リード獲得フォームを表示または送信したユーザー
- スレッドを開いた、もしくは会話型広告のCTAをクリックしたユーザー
- 会社ページにエンゲージしたユーザー
- LinkedInイベントに返信したユーザー
-
・サードパーティシステムから取得した連絡先を統合する
これらをすることで、カスタムオーディエンスをセグメントできます。
参考:
LinkedIn広告のターゲットオプションについて
LinkedIn広告のコツ
ターゲットオーディエンスを明確にする
LinkedIn 広告は、トラフィックの質が高く、より価値の高いリードを獲得できるため、他の主要な広告プラットフォームよりも費用がかかります。
より優れたオーディエンスターゲティングオプションが提供されているので活用しましょう。
ただその前に自社やのメインターゲットが誰なのかを明確化しなければなりません。
既存顧客企業を分析して、大きな利益創出となる最適な顧客を定義しましょう。
・業界
・従業員数
・企業規模
・部門
・役職
これらの項目が分析対象です。
意思決定者をターゲットにするのは大切ですが、その場合「役職」だけでターゲティングしないでください。
30人のスタートアップ企業と1万人の大企業では同じ役職でもニーズと意思決定権が違います。
企業ページを充実化する
LinkedInの企業ページを充実化することが重要な理由の一つは、LinkedIn広告を運用している際に、ユーザーが必ずしもこちらが意図した行動を取ってくれるとは限らないからです。
理想的には、LinkedIn広告をクリックしたユーザーがランディングページに移動し、そこでコンバージョン(例えば「打ち合わせの予約」)してくれることを期待します。
しかし、実際にはユーザーは以下の2つの形で「通常の導線」を外れて行動することがあります。
1つ目は、広告を目にしてもクリックせずにLinkedInを離れ、その後Googleで会社名を検索するパターンです。
2つ目は、LinkedInの企業ページに関わる動きです。
ユーザーは広告の上に表示される会社名やロゴを見て、「プロモーション」と表示された企業名のリンクをクリックします。
つまり、広告やCTAボタンではなく、企業ページを見にいき、そこで「この会社は信頼できるのか?」を判断しようとするのです。
このとき、企業ページに信頼感や専門性が感じられないと、せっかくの広告効果を失うことになります。
逆に言えば、LinkedInの企業ページが信頼性と信憑性を与える内容であれば、広告の効果を後押しする要素になります。
LinkedIn広告を運用するなら、企業ページの印象が信頼感を高めるものであることが不可欠です。
信頼を失わないためにも、企業ページはしっかり整備しておくべきです。
LinkedIn広告の事例
LinkedIn広告を実際に行っている事例についても参考にしてみませんか。次のような広告が採用などに活用しています。
楽天
楽天では、2013年にグローバル人事部で、LinkedIn人材採用ソリューションを導入しています。楽天では、スピーディにそしてコスト面でも効率的なダイレクトリクルーティングを実施しています。そのため、世界統一のプラットフォームで、転職潜在層にアプローチできるLinkedIn広告を活用しています。
初回コンタクトから2~3ヶ月で内定に繋がったという事例もあり、特にエンジニアの転職者採用に相性が良い傾向です。採用ポジションが150種類以上もあるため、効率的な採用に成功している事例です。
参考:
楽天株式会社 LinkedIn導入事例 (2013年12月)
パナソニック
2014年にパナソニックのグローバル&グループ採用センターで導入した事例もあります。海外採用チームでまず導入し、世界から優秀な人材を獲得するのに成功しています。
海外のキャリア採用はスピードが大事ということで、LinkedIn広告を活用。北米における採用は8割がLinkedIn広告経由で採用を成功させています。また、ブラジル、インドでも実績ができ、さらに他の地域でも展開しています。
さらに、世界的な情報共有や交換の場ともなっているのがメリットです。
参考:
パナソニック株式会社 LinkedIn導入事例 (2014年3月)
Linkedinの運用代行会社
ここまでLinkedin広告の運用方法やターゲティング方法、事例などを紹介してきましたが、実際に運用するとなると難しい部分も多いです。
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■ 資料の目次
1 | Linkedin 戦略の概要
2 | 施策❶ 戦略立案とコンテンツ設計
3 | 施策❷ 広告プロモーション
4 | 施策❸ アカウント運用
5 | 事例紹介
6 | 価格プラン
■ LinkedInの概要
LinkedIn とは中国本土を含め米国やヨーロッパを中心に 200 ヶ国以上で使われている
世界最大のビジネスプロフェッショナル向け SNSです。
3つの特徴として、以下が挙げられます。
① 「6.6 億人」 のユーザーを抱えるビジネス特化SNS (米国のみで1億6,000万人のユーザーにリーチが可能)
② 「15%」 のユーザーが意思決定力のある役職上位層 (LinkedInユーザーのほぼ10人に1人が意思決定者)
③ 「2位」 B2Bマーケティング担当者の間で人気のあるプラットフォーム(Social Media Examiner 2019)
■ LinkedInを活用した 貴社ビジネスの拡大戦略
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1. LinkedIn に期待できること
❶ グローバルにおける 貴社ブランドを発信強化(認知度向上)
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2. そのために、「誰に」「どういった情報を」「どのように」届けるのか
❶ ターゲットに刺さるコンテンツ
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3. 上記を通じて引き起こす結果
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ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
メディアレーダーについて詳しく知りたい方はこちら
https://media-radar.jp/about.php