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公開日:2019年01月04日 更新日:2023年08月10日

KOLとは?中国のインフルエンサーについてわかりやすく解説

KOLとは?中国のインフルエンサーについてわかりやすく解説KOLとは?中国のインフルエンサーについてわかりやすく解説

KOLとは

KOLとは「Key Opinion Leader」の略称で、世の中に影響力のある人物のことを指し、現在はマーケティングを行う上で重要なポジションとなっています。もともと日本では医療業界で様々な方面に影響力を持つ医師を指している言葉として使われていました。しかし中国では医療業界ではなく、特定の分野において専門的な知見があり、特に中国市場で大きな影響力を持つ人のことを指します。またその中でも特にインターネットやSNSで影響力のある人を「網紅(ワンホン)」と呼ぶこともあります。この記事ではKOLに関する解説や関連媒体資料などをご紹介していきます。

KOLとインフルエンサーとの違い

KOLとは、Key Opinion Leaderの略で、もともと製薬企業の販売促進に影響力を持つ医師のことを表していました。近時はメディアユーザーに強い影響力を持つ人ないし企業を表す言葉として使われています。メディアユーザーへの強い影響力という意味ではインフルエンサーと同じですが、KOLは①中国発祥の用語であること②特定分野の専門性が高いこと③使われるメディアがSNSに限られないこと④商品の販売と密接に関係することなど、インフルエンサーとの違いがあります。専門的知識や経験から生まれる高い信頼性がフォロワーの購買行動に直接結びついているのです。こうしたKOLとフォロワーの関係が、WebショッピングモールやTVも含むメディア全般でみられる点がインフルエンサーとの大違いといえます。

KOLとKOCとの違い

KOCとは、Key Opinion Consumerの略で、商材の使用感を的確に伝えて消費者に影響を与える人を表しています。特に中国で使われていることはKOLと同じですが、①自らも消費者であることと②専門的な知識や経験ではなく実際に商材を使った感想で影響を与えることが違いです。中国以外でもYouTubeや口コミサイトで使用感を伝え消費者に影響を与える人がいます。Amazonブックレビューはこうした消費者をサービスの強みとしています。しかし、中国では、Webにおける政府の言論統制や企業による品質偽造によりメディアや広告への不信感と「圏子(チェンズ)」と呼ばれる一般人の口コミコミュニティの存在が、KOCの影響力を強めているのです。そこで企業はフォロワー数が数百人を超える消費者をKOCとしてビジネスに活用しています。一方KOLはフォロワーが1人でもいれば「ナノ」KOLとしてビジネスに活用される場合があります。専門性の有無がこの違いを生んでいるのです。

中国のインフルエンサー(KOL)市場について

「インフルエンサー」という単語は、マーケターの方であればもう慣れ親しんだ言葉になったのではないでしょうか。
もちろん海外でも流行しており、インフルエンサー市場はどんどん大きくなってきています。
世の中に影響力のある人たちのことをインフルエンサーと呼びますが、影響力があるからと言って、誰でもいいかというとそうではありません。商品やサービスに関連する市場にマッチした人物を起用することで、より効果の高い宣伝を行うことができるのです。
そこで今回は、中国市場を対象としてる企業様に向けて、中国インフルエンサー市場についてお話していこうと思います。

KOLの主な市場

日本でインフルエンサーと聞いて、思い浮かべるのがInstagramやYouTubeなどではないでしょうか。もちろんこれらは日本独自の市場ではありませんが、日本でインフルエンサーを活用する場所として、上記のSNSが多いとされています。
しかし中国では規制が厳しく、TwitterやInstagramなどのSNSの閲覧を禁止しており、中国独自のSNS市場が発展しています。
その代表的なものとして「We chat」「Weibo」の2つがあります。
まず「We chat」とは、Tencent(騰訊)が2011年にリリースしたサービスで、日本でいうLINEに近いものになります。LINEの基本的な機能(通話やチャット)などは同じ仕様ですが、既読機能がなかったり、お年玉機能など独自の機能があることが特徴です。
次に「Weibo」です。WeiboはSINA(新浪・シナ)が運営する中国版のSNSで、ミニブログのように利用されています。日本でいうTwitterとFacebookを合わせたようなもので、情報交換の場としてよく使われています。
日本でマーケティングを行う際に、LINEとTwitterで同じ施策を行うことはないと思います。それは中国市場でも同じです。それぞれの特徴を理解してマーケティングを行う必要があります。

中国市場の特徴

中国市場には独特な特徴や文化があります。中国市場を理解することも、KOLを効果的に活用する上で重要なポイントになります。
中国市場でマーケティングをする上でまず最初に理解しなければいけないのが、政府の規制が厳しく、インターネット上での表現が規制されていることです。これは中国政府が進める金字工程(中国政府情報化)プロジェクトの施策の一つであり、「金盾(きんじゅん)」と呼ばれています。まだインターネット上での法整備等が整っていない日本と比べると、表現の幅が狭まるため、そういったことを念頭に置いて考える必要があります。
そして中国の購買行動には「口コミを重視する」「爆買い」という二つの特徴があります。中国人は商品そのものを気に入るというよりも、他からの口コミや、インターネット上での議論などを見て購入を決める傾向があります。口コミは中国の消費者にとってはかなり重要なものとなっており、口コミの良い商品や、話題性のある商品を大量に購入することも特徴的です。

KOLに関する資料

KOLに関する資料を下記にまとめています。 資料のダウンロードは無料ですので、ぜひお役立てください。

訪日韓国人インバウンドマーケティング2024【最新のSNSトレンド&韓国KOL】 | ENGAWA株式会社

訪日韓国人インバウンドマーケティング2024【最新のSNSトレンド&韓国KOL】

訪日プロモーション経験豊富なネイティブスタッフによる視点で、市場調査から韓国人消費者の関心に合わせたコンテンツの企画から、最適なSNSプラットフォームの選定、韓国人インフルエンサーを活用した情報発信、そして、当社の親会社AnyMindグループが自社開発した『AnyTag』システムを駆使したリアルタイムな効果測定を実施。韓国人の最新消費ニーズや情報取得行動などを踏まえた、インフルエンサープロモーション施策をご提案いたします。

【専門性×インフルエンサー】歯科医師を活用したKOLマーケティング | WHITE CROSS株式会社

【専門性×インフルエンサー】歯科医師を活用したKOLマーケティング

市場調査・戦略策定、サービス・製品開発、マーケティング・販促活動など、日々の業務の中で専門家の協力を仰ぎたいケースは多々あるのではないでしょうか?


▼WHITE CROSS「KOLプロダクションサービス」とは
弊社プールのKOLやスタディーグループに対し、登壇・執筆の依頼、座談会等の定性調査の依頼をお行うことができるサービスです。
貴社のニーズを踏まえて、専門領域や所属団体(学会・SG)などを加味した上で、最適なKOLをご紹介させていただきます。


▼どんな方に読んでほしいのか?
・歯科医師・歯科医院をターゲットにした商品・サービスをご展開の企業様
・一般消費者向けのお口に関連する商品・サービスをご展開の企業様

在日中国人トップKOLによる 中国向けインバウンドコンサルティングのご提案 | ENGAWA株式会社

在日中国人トップKOLによる 中国向けインバウンドコンサルティングのご提案

海外向けのプロモーションは、日本人向けと同じ方法で同じ情報を届けていても、同じ効果が出るはずはありません。
特に中国は、使われるプラットフォームが全く違うため、最新の専門知識や経験がなくては適切なプロモーションの設計を行うことは難しいでしょう。
広告やKOLのメニューは数多く存在しますが、結局どれが自社に適しているのかわからない、というご担当者様も多いのではないでしょうか。
調査や定説をベースにしたコンサルティングだけでは、多様で目まぐるしく変化する中国のトレンドに合わせたプロモーションを行うことはできません。
誰よりも日本から中国向けの情報発信の経験が豊富な在日中国人トップKOLが貴社に寄り添ったコンサルティングを行うことで、効果のある戦略立案をお手伝いいたします。
中国以外にも、海外各国のマーケティング専門家によるコンサルティングも可能です。

インバウンド急成長中!タイ市場向けインフルエンサーマーケティング&おすすめKOL | ENGAWA株式会社

インバウンド急成長中!タイ市場向けインフルエンサーマーケティング&おすすめKOL

■インバウンド・訪日外国人対策

欧米豪地域/アジア13ヵ国・地域19拠点の専門チームより50万人のインフルエンサーの中から、ニーズに合わせたインフルエンサーをキャスティングし、場所・モノ・サービスの認知獲得・魅力訴求を行うインバウンド特化型マーケティングサービスです。親和性の高い海外インフルエンサー・KOLをリストアップし、実際に訪日をしてもらってから、SNSでの情報発信・投稿までのフォローを一貫支援する オールインワンパッケージです。


<簡単な概要>

-商材に合わせて最適なインフルエンサーのキャスティング
-渡航手配(海外在住の場合)から現地でのディレクション〜投稿すべておまかせ可能
-現地のグループ支社と連携しながら、タイ現地のトレンドを押さえたSNSコンテンツを企画

【在日KOL起用の事例多数紹介!】中国進出支援ソリューション | ENGAWA株式会社

【在日KOL起用の事例多数紹介!】中国進出支援ソリューション

・プロモーション効果があるか不安
・中国市場の今が知りたい
・中国のSNS運用を始めたけど思うように売れない

このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

ENGAWAは“つたえ”“つなぐ”をミッションに、様々な企業や団体の海外進出を支えてきました。弊社のネイティブスタッフと、我々が持つ日本在住のインフルエンサーネットワークの強みを活かし、お客様を中国の今と“つなぎ”ます。

これまでのKOL・インフルエンサーを起用した事例や弊社のサービス概要の紹介、現在の中国市場についてまとめました。ぜひご覧ください。

中国富裕層向けライブコマースKOL「日本ゼロちゃん」 | &INTECH株式会社

中国富裕層向けライブコマースKOL「日本ゼロちゃん」

※中国富裕層に販売したい越境EC未経験の企業・地方自治体様も歓迎

“中国で認知されていない日本の良品” を富裕層にブランディング販売
中国ライブコマースKOL「日本零醤(にほんぜろちゃん)」

日本ゼロちゃん(通称. ゼロちゃん)は、ライブコマースを軸に中国富裕層を対象とした越境ECメディアです。
WeChatライブKOLランキングで、7位(海外1位)を獲得しました。

ライブコマースで一般的な「安さを売りに捲し立てる」配信とは異なり、ゼロちゃんライブでは「ブランディング販売」が特徴です。
時間をかけ、丁寧に伝えることで、中国未認知の商品や高額商品の販売を可能にします。

<実施例.アクセサリーのブランディング販売(販売額)>
1回目ライブ( 136万円)【種まき】ブランドに共感したイノベーターが購入
2回目ライブ( 251万円)【注 目】ブランド理解者増加により販売額倍増
3回目ライブ( 506万円)【共 感】購入品着用写真のグループ投稿が始まる
4回目ライブ( 773万円)【自分ごと化】コミュニティでのブランド確立
5回目ライブ(1845万円)【発 展】売れ筋商品の投入/共同開発商品の企画
−  総 額 3 , 5 0 0 万 円 を 販 売  −

※代理販売可

【代理店様・マーケティング担当様向け】中国KOLマーケティングはこの攻略で十分! | Mobvista-Japan Co., Ltd

【代理店様・マーケティング担当様向け】中国KOLマーケティングはこの攻略で十分!

インフルエンサーマーケティングを検討中のマーケティング担当者様・代理店様必見!中国で商品紹介・集客したい方必見!

インフルエンザーはKOLとも呼ばれています。KOLとは、「Key Opinion Leader(キーオピニオンリーダー)」の略で、中国で商品販売に大きな影響力を持った人を表します。
中国におけるKOLのフォロワー数は6億人以上あり、ある調査によると74%の消費者がKOLが推薦する商品を購入したことがあります。
つまり、KOLは中国市場への進出の鍵となっています!!

下記お悩みがある方はぜひご覧ください!
「今の中国でインフルエンサーマーケティングのやり取りを知りたい」
「自社の知名度が中国で拡散できない」
「効果が出るインフルエンサーマーケティング運用の手法を知りたい」
「中国市場で売上向上に貢献する施策を導入したい」

本資料のカテゴリー(一部抜き):
・中国におけるKOLマーケティングの概要と課題
・本社のソリューションの紹介
・成功事例のケーススタディ

こんな業種の企業様におすすめ:
食品、美容、ママ用品、旅行、アウトドア、旅行、教育、アプリ、ゲーム......

中国におけるインフルエンサーマーケティング・KOLマーケティングを1つのツールで完結できます!
まずは話を聞いてみたい広告主のみなさまも大歓迎です!お気軽にご連絡下さい!

中国進出マーケティング支援 - トップメデイアとKOLで中国市場で勝ちましょう! | Mobvista-Japan Co., Ltd

中国進出マーケティング支援 - トップメデイアとKOLで中国市場で勝ちましょう!

Nativexは中国市場に関する深い理解とマーケティング経験があります。日本のブランドやアプリ開発者の中国展開をサポートしています。

#中国市場のエキスパート#
・1000社以上の海外広告主の中国進出を支援
・中国でのビジネス経験に基づく豊富なマーケティングデータ

#中国広告メディアの認定代理店#
・市場や競合に関する最新情報を入手
・プラットフォームの最新機能を利用可能
・広告配信における価格競争力

#優れたクリエイティブ制作#
・自社スタジオにて効果的なクリエイティブを制作
・リーズナブルな価格で高いパフォーマンスを実現
・中国のトレンドやニーズを理解したクリエイティブ

中国インフルエンサー(KOL)のインバウンド活用法 | 株式会社オーエス

中国インフルエンサー(KOL)のインバウンド活用法

KOL(Key Opinion Leader)とは、中国のSNS(Weibo、WeChat、小紅書など)でフォロワー数が非常に多く影響力の強いインフルエンサーのことを指します。
中国では、企業からの広告やメッセージよりも直接的なユーザーの評価(口コミ)が重視される傾向があります。
偽物が横行したために形成された、「本物志向」「情報の信頼性を重視」する中国ユーザーは、 自分が信頼できる人やあこがれている人(インフルエンサー)からの情報を信頼する傾向があります。中国でのマーケティングでは、日本の製品や日本での観光などに精通しているKOL(ユーザーから信頼されている)アカウントから 情報を拡散していくことが非常に重要になります。

【200万PV超!】中国KOL日本零君インバウンド動画制作配信「零醤的日本攻略」 | &INTECH株式会社

【200万PV超!】中国KOL日本零君インバウンド動画制作配信「零醤的日本攻略」

■サービス概要
中国SNS Weiboでフォロワー数398万人を擁するTOP KOL(Key Opinion Leader:インフルエンサー)「日本零君(通称.ゼロくん)」。その中国動画配信プラットフォーム秒拍(Miaopai:ミャオパイ)(※1)での投稿当たりの動画閲覧数が数百万の実績がある、訪日中国旅行者に対し非常に影響力の高い日本情報配信KOLとなっています。
インバウンドテクノロジーサービスを提供する&INTECH株式会社は日本総代理店としてインバウンドプロモーション動画制作・配信サービス「零醤的日本攻略(ゼロちゃんの日本攻略)」を開始いたしました。

■サービス内容
「ゼロちゃんの日本攻略」動画配信サービスは、日本零醤(ゼロちゃん)や在日中国モデルが商業施設やスタジオ等屋内外でロケーション撮影を行い、顧客商品やサービスを紹介する2〜3分のプロモーション動画を制作、日本零君Weiboに投稿することで、中国ユーザーへの認知拡大とともにユーザー反応の抽出が可能なサービスです。
在日中国プロカメラマンが中国人視点で撮影・編集し、中国旅行者ニーズにマッチした動画制作を行います。
動画データは、クライアント公式Weiboや中国語サイト、屋外サイネージ等での二次利用も可能です。

■日本零君(日本ゼロくん)紹介
Weiboファン数:398万人
日本情報配信のTOPクラスKOL。

■日本零醤(日本ゼロちゃん)紹介
Yizhibo(※2)ファン数:405万人
日本零君(日本ゼロくん)のライブ配信アカウントで日本情報ライブ配信のTOPクラスKOL。
Yizhiboでも活躍する二児のママであるゼロちゃんが秒拍にも登場。化粧品、ファッション、ママ・ベビー用品、グルメ、商業施設、観光/レジャースポットなど動画配信・ライブ配信いたします。
※1. 秒拍(Miaopai:ミャオパイ)はSINAの運営する動画配信サービスです。
※2. 一直播(Yizhibo:イージーボー)はSINAの運営するライブ配信サービスです。


■プロモーション動画制作・配信サービス内容
1.プロモーション動画制作(撮影・編集)
2.ゼロくんでのWeibo動画投稿/顧客情報シェア投稿
3.実施報告レポート(ゼロくん投稿のキャプチャ、動画再生数およびコメント紹介)

KOLを活用したマーケティング手法

近代経営学の父ピーター・ドラッカーによれば、マーケティングは「売り込まなくても売れる仕組みをつくること」と定義されます。そうした仕組みをKOLでつくるのがKOLを活用したマーケティング手法です。特定分野における消費者行動に大きな影響を与え、売れるようにするためKOLを活用するのです。KOL発信力で多くの人に認知してもらい、KOLの専門的知識や経験で消費者の疑問や課題を解消し、競合との比較優位を印象付けて購買を促します。具体的には以下のような手法が使われています。

PR投稿

PRとは、Public Relationsの略で、組織が民衆との良好な関係を築くための概念でした。ビジネスの世界では一般的に「広報」という意味で使われています。TVやラジオで商材を 紹介してもらったり、新聞社にニュースリリースして記事として掲載してもらったりして、 広く大衆の認知を獲得するマーケティング手法です。このうちPR投稿とは、インフルエンサーマーケティングで活用される投稿のことを示します。インフルエンサーがSNSに投稿するメッセージや画像、動画などを、新製品のプロモーションや企業のブランティングに使う、SNSマーケティングの一環です。しかしKOLが使うメディアはSNSに限られず、ネットショッピングモールやTVも含まれるので、KOLマーケティングにおけるPR投函はSNSマーケティングやWebマーケティングの範囲を超え、メディアマーケティングとして活用されています。

ライブストリーミング

ライブストリーミングとは、映像と音声をリアルタイムで配信、変換、再生するストリーミングです。ダウンロード後に好きな時間に再生することはできず、再生がリアルタイムに限定される点に通常のストリーミングとの違いがあります。商材を宣伝しながらその場で販売するためにライブストリーミングにKOLが活用されています。PR投函が主に消費者の認知を醸成するマーケティング手法なのに対し、ライブストリーミングは消費者の購買を促す点が異なります。KOLは、ライブに届いた消費者の疑問を専門知識と経験を使ってその場で解決し、購買への障害を排除するのです。特にオンラインでの購買に向かないような商材に有効なプロモーションで、「サイズ感がわかりにくい」や「使用感を創造しにくい」、「効果に不安がある」などの疑問を解消するためにライブストリーミングが使われています。

KOLマーケティングのメリット

KOLマーケティングを行うメリットをご紹介します。

ターゲットへの訴求力が高い

(h3:250文字以上) 訴求力とは、広告・宣伝の読者・視聴者へ訴える力です。KOLは特定分野の専門的知識・経験で多くのフォロワーを獲得しているため、フォロワーそのものが特定分野のニーズ・ウォンツや課題を抱えていることがわかります。従って、KOLを活用することで潜在顧客層ではなく顕在顧客層に直にアプローチできるのです。リスティング広告も検索サイトを通じて顕在顧客層にアプローチできますが、広告を見るのは検索した個々人にすぎません。KOLを使えば何万人、トップKOLなら一気に百万人を超える顕在顧客層に訴求できるのです。しかも、中国には「圏子(チェンズ)」と呼ばれる独自の口コミ文化があるのでSNS広告を使わなくても広く伝搬していくメリットもあります。

海外に向けて訴求できる

企業がリアルに海外展開する場合、入念な調査と膨大な時間をかけて準備しなければなりません。インターネットの進化と普及により近時は越境EC(*)という形で海外展開する企業も増えてきました。しかしこうした手法もはじめは集客に苦労しますし、集客力のある海外モールに出店するには多額の費用を要し、モール内での過酷な競争にも勝たなければなりません。KOLを使えば、その言葉が使われる経済圏に直ちにアプローチできるだけでなく、競合との競争を回避してマーケティング目的を達成できるのです。特にKOLマーケティングの活発な中国は、GDPで上回るアメリカの倍の市場が確立されている世界最大のECマーケットです。
※越境ECとは、海外のECショッピングモールや海外販売している国内ECモールを通じて行われる国際的な電子商取引のこと。

信頼性の高い情報

KOLは特定分野の専門家として既に何十万人以上の高い信頼性を獲得しています。専門家でない単なるインフルエンサーは人気があってもこうした信頼性を獲得しているわけではありません。ライブストリーミングを使えばリアルタイムで消費者に質問を解消し、信頼を高めることもできます。インフルエンサーではリアルタイムで信頼性を獲得・向上できるような適切な対応できる保証は有りません。特に中国では、国内企業の品質問題が表面化した2000年代以降、企業や広告への不信感が強まり、信頼できる情報へのニーズが高まりました。それに答えたのがKOLやKOCであったため、KOLを活用して情報の信頼性を担保する手法が有効になっているのです。

KOLマーケティングのデメリット

費用がかかる

KOL活用にかかる費用はそのフォロワー数により異なります。フォロワー数はそのままニーズ・ウォンツや課題が明確な顕在顧客層にアプローチできる数を示すからです。例えば、フォロワー数50万人以上のトップKOL活用には数千万かかるといわれています。但し、リーチ力が高いからといってコンバ―ション率(プロモーション目的達成率)も高いわけでは有りません。フォロワーが増えれば増えるほど抱える課題の深刻さの浅い顕在顧客層が増えるからです。そのため、フォロワー数が多いKOLを活用する方がフォロワー数の少ないKOLを活用するより費用対効果の悪いプロモーションになる可能性があるのです。従って、KOLを活用する場合、フォロワー数だけでなく、商材の元々の市場サイズやKOLのこれまでの実績を調査・分析する必要があります。

一過性になるケースが多い

KOL活用のデメリットとしてよく取り上げられるのが、活用効果の一過性です。KOLが投稿する主要メディアであるSNSのユーザーは、日々色々な情報に接し、KOL活用プロモーションの新鮮さが失われていくからです。さらにフォロワー数が増えれば増えるほどKOLへの執着の弱いファンが増え、入れ替えが激しくなります。もっとも、こうした傾向はSNSインフルエンサー特有の問題ともいえ、他のメディアを使い、専門知識・経験がしっかりしたKOLはインフルエンサーより一過性のデメリットは小さいと思われます。従って、マーケティングでSNSを活用するとしても他のメディアでのKOL活用を併用しその専門性を前面に押し出した戦略を展開することで、一過性というデメリットを軽減できます。

ディレクションが難しい

KOLは専門性が高いため企業が意図する方向と実際行われる商材プロモーションにズレが生じることがあります。こうしたズレを避けるため、詳細なディレクションに従わせれば、KOLの専門性が失われフォロワーの不信を招いてしまいます。KOLの専門性を信頼してフォローしている顕在顧客層は一般的なインフルエンサーのフォロワーよりその分野の知識や経験が豊富でありプロモーションへの反応も敏感な消費者です。従って、KOL活用に際して、自社商材のターゲットを明確にし、そのターゲットの課題とKOLの専門性がマッチしているか、KOLの専門性を失われない程度のすり合わせが出来るか等、確認する必要があります。

KOLマーケティングのポイント

KOLマーケティングを行う上で重要となるポイントをいくつかご紹介します。

KOLの選定

KOLを起用する際に、自社のブラントイメージや商品に合ったKOLを選ぶ必要があります。
KOLは専門性が高いので、消費者への訴求力が高いです。

KOLの依頼

中国では、Weibo(微博)やWeChat(微信)などの中国版のTwitterやLINEのような独自ツールが使用されています。
KOLによって特異な媒体が異なるので、発信する媒体の選定も重要です。
また、KOLに依頼をする際は、直接依頼をすることも可能ですが、中国語でのやりとりやコミュニケーションが必要になります。
そのため、KOLを紹介している会社に依頼することで、負担を減らすことができます。

KOLプロモーションの流れ

プロモーションの最終的な着地を意識しておく必要があります。
商品を紹介した後に、ECサイトに飛ばすのかや公式サイトに移動させるのかといった最後の導線を意識しないと意味がありません。
KOLマーケティングは、SNS等の媒体で影響力のあるKOLを活用することで、一気に情報を拡散させるマーケティング手法です。
口コミやSNS投稿を信用する中国国内では重要な施策ですが、メリット・デメリットがあるので、実施する場合は慎重に取り組む必要があります。

8.日本国内で活躍するKOL

・林萍在日本(リンピンザイリーベン)
・日本零君(ニホンレイクン)
・小希在日本(シャオシーザイリーベン)
・良品志(リョウヒンシ)LPZine
・papi酱(パピちゃん)

林萍在日本(リンピンザイリーベン)

林萍在日本(リンピンザイリーベン)は、ジャーナリスト&ディレクターで、日本の最新情報を配信するメディア系KOLです。「常にファンのことを考えている」を信条に、フォロワーが知りたい日本の情報を発信しファンを獲得しています。フォロワー数は500万人を超えるトップKOLで、在日KOLといえば彼女といわれるほどの存在となっています。主な配信メディアは「Weibo」と動画系SNSの「一直播」で、ディレクターとしてプロモーションに精通しているので記事や動画、ライブ配信を織り交ぜ効果的な情報発信することが得意です。

日本零君(ニホンレイクン)

日本零君(ニホンレイクン)は、二児の母親として子供用品や化粧品、ファッション、グルメ、レジャースポットなどを配信する生活系KOLです。フォロワー数は400万人を超えるトップKOLで、ママ目線の親しみやすい情報発信でファンを増やし、シェアや「イイね」が他のKOLより多いことが特徴で最先端の日本情報をバズらせることが得意です。主な配信メディアは「Weibo」で、Weiboライブ配信やママ友との座談会をよく開催しています。ターゲットのリアルな意見を聞きたいなら日本零君は最適なKOLです。

小希在日本(シャオシーザイリーベン)

小希在日本(シャオシーザイリーベン)は、中国人インフルエンサーのコミュニティを自ら運営しているディレクターで、化粧品やグルメ、ショッピング、旅行といった情報を配信している生活系KOLです。東京在住を活かし、日本の最新トレンドを他のKOLよりいち早く配信できることを得意としています。フォロワー数は30万人超えのミドルKOLで、SNSは「Weibo」を使用しています。「見つからない宝物はない、売れない宝物はない」をモットーとする中国最大級のECサイト「タオバオ」のアカウントを持ち、運営しているインフルエンサーコミュニティや自ら紹介した美容食品などをそのまま販売できることも強みです。

良品志(リョウヒンシ)LPZine

良品志(リョウヒンシ)は、その名の通り、日本の良品の魅力を中国に伝えることをモットーとする日本情報に特化したKOLメディアです。フォロワー数は30万人超えのミドルKOLで、「Weibo」と「WeChat」上のキーワードで特定テーマの記事や投稿をキュレーションできる点に強みがあります。またフォロワーに抽選で日本の良品を試用してもらいその口コミを投稿してもらうサンプリングプロモーションも展開しています。中国消費者のリアルな使用状況やその感想を収集したい企業にとって最適なKOLです。しかもその記事がメディアに掲載されるのでニュースリリースとしての機能も果たしてくれます。さらにフォロワーのサンプリング体験を通じて中国特有の「圏子(チェンズ)」という口コミコミュニティで推奨を得られれば高いコンバージョンも期待できます。

papi酱(パピちゃん)

酱とは日本語で「ちゃん」を意味し、papi酱は、パピちゃんと親しみを持って呼ばれています。というのもKOLになった経緯と投稿内容が他のKOLとは異なりユニークな事が原因です。戯劇系の大学院在学中に制作した動画で人気者となり、独特な早口な喋り方でクスッと笑える1分程度の短時間動画でリピーターを増やし続けているのです。フォロワー数も3000万人を超えるスーパートップKOLで「KOLの草分け的存在」といわれています。特定分野の専門性をもたずKOLとインフルエンサーの中間的存在で、企業も活用しやすいことも強みです。広く認知を得ることを目的とするプロモーションには最適なKOLといえます。

日本人KOL

KOLと言えば中国人というイメージを持つ方が大半ですが、KOLの中には日本人も存在します。下記では、そんな中国をはじめとした各諸外国で活躍する日本人を一覧化しました。
・木村拓哉
・山下智久
・石原さとみ
・小松菜奈
・新垣結衣
・長澤まさみ
・片寄涼太
・菅田将暉
・佐藤健
・あいみょん
・小嶋陽菜
・水原希子
・大口智恵美
・あざきーにょ

KOLとのコラボ企画が生み出すメリット

様々なメリットを生み出すKOLマーケティングですが、その中でもKOLとコラボ企画を行うことによって生まれるメリットについてご紹介します。

中国市場進出への橋渡しとなる

KOLとコラボ企画を行う最大の目的は、日本企業やブランドの中国市場への進出を容易にできる点です。前項でも触れましたが、「金盾(きんじゅん)」というインターネットシステムがあるように、中国では情報表現や収集の幅が限られています。そういった制限のあるネットワークに自力で参入するよりも、KOLが持つ影響力を借りて情報発信をした方が情報が伝わりやすいため、中国市場進出に際しKOLとコラボすることは大きなメリットがあると言えます。

口コミ効果を発揮できる

KOLとコラボ企画を実施することによって、高い口コミの効果を発揮することが可能です。中国人は「圏子(チェンツ)」と呼ばれるコミュニティに属しており、そこから得る情報に多大な信頼を置いています。このコミュニティは、民族間での紛争が多発していたという歴史的な背景から形作られたもので、猜疑心が強くなった中国人の中で「最も用のおけるコミュニティ」として広がりました。中国人が情報収集源として選ぶソースは国家情報ではなく圏子(チェンツ)であり、中国人の間では仲間同士で交換される情報、つまり口コミが最も重要視される傾向にあります。KOLがもたらすのはまさしくこの口コミ効果で、ファンはKOLが発信する情報に対して多大な関心を示します。コラボ企画もこの口コミ効果を全面に活用できる施策の一つで、KOLと共同で商品企画などを行うことで大きな販促、集客効果を生み出します。

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ライタープロフィール

クチコミマーケティング 担当者株式会社アイズ
日本最大級のクチコミプロモーションサイト「トラミー」の運営の他に、インフルエンサーキャスティングに従事。InstagramなどのSNSを活用したクチコミマーケティングやインフルエンサーキャスティングを提供中。
クチコミマーケティングやインフルエンサーキャスティングに関するご相談はこちら
https://www.eyez.jp/kuchikomi-01/

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