公開日:2023年12月15日 更新日:2023年12月15日
トレインチャンネルとは?路線別費用、出稿方法、広告媒体資料まとめ
トレインチャンネルとは?路線別費用、出稿方法、広告媒体資料まとめ
トレインチャンネルとは
トレインチャンネルとは、電車内にある液晶ディスプレイに表示される広告のことであり、大きな広告効果を見込むことができます。
2002年頃から山手線で導入されているため、ニュースや天気予報、クイズなどの合間にCMを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
今後より効果的に広告運用を行うためにも、トレインチャンネルとはなにか、詳しく解説します。
効果やメリット、費用、広告入稿についても詳しく説明するので、ぜひ参考にしてください。
トレインチャンネルの効果・メリット
トレインチャンネルと活用することでどのような効果を得ることができるのでしょうか。
3つのメリットをご紹介しますので、メリットを理解しトレインチャンネルに適した動画はどのような動画なのか、どのような動画を作るべきかという方向性を定めてください。
エリア・利用者のターゲティングができる
トレインチャンネルは、広告を掲載する路線を選ぶことができるため、どのエリアのどのようなターゲット層に注力してアピールしたいのか、ということを決めることができます。
例えばお店の広告を流す場合は、店舗が多い沿線を中心に広告出稿するなど、エリアによる戦略を打つことができることは大きなメリットです。
また、女性の通勤は京浜東北線が多く、学生の通学は中央総武線が多いなど、それぞれの路線にも特徴があるため、効率的なターゲティングも可能です。
動画での訴求ができる
トレインチャンネルは動画での訴求であり、ユーザーの視覚に直接訴えかけることができます。
たとえば商品の使い方を知りたい場合は、説明書を読むよりも動画で見たほうがイメージを掴むことができると感じられる方も多いでしょう。
その通り、動画はテキストや画像よりもリアルに伝達することが可能であるため、ユーザーに覚えてもらいやすく認知拡大とブランディングに優れています。
より訴求力を高めるためにも、動画の質には十分にこだわりクオリティを高めることを意識してください。
広告の視認回数が多い
電車というものは、通勤や通学、旅行など、日々多くの人たちに利用されています。
多くの人が多くの時間を過ごす電車内だからこそ、視認性を高めるには抜群の効果が期待でき、広告の視認回数が多いことも大きなメリットです。
電車内での時間は退屈に過ごしている方が多く、スマートフォンを触っていてもすることがないという場合も珍しくはありません。
そんな状況の中トレインチャンネルにて広告を配信することで、多くの電車利用者に広告をみてもらうことができ、視認性が高まって、商品やサービスに興味を持ってもらうきっかけを作ることができます。
トレインチャンネルに関する資料まとめ
下記では、トレインチャンネルに関する資料をまとめています。
資料のダウンロードは無料ですので、出稿をご検討中の方はぜひお役立てください。

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トレインチャンネルの費用・料金相場
トレインチャンネルを制作するにあたって、費用と料金相場を知っておきましょう。
トレインチャンネルの出稿にかかる費用と、トレインチャンネルの路線別費用の相場を説明します。
広告出稿の際の基準にしてください。
トレインチャンネルの出稿にかかる費用
トレインチャンネルに動画広告を出稿する場合、3種類の費用が発生します。
まずは広告枠の費用である「媒体費」です。
鉄道会社の広告枠は、様々な広告代理店が窓口となっており、路線、掲出位置、掲出期間などによって細かくメニューが分けられており、売れたらその媒体が売り切れる、いわば「早い者勝ち」方式です。
2つ目は動画制作費です。
トレインチャンネルに流す動画広告の製作費は、媒体費には含まれないため注意が必要です。
手間がかからない方法は、広告代理店に映像制作会社を紹介してもらい発注することですが、その場合には広告代理店の手数料も発生します。
費用を抑えるには、広告代理店から媒体の仕様書をもらい、自社で映像制作会社に直接発注する方法がおすすめです。
3つ目は代理店手数料です。
鉄道会社の広告枠は広告代理店経由で購入が可能であり、代理店手数料は媒体費用と動画制作費それぞれに発生します。
手数料の相場は20%であるため、覚えておきましょう。
トレインチャンネルの路線別費用
トレインチャンネルの路線別の費用を詳しく解説します。
沿線を限定したターゲティングが可能であるトレインチャンネルであるからこそ、より多くのインプレッション数を目指し、自社の予算と戦略をしっかり考慮して選定してください。
参考:
メディアガイド/阪急阪神マーケティングソリューションズ
JR山手線
JR山手線のまど上チャンネルとサイドチャンネルの費用を解説します。
まど上チャンネルは、3面並んだサイネージを連動させ、1枚絵のクリエイティブで訴求することができます。
サイドチャンネルは、1面を1社でジャックして展開を行うことができます。
JR山手線は、首都圏でも特に利用者が多い路線であるため、高居認知率に期待することができるでしょう。
媒体名 | 秒数 | 期間 | 料金 |
まど上チャンネルセット | 15秒 | 1週間 | 200万円 |
横須賀・総無線快速 | 15秒 | 1週間 | 50万円 |
参考:
JR東日本交通メディア
京王線(K-DGチャンネル)
京王線で配信されるK-DGチャンネルの費用を解説します。
京王電鉄の各車両ドア上部に運行情報用のディスプレイと並列で設置されている、認知性の高い横型のデジタルサイネージです。
渋谷や新宿、吉祥寺などが沿線にあり、ビジネス層だけでなく若者に人気の路線に掲出できることがポイントです。
さらに都営新宿線内にも乗り入れるため、より多くの幅広いターゲットを告知することができます。
コンテンツと合わせて放映されるため、高い視認率を獲得することができます。
媒体名 | 秒数 | 期間 | 料金 |
K-DGチャンネル
(京王本線、井の頭線)
| 15秒 | 1週間 | 60万円 |
参考:
デジタルメディア・京王線、井の頭線の交通広告
都営地下鉄線(チカッ都ビジョン)
都営地下鉄線で配信される、チカッ都ビジョンの費用を解説します。
モニターが設置されているのは、浅草線と新宿線、大江戸線の3つの路線です。
東京を跨いだ路線であるため、都心に特化したプロモーション展開が可能で、通勤通学に限らない幅広い年齢層や、インバウンド剥け広告展開に適しています。
チカッ都ビジョンのような地下鉄のトレインチャンネルの特徴は、乗客は車窓から外の景色が見えないため、動画の視認性が高いことが特徴です。
媒体名 | 秒数 | 期間 | 料金 |
チカッ都ビジョン
(浅草線、新宿線、大江戸線) | 15秒 | 1週間 | 40万円 |
参考:
広告の掲出/東京都交通局
東京メトロ(東京メトロ TMV )
東京メトロで配信される、東京メトロTMVの費用を解説します。
東京メトロTMVは車両内のドア上に設置されており、銀座線、日比谷線、千代田線、半蔵門線で採用されています。
毎日多くの人が利用する東京メトロ線であるからこそ、東京メトロのトレインチャンネルはテレビCMやインターネット広告に匹敵するほど多くの人の目に届くことが特徴です。
ビジネス層、若者層、ファミリー層などターゲット層を絞り込みセグメントが可能です。
媒体名 | 秒数 | 期間 | 料金 |
東京メトロTMV
(東京メトロ全線) | 15秒 | 1週間 | 340万円 |
参考:
料金一覧表/メトロアドエージェンシー
小田急線(小田急TV)
小田急線で配信される、小田急TVの費用を解説します。
小田急TVは、小田急線の全線に搭載されたトレインチャンネルです。
小田急線の利用者は、一人当たりの乗車平均時間が約30分と長いため、動画素材を用いることで、より高い広告到達率を見込むことができ、効率よく認知度を高めることができます。
沿線に学校も多いため、ビジネス層だけでなく若者層向けの媒体としても適しています。
媒体名 | 秒数 | 期間 | 料金 |
小田急TV
(小田急全線) | 15秒 | 1週間 | 70万円 |
参考:
小田急TV(OTV)/小田急交通広告
西部鉄道(Smileビジョン)
西武鉄道で配信される、Smileビジョンの費用を解説します。
西武鉄道の各車両のドア上部に運行情報用のディスプレイと並列で設置されている、視認性の高い横型のデジタルサイネージです。
西武線沿線には、約200もの中学や高校、短大、大学があり、通学利用が非常に多い沿線です。
学生層にターゲットを絞った塾やアミューズメント施設、採用広告などに最適です。
他沿線のトレインチャンネルと比較すると、比較的安価であることも特徴です。
媒体名 | 秒数 | 期間 | 料金 |
Smileビジョン
(特急車・山口線・多摩川線除く西部全線)
| 15秒 | 1週間 | 80万円 |
参考:
広告料金/西部鉄道
トレインチャンネルの出稿方法
トレインチャンネルの出稿方法を解説します。
まずは、トレインチャンネルの広告素材を作成します。
鉄道会社の広告媒体は人気があるため、掲出開始希望日の約半年前には動き出すことがおすすめです。
また、鉄道会社への動画広告データの納品締め切りは、掲出開始の約1ヵ月前です。
自社がアピールしたい内容と適した媒体を見つけ、実施が決定すればトレインチャンネルに申し込みをします。
放映する動画広告の製作を完成させ、放映開始約1ヵ月前より鉄道会社による審査が行われます。
放映開始約2週間前に入稿が完了すれば、通常月曜日から放映が開始されます。
トレインチャンネルの入稿規定
トレインチャンネルには、それぞれの鉄道会社により入稿規定が定められています。
フォーマットやフレームサイズ、ビットレート、コンテンツ秒数、放映画角、放映時間などが細かく定められているため、入稿前にこの規定を必ず確認しておきましょう。
入稿規定違反の動画広告は、当然審査が通りません。
放映期間中の素材の変更や差し止めに関して、ベット料金が必要になります。
またトレインチャンネルは、入稿期限にも非常に厳しいため、1日でも遅れてしまうと入稿遅延費が発生します。
入稿遅延費は数十万円と掛かってしまうため、入稿の際の注意点として覚えておきましょう。
トレインチャンネルの事例
実際にトレインチャンネルで成功を収めた3社の事例をご紹介します。
どれも音声はなく、字幕の大きさや位置などが工夫されており、非常に良い事例ばかりですので、これからトレインチャンネルの動画広告を作成しようと思われている方は、ぜひ参考にしてください。
jeki×NewsPicks
まずは、jeki×NewsPicksのオリジナルコンテンツをご紹介します。
株式会社JR東日本企画(jeki)は、株式会社ユーザーベースと共同企画を行い、JR首都圏11路線に搭載されているトレインチャンネルに、株式会社ユーザーベースが提供するソーシャル経済メディア「NewsPicks」を配信しました。
共同企画であるNewsPicksは、オリジナルコンテンツである「仕事の豆教養」「UPDATE VISION」が放映されており、電車移動のスキマ時間に、ちょっと役立つ豆知識が発信されています。
参考:
jeki×NewsPicksオリジナルコンテンツ トレインチャンネルで「仕事の豆教養」「UPDATE VISION」を放映開始
一建設株式会社
一建設株式会社のオリジナルコンテンツをご紹介します。
一建設株式会社は、年間46,000戸以上の住宅を供給する飯田グループホールディングスの中核企業であり、世界的サッカー漫画「キャプテン翼」の作者である高橋陽一先生、戸田邦和先生とのコラボコンテンツを制作しました。
トレインチャンネルとして、WebCM「ハジメとケンとセツ」を配信し、2022年11月に公開された第一弾はSNSで非常に大きな話題を呼びました。
また、期間限定で全話一気見できる60秒の特別バージョンが公開されるなど、注目を集めたトレインチャンネルです。
平均乗車時間に合わせ、最適な視聴時間が設定されており、合わせて中づり広告やまど上広告など車両全体も「ハジメとケンとセツ」でジャックされています。
一建設株式会社の社名認知を向上させました。
参考:
『キャプテン翼』の高橋陽一先生監修、戸田邦和先生作画のWEB CM『ハジメとケンとセツ』最新版が11月16日より公開!
駐車場サービス「タイムズのB」
最後に駐車場サービス「タイムズのB」のオリジナルコンテンツをご紹介します。
タイムズBは、タイムズ24株式会社が提供している実際のサービスの紹介動画であり、サービスの認知拡大を目標としています。
クイズ形式でサービス名を印象付けるシーンを繰り返すという、遊び心のある見せ方が工夫されており、クルマでのお出掛けがもっと楽しくなるような、駐車場サービスを活用できるシーンが具体的に紹介されています。
そして最後に視聴者を「タイムズのB」の検索へ誘導するようになっており、その場で視聴者がスマートフォンなどで検索できる環境が考慮されていることが分かります。
このような締めくくりにより、視聴者へサービス名の検索という行動喚起も促しています。
参考:
トレインチャンネル用広告動画 駐車場サービス「タイムズのB」
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
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