公開日:2020年12月04日 更新日:2023年05月19日
SNSマーケティングとは?6大SNSを使った手法、成功事例を解説!
SNSマーケティングとは?6大SNSを使った手法、成功事例を解説!
SNSマーケティングとは
SNSマーケティングとは、SNS(Social Networking Service)を活用したマーケティング手法です。
代表的なSNSはTwitter、Instagram、Facebook、TikTok等が挙げられます。SNSマーケティングは無料で拡散力が強いことが特徴的です。SNSマーケティングの目的は、SNSを企業が運用し、得た情報を調査・分析することによって企業の商品やサービスの販売促進、ファンの育成やブランドイメージの向上を目指すことです。
SNSマーケティングの特徴
SNSマーケティングとは、自社の商材やサービスについて、FacebookやInstagram、Twitter、LINE、TikTok、YouTubeなどのSNSをもとにブランド訴求や販売促進につなげていくマーケティング手法のことを指します。近年、SNSの需要の高まりに伴い、多くのユーザーが様々なSNS媒体にて日に何度も投稿や閲覧といった動きを行う傾向にあります。このような中で企業としても公式のSNSアカウントを開設するケースも増え、SNSを介して直接ユーザーとコミュニケーションを行う動きも少なくありません。また、SNSは拡散性が高いため、気に入った商材やサービス、興味を惹いた投稿などは、ユーザーによってすぐにイイね!やシェア、コメントがされ、認知度拡大や売上増加にもつながりやすい特徴があります。このように、SNSマーケティングは投稿内容や運用に力を入れることで、広告費をかけなくともコンバージョンにつながりやすいことから、多くの企業が取り組むようになってきています。
SNSマーケティングが注目される背景
ホームページなどのWebサイトでの集客も可能ですが、同カテゴリー内で大手の企業やブランドがSEO上位をすでに獲得してしまっている場合、それらのメディアと張り合おうと思ってもそう簡単にいくものではありません。SNSマーケティングのようなSNSツールを使った集客は、今ではやっていない企業の方が少ないほどメジャーな方法となりましたが、SNSが多用されるようになった背景には、それら競合サイトに打ち勝つことをSNSが可能にしたという特徴があります。SNSには「拡散(シェア)」をする機能があり、SNSプラットフォーム上の口コミによって他のユーザーにも情報を広めていけるという特性を持っています。このSNSマーケティングの特性をうまく活かして投稿に話題性を持たせたり、自社SNSアカウントを人気のものにできれば、ホームページ上で高い集客率を誇っているWebサイトなどに勝つことができます。
SNS利用率の向上
SNSマーケティングが今なぜこんなに注目が集まっている理由として、一般人のSNS利用率が向上していることが挙げられます。
2022年にICT総研によって公開された
2022年度SNS利用動向に関する調査によると、日本のSNS利用者は8,270万人を超えており、普及率は82%に上ります。
また、同調査では、主なSNS利用率も発表されており、日本国内で最も利用率が高いSNSはLINEとなっています。
SNSの検索エンジン化
また、もう一つの理由としては、SNSが検索エンジンとして機能してきたことが挙げられます。Googleの利用頻度が以前よりも下がり、SNSで物事を検索する人が増加しています。
また、これにより商材購入の意思決定にSNSの投稿が大きく影響することがあります。
「SNSで皆が話題にしている!」「使い勝手がいいという投稿を見た」など、SNSの情報発信は販売促進の観点で非常に重要と言えます。
SNSマーケティングの企業・サービス10選
SNSマーケティングは利益率の向上だけでなく、コストの削減やブランドイメージの向上ができるなどの大きなメリットがあり、より効果的な広告戦略を打ちたいと考えている企業にとっては運用する価値の高いマーケティング施策であると言えます。SNS運用やSNSマーケティングは自社運用だけで回らない部分が多く、代行などのアウトソーシングも効率化の手法の一種となっています。
下記ではSNSマーケティング施策に効果的なコンテンツ制作などのサービス、代行業者などについてまとめてみました。サービス資料やノウハウ資料のダウンロードも可能ですので、SNSマーケティングを検討している方はぜひ利用をご検討ください。
また、メディアレーダーでは
SNSマーケティングに関するセミナー動画をまとめています。動画視聴は
無料会員登録することで無料で視聴することができますので、気になるセミナーがある方はぜひご確認ください!





SNSマーケティングのメリット
SNSマーケティングのメリットを下記でご紹介します。
SNS上で関係性を構築できる
SNSマーケティングのメリットは、消費者目線で情報発信ができてユーザーとの距離感を縮めることができる点です。TwitterやInstagram、Facebookなどほぼ全てのソーシャルメディアにはコメントやリアクション機能などがついており、そこでユーザーと直接やり取りができるようになっています。これまでは企業やブランドがユーザーとコミュニケーションを取る場合にはどうしても距離がありましたが、SNSのこれらの機能を使うことによってファンの育成、認知率の向上が可能になりました。またいいねやRT数、コメント内容から忖度のない反響や生の声を拾うことができるようになりました。
SNS活用による広告費の削減
SNSアカウントの作成は無料で行うことができ、従来のテレビCMや雑誌などのオフラインで行う広告に比べると格段にコストを抑えることができます。運用をしていく中でコストのかかる写真やリソースの収集が必要になり、デフォルトで備わっているインサイト分析機能以上のものを使う場合には追加の費用がかかることがありますが、それでも高額なオフライン広告費の相場に比べると大幅なコスト削減となります。またSNS広告は細かいターゲティング設定が可能なのでオフラインの広告よりも精度の高い配信が可能になります。
広告効果を可視化できる
SNSマーケティングでは広告効果が数字として可視化できます。企画や商品が消費者に受けているのかどうかもSNSの反響である程度分かります。SNSマーケティングは、売上やユーザー数だけでなく、その成果に至るまでの流入数や離脱率などの経路まで数値化できるので成果にたどり着くまでの改善点がわかりやすいです。ターゲティング設定からもどの層に商品が支持されているのか把握できるのでSNSマーケティングは今後の販売戦略に結果を反映しやすいです。
広告効果の即効性が高い
SNSは手間なく発信することができるのでリアルタイムの発信に適しています。マス媒体では掲載準備や撮影など時間がかかっていましたが、SNSは広告を出したい時にすぐに発信ができます。また、SNSマーケティングはボタン一つで拡散もすぐにできるので二次拡散も早くリアルタイムで話題性が高くなります。SNS広告に出稿した場合も同様で、思い立ったらすぐにできるので時間を要しません。
SNSマーケティングのデメリット・注意点
多くの企業で実践されているSNSマーケティングですが、デメリットもあります。
主なものとして3つあげておきましょう。
● SNS運用の負担
● 炎上の危険性
● リテラシー問題
競合他社との差別化を図る際に大切なのが、コンテンツの質と量です。
日々変化するトレンドやSNSプラットフォーム、ルールなどさまざまな環境変化に対応するために、SNSマーケティングに長けた人材が必要だということです。
社内で人選できなければ外部に頼るしかありません。もちろんそれにはコストが発生します。
さらにユーザーとのコミュニケーションの負担もあります。しかし、コミュニケーションが市場のトレンドを知る手がかりになるのです。
次に、情報が拡散することはプロモーション上重要ですが、予期せぬネガティブな情報も同様に拡散してしまう危険性があります。
正しいと思っていた価値観が人によっては異なるものです。言葉ひとつで企業の信頼を損ねることを理解しましょう。
また、SNSマーケティングでは運用するスタッフ一人ひとりがマナー、モラル、セキュリティをしっかり理解できるようリテラシーについて教育する必要があります。
SNSマーケティングを動画で解説
メディアレーダーでは、SNSマーケティングに関する動画を視聴することができます。
SNSマーケティングの事例や、各SNS別のマーケティングに関する手法も解説しています。
動画視聴は無料ですので、ぜひご確認ください!
●内容
本ウェビナーでは、TikTok・Instagram・Twitterの運用に日々携わる当社専門チームが登壇し、各プラットフォームの最新トレンドや成果が出たコンテンツ施策の事例を振り返り、SNSにおける目標設定・KPI設計の重要ポイント等について解説いたします。
●プログラム
・各プラットフォームの最新トレンド
・成果が出たコンテンツ施策の事例紹介
・各SNSアカウント運用における目標設定・KPI設計で重要になるポイント
・各SNSプラットフォームの当社運用担当者によるパネルディスカッション
●このような方にオススメ
・企業のTikTok・Instagram・Twiitterアカウントを運用されている方
・これまでのソーシャルメディア活用で成果が出ておらず、戦略を見直したい方
・ソーシャルメディアマーケティングの最新動向を知りたい方
SNSには、企業のマーケティングを支える大きな力が秘められています。しかし、ほとんどの企業はSNSを活用できていません。それは、「絶対に外してはいけないSNS活用の根本ルール」をわかっていないからです。これを知らないまま、なんとなくの運用を続けても、伸びることはほとんどありません。逆に、そこさえ押さえておけば最小工数で最大成果を上げることが可能になります。そこでこのセミナーでは、弊社がSNSのみで2ヶ月で1億円を売り上げた実績をもとに、企業がSNSを最大限活用するための方法論を徹底解説しました。
※本セミナーは2022年6月9日(木) に開催された「第6回 メディアレーダー EXPERT WEBINAR WEEK」内のセミナー動画です。
動画内の情報については、登壇企業へ直接お問い合わせください。
テーマタイトル
「加速する3大SNSマーケティング最新の運用術 ~Instagram・Twitter・TikTokの極意~」
詳細なターゲティングを可能にし、広告業界に革命を起こしたSNS広告。
2022年もスピードを落とすことなく、ネット広告の筆頭として成長を続けています。
現在、ユーザーが利用するSNS媒体は明確に差別化されてきており、成果を出す上で、SNSごとの適切な運用は今まで以上に重要な事項と言えます。
今回のセミナーは「Twitter」、「Instagram」、「TikTok」の最新運用術を短い時間で広く深く学べる、欲張りなマーケター向けのセミナーとなっています。
SNSマーケティングで活用される主要のSNS
SNSマーケティングは各大手SNSで行うことができます。広告配信の目的やターゲット層に合わせて適切なSNSを選択しましょう。
Instagram(インスタグラム)
Instagramとは写真・動画の共有SNSで「インスタ」と略称で呼ばれています。Instagramの利用者の割合は年代別でも幅広く、20~40代がメインのアクティブユーザーです。40~50代のユーザーも増加率が高く、現在多くの企業がSNSマーケティング・集客の戦略として起用しているSNSツールです。特に女性や若年層をターゲットとしたマーケティング戦略を行う企業にInstagramは向いています。メリットは視覚効果を最大に引き出すことができるSNSのUI/UXです。InstagramというSNS集客ツールはアパレルや不動産、飲食店などのコンテンツのアカウントに非常に適しています。Instagramを使ったSNSマーケティングでは自社のInstagramアカウントで投稿する方法とInstagramに広告を出稿する方法があります。自社SNSアカウント運用はコストは掛かりませんが、広告効果を出すためにSNSに費やす時間が必要になることが多いです。SNS広告出稿はコストは掛かりますが、広告効果の即時性、細かいターゲティングで効果をすぐに出しやすいです。
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Instagramマーケティングとは?手法・方法や企業のまとめLINE(ライン)
LINEは日本で月間ユーザー数が最も多いコミュニケーションSNSです。日常の連絡ツールで幅広い年代のユーザーが利用しており、ユーザー数は8,300万人に上ります。ユーザーへの訴求方法としては、直接的に訴求できるLINE公式アカウント、幅広い年代に配信されるLINE広告、提携サービスのLINEニュースやLINEマンガなどが挙げられます。プライベートでも仕事でも使用することが多いLINEは確認頻度が高いSNSなのでユーザーの目に入りやすく認知拡大効果が高いです。ユーザーのターゲティング設定も行うことができるので、精度の高いSNS広告配信を行うことができます。
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LINEを活用したマーケティング戦略、種類、ツール、会社まとめTwitter(ツイッター)
Twitterとは140字以内のテキストと画像や動画を「つぶやき」として呟くことができるSNSです。ツイッターの利用者は20~30代が多く、40代を超えると男性の利用者の割合が増します。ツイッターをマーケティング戦略として起用するメリットとして、主要SNSの中で最も投稿が拡散されやすいということが挙げられます。そしてSNS上に拡散されれば短時間のうちに情報が拡散され、不特定多数のユーザーに情報を認知してもらえるようになります。またSNS広告出稿の場合、ターゲットが起こしたアクションに対して課金されるので二次拡散にコストがかからないこともTwitterの魅力の一つです。また自社のパブリックサーチがしやすく、良くも悪くも消費者の生の声をSNS上で聴くことができます。
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Twitterのマーケティング戦略、7つの手法、ツールまとめFacebook(フェイスブック)
SNSメディアでの利用者数は、フェイスブックが最大数を誇ります。利用者層としては30~50代が多く、ビジネス目的で利用される機会が多いことから、SNSツールの中でもフォーマルなイメージが強くあります。利用するメリットとして、他SNSよりもテキスト、写真の制限が少なく一つの記事のような投稿ができるので、コンテンツをしっかり訴求することができるのでファン育成のハードルが比較的低いということがあります。ファン獲得専用の広告機能などもあり、シェア機能で拡散される確率も高いことから汎用性の高いSNSツールとして認識されています。健康食品などの高い年齢層向けの商品や、BtoB商材など年配の権限者に向けた商品とFacebookを利用したSNSマーケティングは非常に相性がいいです。
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Facebookのマーケティング戦略について│事例│ツールまとめYouTube(ユーチューブ)
YouTubeは世界中で人気な動画プラットフォームです。国内では若年層をメインに幅広い年齢層のユーザーに利用されています。YouTubeを利用したマーケティングには他のSNSより市場の大きいインフルエンサーマーケティングや投げ銭のできるスーパーチャット、ターゲティング設定をした広告配信などが可能です。最近ではスマートフォン向けの縦型の動画SNS広告も導入されています。YouTubeを使ったマーケティングは動画視聴前後や途中に挟まれる動画広告がメインですが、人気ユーチューバーとコラボしたタイアップ動画もYouTubeマーケティングも挙げられます。
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YouTubeマーケティングとは?活用方法や成功事例TikTok(ティックトック)
TikTokは若年層を中心に近年注目されている動画プラットフォームSNSです。短い尺の動画がテンポよく流れていくのが特徴のSNSです。TikTokでのSNSマーケティングでは起動時やフィードの中で広告を表示したり、指定のハッシュタグでユーザーに投稿を促すハッシュタグチャレンジが可能です。「何をするか」も大切ですが、「誰がするか」も大切なので人気のTikTokerがハッシュタグチャレンジをやると一気に話題がSNS上で拡散されることもあります。また、
TikTokの動画フォーマットと類似したネイティブアドのような広告が多く嫌悪感が少ないSNS広告が多いです。
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SNSマーケティングの手法
SNSマーケティングとは具体的にどのような手法を指すのでしょうか。下記に5つのSNSマーケティング手法をご紹介します。
SNSアカウント運用
SNSアカウントの運用では、投稿やフォロワーケアを行い自社ファンを育成していきます。SNSアカウント運用では、自己発信の投稿に加え、フォロワーからのリプライに返信 したり、パブリックサーチを行ってリツイートやいいねなどの反応を返す必要があります。SNSアカウント運用は自社で行う場合、自社ならではの発信や 自社愛を自然と醸すことができるのでファン育成に適しています。また、社内にSNSアカウント運用のリソースがない場合は外注し、SNSアカウント運用代行を 依頼することも可能です。外注する場合、SNS運用のプロに依頼することができるので、一番反応のいい時間に投稿できたり、エンゲージメントの獲得方法について熟知しています。
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SNS広告
各SNS媒体それぞれに広告出稿することができます。SNSは独自の広告配信サービスを保持しており、その媒体特性に応じたテキスト、写真、 動画などの広告をユーザーに配信することができます。 また、性別、年齢、住所などSNSの登録ユーザー情報やフォロー中の興味のある分野に絞って広告配信を行うことができます。 ターゲティングを行いつつ、広告配信ができるので効率の良いマーケティング活動が可能になります。配信期間や時期、配信費用を 自社で自由にコントロールすることができるため、急な企画、予算消化など自分のニーズに合ったプランを作成し広告出稿を行うことができます。 またターゲットを自由に設定できるので、自社を知らない人にターゲティングすることができるので認知度の有無に関わらず施策を実施できます。
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SNSキャンペーン
SNSを活用したキャンペーンです。「会員登録」「写真投稿」「拡散」等の一定条件を満たすとキャンペーンに参加できる、商品がもらえるという マーケティング手法となっています。認知促進、フォロワー拡大、話題性の創造など目的に応じて条件を設定するSNSキャンペーンでは、目的達成の ための一時的な効果だけでなくUGC投稿の増加、企業、商品、サービスのファンの増加、既存顧客のナーチャリングなどの副次的な効果もあります。 SNSキャンペーン単体で行う場合は、既存顧客や既存顧客と類似したユーザーに届くことが多いです。自社サービスを認知していないユーザーに リーチしたい場合は、SNS広告等と組み合わせて施策を実施することをお勧めします。
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インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングとは、SNS上で人気投稿を発信し、フォロワーを多く獲得している影響力の強いユーザー「インフルエンサー」に 商品サービスPR投稿を行ってもらう手法です。「人気のインフルエンサーがこの商品を使ってるから買おう」といった購買意欲を掻き立てられるので 消費者に対して訴求することができます。一方でPR表記なく投稿を行うと、ステルスマーケティングと位置付けられ消費者からの反感を買うので 気を付けて投稿を行うべきポイントとなっています。
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ソーシャルリスニング
ソーシャルリスニングは、各種SNSなどのソーシャルメディア上でユーザーが発信・交流している内容を検索・分析し、その結果を製品開発やマーケティングアプローチ手法の選択などに活用する ことです。ユーザーや世間の生の声を聴くことができるソーシャルリスニングはアンケートやインタビューよりも精度が高い本音を聞きやすく、インサイトの 発見に役立ちます。タレントが自身の名前をSNSメディアで検索する「エゴサーチ」が有名ですが、自社名や自社商材・サービス名を検索する「パブリックサーチ」も このソーシャルリスニングに当たります。また、自社サービスについて分析できるだけでなく、競合サービスや商品のソーシャルリスニングも行うことができるので競合調査が可能になりました。
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SNSマーケティングに適している企業
続いて、SNSマーケティングに適している企業について紹介していきます。SNSマーケティングは、全ての業種業態に必ずしもマッチする訳ではないため、自社の商材やサービスの特性をふまえ、ターゲット層にマッチしているか検討した上で実施していく必要があります。
10~20代をターゲットにしている企業
まずSNSマーケティングが適している企業の一つ目が、10代から20代がターゲット層となる商材やサービスを展開している企業です。SNS媒体を活用する年齢層は、媒体によって差異はあれど基本的に10代から30代が中心となります。そのため、50代以上のシニア層をターゲットにした商材には不向きな可能性もあります。逆に、若年層をターゲットとしている場合には、コンバージョンにもつながりやすい可能性が高いため、積極的にSNSマーケティングを活用すると効果的です。
口コミでの拡散を狙える商品・サービスを扱う企業
続いては、口コミでの拡散を狙える商品・サービスを扱う企業です。SNSマーケティングでは拡散性の高さが大きな魅力の一つとなります。そのため、使用感が素晴らしい化粧品やインスタ映えしやすいデザインの雑貨、試してみたくなるアプリなど、口コミでの拡散が期待できる商材やサービスを取り扱っている企業にとってはより多くの効果が期待できます。
ECサイトを運営している企業
最後は、ECサイトなどを運営している企業です。SNSマーケティングは、ECとの連携がしやすく、ユーザーを自然と購入ページなどに遷移させやすいメリットがあります。そのため、実店舗ではなくオンラインで完結するような商材やサービスを販売している企業にとっては、集客から購入までの導線設計がしやすく、より多くのコンバージョンも期待できます。
SNSマーケティング実施によって得られる効果
そもそもSNSマーケティングを実施することでどのような効果が期待できるでしょうか。
大枠で下記2つの効果が期待できます。
ブランディングや認知拡大
まず初めに認知拡大とブランディングが挙げられます。そもそもSNSは投稿や発信が拡散されやすい特徴を持っています。SNSマーケティングの1つであるSNSキャンペーン施策では、この性質を利用した「フォロー&RTキャンペーン」を実行することがあります。
また上記にも記載した検索エンジンとしてのSNS利用が加速している現代、ユーザーの検索意図に沿ったキーワードを含めた投稿は、理想的なオーガニック検索に引っかかりやすく認知拡大に繋がります。その結果、認知拡大から売上促進に繋がることもあります。
また、投稿内容に一貫性を持たせることでブランドや商材の世界観を演出しやすく、ブランディングに適しています。
顧客ロイヤリティの向上
SNSではユーザーと企業が直接的なコミュニケーションを取ることができます。そのため、コミュニケーションがより強固な信頼関係を築いていくことが可能です。
SNSマーケティングを行う際の流れ
SNSマーケティングを行う際には下記の4ステップを踏んで、実行しましょう。
SNSマーケティング実施の目的を定める
まずSNSマーケティングを行う前に、SNSマーケティングをどのような目的で実行するのかを考える必要があります。自社の商材やブランドの認知拡大か購入促進か、短期的な集客をしたいのか、市場感をリサーチしたいのかなど、目的意識を持って運用することが大切です。SNSの運用は、目的を達成するための手段でしかないので
目的に応じたSNSマーケティング手法を選択する
決めた目的に沿って、適切なSNSマーケティング手法を選択します。
SNSごとにユーザー層の特色があるので、ターゲットに応じてどのSNSを選択するか決めましょう。
また、その選択されたSNSでアカウントを運用するのか、広告を出すのかなど
KPIを設定して、SNSマーケティングを実行する
SNSマーケティング施策の目標達成の進捗状況を測るために、KPIを設定しましょう。
ユーザー数やコメント数など、数値ベースで測ることができる項目をKPI値として設定し、いつまでに何件達成するかを具体的に明記して実行しましょう。
実施後、得られた広告効果を分析・振り返りを行う
SNSマーケティングを実際に行って、どのような広告効果が得られたかを数値分析しましょう。分析の結果、施策の成功ポイント、失敗ポイントがわかるので、得たポイントを活かして次の施策を実行しましょう。
SNSマーケティングのポイント
SNSマーケティング実施時のポイントを下記にまとめました。
自社ブランドとの親和性を考慮する
広告を出したい商材やブランドと、SNSそのもののプラットフォームとの相性が合うのかどうかを考える必要があります。例えば、Z世代や若者に多く支持されているTikTokでは、高所得向けの商材はマッチしにくいです。
どちらのSNSでどのような訴求方法でブランディングを行うか、ユーザーとどのようなコミュニケーションを行うか熟考する必要があります。
SNS上でのコミュニケーションの取り方
SNS上でのコミュニケーションは、通常のコミュニケーションとは異なり、記録としてデジタル上に残るので、注意する必要があります。
SNSリテラシーを身に付けて、SNS上でコミュニケーションを取りましょう。
また、全員に対して発信しているようなSNS形式では、自分ごとになりにくく、投稿がスルーされやすいです。そのため、個人に語りかけているような投稿を意識しましょう。
SNSマーケティング担当者をアサインする
SNSマーケティングを行う際に、実際の投稿や運用、それに伴う効果測定等、SNS運用業務がかなり負担になります。そのため、SNS運用の専任の担当者をアサインしましょう。
また、固定の担当者にすることで、投稿の一貫性を持たせやすくなるため、尚良しです。
SNSの炎上対策を行う
SNSマーケティングを行う際には炎上対策を必ず行いましょう。SNSの炎上は故意でなくても意図せず起こってしまうので、投稿や発信内容のチェックを怠らずに実施しましょう。
また、万が一の場合、炎上してしまった時のマニュアルを作成しておきましょう。
モラルやポリティカルコレクトネスに沿った発信を心がけましょう。
日常的に分析を行い、PDCAを回しながら運用する
SNSマーケティングは地続きの作業なので、一発当てたらいいという作業ではありません。日常的にSNSの投稿や発信に対するフィードバックの数値について分析を行い、投稿のPDCAを回していきましょう。長期の運用でファン化に繋がったり、新規ユーザーを獲得できたり、様々な副次効果が得られることが予想されます。
SNSマーケティングの事例
下記ではSNSマーケティングの事例をご紹介します。
Instagramマーケティングの事例:ゼクシィ
結婚情報サービスのゼクシィはInstagramを活用したSNSマーケティングで成功しました。Instagram広告の中でも縦長のスマートフォン全画面表示できるストーリーズ広告を使用し、ターゲット層の結婚前の女性の関心が高いドレスをテーマに世界観を強く訴求した所、CPIの40%削減に成功、クリック率は4倍という結果になりました。
Twitterマーケティングの事例:あつまれ!どうぶつの森
「あつまれ!どうぶつの森」、通称あつ森は2020年3月に発売されて以来、累計販売数は世界中で右肩上がりの大ヒットになりました。このヒットの要因にはゲームの様子を投稿したInstagramやTwitterのハッシュタグなどSNS上の拡散が挙げられます。特にTwitterのハッシュタグは末尾に登場キャラクターのフラッグが付きSNS拡散を促進していました。映える可愛い世界観をベースに、自分でゲーム内の島や家を整備できる「センスや個性」が問われる要素も加わり承認欲求を満たすSNS拡散の要因を十分に孕んでいました。その投稿をゲームをしていないユーザーもやりたくなり、どんどんSNS上で拡散していく構造でした。マイデザインと呼ばれる自分で描いたデータを絵や絵画にできることを利用し、ブランドの認知拡を目的に美術館やファッションブランドなどの企業も参入しました。
ライタープロフィール
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ソーシャルメディア 事業部株式会社アイズ
- SNS広告運用代行やSNSを活用したクチコミマーケティングを提供
SNS広告やSNSを活用したクチコミマーケティングの詳細はこちら
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