公開日:2018年05月30日 更新日:2024年10月31日
タイアップ広告とは?メディアタイアップのメリットや効果、事例を解説!
タイアップ広告・記事広告とは?
タイアップ広告とは、企業がメディア、媒体に広告費を払い自社商品やサービスを宣伝する手法です。タイアップ広告は「記事広告」とも呼ばれます。
近年アドブロック機能という広告を表示させないサービスなど登場し、広告を嫌がるユーザーが増えてきています。そういったユーザーに嫌がられないために、広告を既存のメディアのコンテンツ内容に溶け込ませるネイティブ広告という手法が流行ってきました。このネイティブ広告の一種が記事広告やタイアップ広告です。また、出稿主の企業から提供された情報を元に、ユーザーにとって有益な情報として制作されたタイアップ記事を「エディトリアル広告」と呼んで媒体社が提供しているケースもあります。
タイアップ記事とは
タイアップ記事とは、企業と媒体がタイアップ(協力・提携)して公開される記事のことを指し、エディトリアル広告やPR記事とも呼ばれています。ネイティブ広告の一種で、主にメディア側が依頼企業のサービス・商品についてのインタビュー記事や紹介記事を公開します。タイアップ記事は、他の記事と同じフォーマットで公開されることが多いため、ユーザーに広告の嫌悪感を与えにくい広告です。企業が、メディアやインフルエンサーなどと提携して行うタイアップ広告は自社商材にマッチする媒体・メディア選びが重要になっていきます。従来は自社サイトやまとめサイトといったWEBサイトが主な媒体でしたが、TwitterやInstagramなどのSNS、ブログといった個人単位の媒体など規模や種類は様々なものになっています。このように媒体やメディアは近年増えつつあるなか、自社商品・サービスに適した媒体を選べていますでしょうか。この記事では、タイアップ広告のメリットや種類。タイアップ広告に役立つ資料をまとめています。資料は
こちらから無料ダウンロードできますので、ぜひご活用ください!
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タイアップ広告の英語の由来
タイアップ広告の英語の由来は、協力・提携"を意味する英語の「tie up」が由来の言葉で、一般的には広告主の企業が掲載先のメディアと提携して企画制作される記事コンテンツを指して呼ぶマーケテイング用語です。
タイアップ広告の種類
インフィード型広告
インフィード型広告とは、メディアのコンテンツとコンテンツの間に掲載される広告のことです。
新聞や雑誌の企画の1つとして掲載されたり、SNSのインフィードやメディアの記事一覧のコンテンツの1つとして掲載されたりします。
投稿や記事に溶け込むので、広告っぽさがないので、ユーザーの目につきすいです。
レコメンド型広告
レコメンド型広告とは、記事を読み終わった後にコンテンツの下におすすめとして表示される広告のことです。
新聞や雑誌などのオフライン広告には対応しておらず、Web上の広告に特化しています。
ユーザーが読み終わった記事から興味関心が高いと考えられる広告を表示させます。
ユーザーが最後まで記事を読んだ後に表示されるのでクリック率が高く、ターゲットのズレも起こりづらいので訴求力が高いです。
タイアップ広告のメリットと効果
メディアのブランド力や信用、イメージの活用
メディアには既にユーザーからのブランド力や信頼、イメージが形成されています。そのためメディアにタイアップ広告を掲載することで、そのメディアが持ち合わせているブランド力を自社商材のイメージ形成に活用することができます。また、「このメディアに掲載されている商品だったら安心できる」とメディアの持つ元来の信用を借りて自社製品の信頼性を高めてくれます。自社の商品やサービスのイメージに近いメディアを選ぶことが、タイアップ広告の成功のカギになります。
第三者からのクチコミ効果
タイアップ広告は広告主でなく第三者のメディアから広告、宣伝を発信しているので口コミ要素が含まれ消費者やユーザーから商品の効果について信頼が得やすいです。消費者の多くは「クチコミ」を重視する傾向があります。何か商品を探すとき、従来は比べる対象がお店にある商品のみだったため、比較検討をすることが少なかったですが、現在はインターネットを繋げばその商品に関する情報を十分すぎるほど入手することができ、またそれに類似した商品やサービスも簡単に見つけてしまうことができるのです。そのため、消費者は常に比較検討を行っています。そういった比較検討をする際にクチコミという第三者からの意見は大変重要な材料となります。
例えば、食器洗剤の開発者に「これは汚れを必ず落とす」といくら言われても、主婦の使用者から「全く落ちない」というクチコミを聞くと買う気がなくなると思います。
多くの情報を訴求できる
タイアップ広告は商品の写真や、長文の文字での訴求になるため、
バナー広告や動画広告などと比べると一度に提供できる情報量が多くなります。またタイアップ広告・記事広告はゆっくりとユーザーに宣伝広告を読んでもらうことができるため、検討の時間を与えることができるのも特徴の一つです。
特定ユーザーのターゲティング
メディア側は多くのユーザーに閲覧してもうらために、自分のメディアの分析を行っておりユーザー層の把握ができています。そのため、自社商材をアプローチしたいユーザー層に強いメディアとタイアップすることで、狙ったユーザー層への効率的なアプローチができます。
タイアップ広告のデメリット
タイアップ広告にもデメリットがあります。タイアップ広告のデメリットと出稿したい広告の目的と照らし合わせていきましょう。
広告の出稿までの時間
タイアップ広告・記事広告は、メディアに商品やサービスについて知ってもらい、それを元に記事を作ってもらいます。自社で記事を書くのと、他社が記事を書くのでは所持している情報量が違うため時間が倍以上かかってしまうのは想像がつくと思います。そのためタイアップ広告・記事広告を出稿する際は、掲載時期をある程度予想しそれを逆算して依頼しなければいけません。
広告費がかかる
上記でも述べたように、タイアップ広告はかなり時間がかかります。つまりそれだけの労力がかかっているため、その分費用は大きくなります。
数万円から出稿できる広告と比べると、気軽に出稿できないので、タイアップ広告・記事広告を出稿する必要性をしっかり吟味することが大切かもしれません。
メディア閲覧者のみへの訴求になる
冒頭でも述べたように、タイアップ広告とはメディアと協力して宣伝することのため、メディアの力に依存します。そのため訴求できるターゲットもメディアを閲覧しているユーザーのみになるので、アプローチしたいユーザーの把握は重要です。
ただ記事というのは拡散される可能性もあり、内容によってはメディア外で紹介してもらえることもあるため、メディア閲覧者以上への訴求ができることも可能性としては否めません。
騙されたとユーザーが感じる可能性がある
タイアップ広告・記事広告は、一般の記事に紛れて掲載されているため、ユーザーにとっては広告と気付かず記事を閲覧することもあります。そういった場合「この記事、広告だった。おすすめ商品を紹介してくれたと思ったのに騙された気分」と感じるユーザーも中にはいます。
タイアップ広告に関する資料媒体
ここまでタイアップ広告についてお話してきましたが、いざ広告を出稿しようとするとまずは協力してくれるメディアを探さなければいけません。
そこで以下タイアップ広告の広告枠を提供しているメディアの資料媒体をまとめてみましたので、ぜひご活用ください。
資料は無料で自由にダウンロードができますので、お気軽にお試しください。

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タイアップ広告を導入すべきケースとは?
タイアップ広告を利用した方がいい事例をご紹介します。
・商品やサービスに大きな特徴がなく、他社との差別化が難しいケース
・新しい商品や新しいサービスなどのように、世の中にまだない物を提供するケース
・クチコミが少なかったり、クチコミはあってもマイナス要素のクチコミが多かったりするケース
・多くの情報の中からじっくり吟味してほしいケース
タイアップ広告を成功させるコツ
タイアップ広告を成功させるコツについて紹介します。タイアップ広告は、一般の記事と同じようにユーザーに自然な形で受け入れられることがメリットです。
リード獲得やブランディングが成功するように、次のようなコツを知っておくといいでしょう。
①ターゲットと目的に合ったメディアを選ぶ
タイアップ広告は、自社や商品のターゲット層と目的にしっかり合ったメディアを選ぶことが大切です。
タイアップするために、ターゲット層が似ているメディアやこれから狙いたい新しいターゲット層がいるメディアを慎重に選んでください。
また、タイアップの目的についても、なぜタイアップをするのかを明文化しておくことが重要です。
そして、タイアップ先メディアについては、企業・団体の一般的なイメージではなく、しっかり分析を行った上で検討してください。
実際にそのメディアを利用しているユーザーの属性やタイアップ実績、メディア資料などを参考にして選ぶといいでしょう。
難しい場合は、広告代理店などを活用してメディアを選ぶ方法もおすすめです。
②コンテンツの2次利用の実施
タイアップ広告では、魅力的なコンテンツ選びが大切です。コンテンツを二次利用することによって有効活用してみるのもおすすめの方法です。
媒体により条件は異なりますが、広告遷移先以外にも、タイアップ記事を自社サイト内に掲載したりできる際はおすすめです。タイアップ広告を行ったことによる相乗効果があって、とても効果的になります。
アニメやゲーム、マンガ、著名人やキャラクター関連のタイアップを行う場合は、版権利用などについても確認しておくと、タイアップ終了後なども自社サイトでの活用ができる場合があっていいでしょう。
タイアップ広告を実施するまでの流れ
タイアップ広告を実施するまでの流れについても参考にしてください。タイアップ広告は企画から公開まで1~2ヶ月と時間がかかり、次のような流れに沿って行う必要がありますので、早めに準備してください。
1.出稿するメディアを選ぶ
まず、出稿するメディアを選びます。タイアップするターゲットと目的をしっかり決めて、多くのメディアから選んでください。
どのようなメディアがあるのかを調べることがとても重要です。このメディア選びの段階から広告代理店に依頼するのもいい方法です。
2.どのような企画にするか決める
タイアップ広告は、企画が大事ですので、メディアの特徴、読者層の傾向、訴求ポイントをしっかり分析して企画を決めます。
タイアップ広告には、例えば「編集部による体験」や「座談会」「編集部による取材記事」「調査データの活用」など様々な企画があります。メディアと調整しながら、可能な企画を決めていきます。
3.記事を作成する
実際のタイアップ記事の作成では、素材や原稿の準備が必要です。あらためて取材や撮影をしたりする必要がある場合も多いでしょう。
体験してもらったり、座談会の内容を記事にしてもらったりして記事を作ります。
取材や撮影を必要としない場合は、こちらで過去の素材、商品やイメージ写真や原稿資料、データなどを提供します。
4.公開する
記事が完成したら、校正などを経て公開されます。タイアップ広告記事の掲載期間は、様々です。二次利用でき、長く活用できれば効果も長いものとなります。
また、公開したら、タイアップ広告が最初に設定したKPIを達成しているかを分析して次に活かすことも大切です。ブランディングなどもできているかなどを確認しておくといいでしょう。
出稿時の留意点
タイアップ広告を利用するにあたり知っておくべき言葉として「ステルスマーケティング」があります。ステマと略称で呼ばれることが多く、インスタグラマーやSNSの発達により誰もが広告等になれる時代になったからこそ、有名になってしまった言葉です。
ステマとは簡単に説明すると、広告と消費者に提示せず、あたかもその人の意見として宣伝する方法です。
ただの口コミであれば問題ありませんが、ステマの場合は実際に商品を使用してない、効果を体感していないなどでも企業に頼まれたクチコミを流し、商品価値を上げているのです。
そういったステマと勘違いされないようにするためにも、タイアップ広告を利用する際は「広告」や「PR」といった文字の表記、
またインスタグラマーやYouTuberなどの一個人に紹介してもらう場合には、「提供」などのような広告であるとユーザーに示すことが重要です。
タイアップ広告掲載後の効果測定の指標
・PV:ページが見られた回数
・遷移率:ページからページへユーザーが遷移した割合
・読了率:ページが最後まで読まれている割合
タイアップ広告の料金相場
かかるコストは各媒体によって異なりますが、タイアップ広告の費用相場は150万円前後です。有名で人気の媒体は1,000万円を超えることもあります。
タイアップ広告の事例
タイアップ広告の実際の事例をご紹介します。
YouTuber
YouTuberとのタイアップ広告では、YouTuberやタレントのYouTubeチャンネルを利用して宣伝企画動画を配信できます。
実際の事例では「HIKAKIN」と株式会社サンリオのタイアップでキャラクター「まるもふびより」に関する企画動画、「ジャニーズJr.チャンネル」と三菱食品とのタイアップで「かむかむシリーズ」のお菓子に関する企画動画を配信等が挙げられます。
雑誌
雑誌とのタイアップ広告では実際の雑誌の紙面の中のコンテンツの一つとして掲載できます。
実際の事例では、雑誌「Seventeen」とソニー・クリエイティブプロダクツの「バービー」のタイアップでSeventeenの人気モデルによるバービーグッズの紹介ページを掲載しました。
新聞
新聞の中で活用されるタイアップ広告では、雑誌と同様新聞の中の記事、コンテンツとして広告を掲載することが可能です。企業と協賛してタイアップを組むこともあれば、新聞側が読者に呼びかけタイアップ参加者を募るような形式もあります。
インスタグラム(Instagram)
インスタグラムでのタイアップ広告では、インフルエンサーや人気アカウントに広告投稿を依頼することで、彼らの持つフォロワーやハッシュタグ等でアカウントへ流入してきたユーザーに対しPRを行います。
実際の事例の中には、ファッションブランドReservedがモデルのケンダル・ジェナーを広告塔として起用し成功した例があります。ファッション業界ではどのブランドもしのぎを削る秋冬コレクションですが、Reservedではインスタグラム内のアンケート機能を巧みに使うことで秋冬商品、およびブランドの認知向上を実現しました。
世界で高い認知度を誇るトップモデルに、どの新作を着用してもらいたいか?という質問をファンに投げかけ、さらにコールトゥーアクション機能を掛け合わせて発信したことで、認知度を12倍に伸ばすことに成功しました。
<引用>:
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ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
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