公開日:2019年07月24日 更新日:2024年08月19日
デジタルサイネージとは?仕組みや種類、費用を分かりやすく解説!
デジタルサイネージとは?仕組みや種類、費用を分かりやすく解説!
目次
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デジタルサイネージとは
デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクターなどの電子表示媒体を活用した情報発信システムの総称です。
従来の看板やポスターと異なり、表示内容を簡単に変更できることや、動画やアニメーションなどの表現が豊かであることから、ターゲットに合わせた情報発信が可能です。
これらの特徴から、デジタルサイネージは、広告や情報発信、マーケティングなど、さまざまな用途に活用されています。
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電子看板との違いは?
デジタルサイネージは、屋外や公共空間など、広範囲にわたって情報を発信するシステムです。一方、電子看板は、店頭やオフィスなど、比較的狭い範囲に情報を発信するという捉え方となります。
モニターとの違いは?
デジタルサイネージは、広告や情報発信などの目的で、不特定多数の人が目にする場所に設置されるディスプレイ。一方、モニターは、テレビやパソコンなどの周辺機器として、個人で使用するディスプレイです。
デジタルサイネージの利用に必要なもの
デジタルサイネージを導入する際によくある勘違いとして、サイネージ部分、つまりディスプレイさえあれば大丈夫だ!と思われることが多いようです。
しかし実際には、コンテンツを表示する
①ディスプレイに加え、小型パソコンのような役割を持つ
②STB(Set Top Box:セット・トップ・ボックス)、そして
③コンテンツを用意しなければなりません。
なお、デジタルサイネージは、表示装置・コントロール部・デジタル通信部・ストレージ部の4つで構成されています。
表示装置 :静止画や動画などのコンテンツを表示するディスプレイのこと
コントロール部:受信した映像やセットワークを制御する部分
デジタル通信部:配信元から広告や映像のコンテンツを受信する部分
ストレージ部 :映像情報を保存する部分で、メモリカードで容量の増加も可能
デジタルサイネージの種類
デジタルサイネージは、配信するコンテンツの再生方法によって4種類に分けることができます。ここでは、デジタルサイネージの種類を掲載します。
オフライン型(スタンドアロン型)
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オフライン型は、インターネットに接続せずに行われる配信方法で、スタンドアロン型とも呼ばれています。USBやSDカードなどを活用して広告配信が行われますが、特別な技術や設定が必要なく、比較的簡単に配信が可能です。配信コンテンツを変える場合は、SDカード・USBメモリなどの記憶媒体のデータを入れ替える必要があるため、コンテンツを頻繁に更新しない場所での広告配信に向いています。また、インターネットを介さないため、ネットワーク回線使用料が発生せず、コストが安いことも特徴です。
オンライン型(クラウド活用型)
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オンライン型は、名前の通りインターネットを介して広告配信が行われます。「クラウド活用型」やネットワーク型とも呼ばれています。常にインターネットを介して配信を行うため、ネットワークを活用するためオフライン型と比べるとコストが低くなっています。また、遠隔操作が可能となっているため、社外からのクリエイティブの変更や更新などが可能です。
半オンライン型

半オンライン型とは、オフラインで広告配信を行い、配信コンテンツの更新にのみオンライン上に接続できるデジタルサイネージです。通常はオフラインのため、オンライン型と比べるとコストは低くなっています。また、普段の広告配信時はインターネットに接続する必要がないため、様々は設置場所に対応できます。
インタラクティブ型(タッチパネル型)
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インタラクティブ型は、タッチパネル機能やモーションセンサーなどが搭載されているデジタルサイネージのことを指します。デジタルサイネージを見た人が、タッチパネルを操作してほしい情報を導きだすことや、注文などを行うなど、コミュニケーションをとることができるサイネージです。インターネットに接続されており、ユーザーが操作したデータを保持することができます。駅構内の道案内や、飲食店の注文時などによく利用されています。データの保有や、一括更新などが可能なため、デジタルサイネージの中でもコストは比較的高くなります。
デジタルサイネージのメリット
デジタルサイネージ広告のメリットを解説していきます。
リアルタイムでの配信切替が可能
デジタルサイネージのメリットとして、リアルタイムでコンテンツの切り替えができることが挙げられます。時間単位で広告配信の切替が可能なため、1日の中でも目的とするターゲット層の多い時間に効率的に情報を伝達することが可能です。
注目を集めやすい
デジタルサイネージは従来の広告や看板と比べて視認性が高いため、注目を集めやすいというメリットがあります。デジタルサイネージの種類によっては、音声を流せる機器もあるため音声による訴求も可能です。
設置場所における自由度が高い
デジタルサイネージは街中で見るような巨大なものだけでなく、小さなものはタブレットで表示するようなサイズもあるほか、設置場所も屋外に限らず屋内にすることが可能です。従来の看板広告よりも設置面における自由度が高く、より発信先の選択肢が広がる点においてメリットがあります。
動画広告が配信できる
デジタルサイネージ最大の特徴として、動画が掲載できるという点があげられます。動画というリッチな情報訴求手法により、従来の看板広告では実現できなかったような幅広い表現方法を使うことができます。
屋外用デジタルサイネージの設置ルール
屋外用のデジタルサイネージを設置する際には、屋外広告物法や、地域の屋外広告に関する条例が適用されます。
屋外広告物法とは1949年にはじめに制定された法律で、景観法が制定されたことを受け2004年に大幅に改定されました。条例の中には掲載禁止区域、掲載禁止物件、許可区域をはじめ、規定の設置サイズなどの情報が明記されています。
デジタルサイネージを利用して広告配信をする際にはこれらのルールを守る必要があり、規則違反となった場合には数十万円にのぼる罰金が課される場合もあるため気をつけましょう。
デジタルサイネージに関連する資料まとめ
下記では、デジタルサイネージに関する媒体資料をまとめました。各資料全て無料でのダウンロードが可能です。ぜひダウンロードの上ご活用ください。
なお、一つ一つダウンロードするのが手間に感じる場合は、
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目的別!デジタルサイネージの設置場所
デジタルサイネージは、人通りの多い駅やOOHだけでなく、喫煙室や待合室・トイレなど様々な場所に設置されています。ここでは、デジタルサイネージを設置する目的別に、デジタルサイネージの設置場所を紹介します。
広告宣伝・情報拡散
広告宣伝や情報拡散を目的とした場合、人の目に入りやすい場所や、目に入る時間が長い場所が挙げられます。病院の待合室やレジの前、美容室やネイルサロン、レストルームなど、利用者が長くとどまる場所は人の目に入りやすいため、情報拡散や広告宣伝に向いている場所です。
販売促進・来店促進
販売促進・来店促進に向いているデジタルサイネージの配置場所として挙げられるのが、スパーやコンビニエンスストアです。店頭・レジ前・商品棚などに設置することができるため、商品をアピールする広告コンテンツの掲載などを行うことで、販売促進を行うことができます。
ブランディング
ブランディングを目的としてデジタルサイネージを設置する場合、相性が良い場所としてオフィスのエントランスやロビー、学校などがあげられます。学校や企業のブランディングとしてサイネージを入口に設置することで、イメージ付けや認知度向上にも繋がります。
案内
デジタルサイネージが案内版として利用される設置場所には、空港や商業施設、また公共交通機関などが挙げられます。特に空港や駅などの公共交通機関は、日常的に利用している人たちに加えて、出張や訪日外国人など多く利用します。
エンターテイメント・演出
デジタルサイネージは、エンターテイメントや空間演出を目的として設置されることもあります。エンターテイメント・空間演出のために設置される場合、ショッピングモールの開けた空間や、映画館、イベント会場などに設置されることが多くあります。特にイベント会場や展示会・テーマパークなどは、大型サイネージが設置されており、人の目をひきやすくなっています。
デジタルサイネージの選び方
ここでは、デジタルサイネージの選び方について設置場所や方法、目的などカテゴリーに分けて解説します。具体的な運用方法についても解説しますので、ぜひ参考にして下さい。
設置場所は屋内or屋外?
デジタルサイネージの設置場所は、屋内と屋外どちらにも対応しています。屋内は、デジタルサイネージの設置場所として最も一般的です。天候や気温などの影響を受けず、安定した表示が可能になります。また、電源や配線などの設備が整っていることも、屋内の設置のメリットです。屋外は、屋内よりも視認性が高いというメリットがあります。そのため、交差点、駅前、観光地、バス停、駅構内、看板、ビルボードなどとして使用されています。屋外は、天候や気温などの影響を受けるため、耐候性や防水性などの性能が求められます。
設置方法で選ぶ
デジタルサイネージを設置方法で選んでもよいでしょう。詳しくは画像をご覧ください。
輝度(cd/㎡)で選ぶ
輝度を考慮して選ぶのも重要な視点です。以下、ポイントをまとめています。
目的で選ぶ
デジタルサイネージは、情報発信や広告宣伝、エンターテインメントなど、さまざまな目的に活用されています。利用目的によって、選ぶべきデジタルサイネージの機能やスペックは異なります。利用目的を踏まえて、必要な機能やスペックを備えたデジタルサイネージを選ぶことで、効果的な活用が期待できます。
運用方法はスタンドアロン型orクラウド配信?
配信する端末の数が多い場合や、外出先からの配信も必要になる場合は、クラウド配信型がおすすめです。また、動画やライブ配信などの高度なコンテンツを配信する場合も、クラウド配信型の方が適しています。一方、小規模な店舗や施設で、静止画や簡単な動画などのコンテンツを配信する場合は、スタンドアロン型でも十分対応可能です。また、運用する人員のスキルや知識が限られている場合も、スタンドアロン型の方が導入・運用が容易です。目的や設置場所、運用方法に合わせてタイプを選びましょう。
デジタルサイネージの費用相場
デジタルサイネージにかかる費用は、サイネージ機器の費用だけでなく、コンテンツ制作費や運用にかかる費用などがあります。ここでは、デジタルサイネージ導入時のディスプレイ費用とレンタル費用についてご紹介します。
ディスプレイの費用
デジタルサイネージのディスプレイには、「屋内用」と「屋外用」があり、導入費用がそれぞれ異なります。
さらに、デジタルサイネージを運用する際には、電気代が発生します。かかる費用はディスプレイの大きさによって異なりますが、42型ディスプレイの場合の相場は、月々2,000円以下となっています。
また、別途サーバーの使用量が必要になります。
利用するサーバーによりますが、費用の相場は月額5,000円以上です。
下記では、デジタルサイネージのディスプレイごとに、導入費用相場をまとめています。
デジタルサイネージの種類 | 費用 |
スタンドアローン型
| 10~150万円
|
ネットワーク型 | 20~250万円
|
タッチパネル型 | 45~150万円
|
デジタルサイネージのレンタル価格相場
デジタルサイネージを導入する場合、必ずしもデジタルサイネージ機器を購入する必要があるわけではございません。
デジタルサイネージはレンタルし活用することもできますので、まずは短期的に試してみたいという方にはレンタルもおすすめです。
下記では、デジタルサイネージのレンタル価格相場をまとてみました。
短期レンタルの価格相場
レンタル機器 |
1日 |
1週間 |
1カ月 |
屋内用ディスプレイ |
1~2万円 |
2~3万円 |
4万円 |
屋内用タッチパネルタイプ |
2~3万円 |
3〜4万円 |
7〜8万円 |
小型タブレット |
2千〜2万円 |
5千〜3万円 |
1〜8万円 |
長期レンタルの価格相場
レンタル機材 |
月額 |
屋内用ディスプレイ |
1〜2万円 |
屋内用タッチパネルタイプ |
2〜4万円 |
デジタルサイネージの活用事例
デジタルサイネージは、設置場所や掲載方法によって様々な活用方法があります。例えば、設置場所を変えることでターゲティングの一環としてデジタルサイネージ広告を活用することも可能です。高層マンションへ設置することで富裕層ターゲティングを行うことや、女性ターゲティングでの配信を行いたい場合はネイルサロンや美容室にデジタルサイネージを設置することでターゲティング配信ができます。ここでは、デジタルサイネージ広告の活用事例をいくつかご紹介します。
飲食店の事例
デジタルサイネージは、時間帯によって広告内容を変更することが可能です。
そのため、飲食店の場合は、昼食時はランチメニュー、夜にはディナーメニューを表示することが可能で、メニュー表を切り替える手間が不要です。
また、おいしそうな料理の静止画・動画を掲載することで、集客効果が期待できます。
多くの飲食店がデジタルサイネージを取り入れています。
【関連資料】
・
【食品/飲料メーカー】DELISH KITCHEN店頭サイネージのストアビジョン
・
フードコートビジョン 全国のショッピングモールの中にあるデジタルサイネージ
アミューズメント施設
デジタルサイネージは、音や動画で派手に楽しさを演出することができるので、ゲームセンターやカラオケ店などのアミューズメント施設と相性が良いです。
実際に遊んでいるシーンを流すことで、ユーザーに「楽しさ」をイメージしてもらうために活用されていることが多いです。
通常のポスターや立て看板よりもデジタルサイネージの方が集客効果が高い傾向にあります。
【関連資料】
・
モールストリートビジョン 大型ショッピングモールの通路にあるデジタルサイネージ
・
【主婦・子育て層】イオン内施設デジタルサイネージxポスティング広告【大阪府限定】
公共交通機関の事例
デジタルサイネージは案内版として活用することもできるため、様々な公共交通機関で活用されています。特に駅や空港など利用者の多い公共交通機関では、案内版に加えて広告配信も行われています。立地場所や掲載場所を上手く利用することで、その土地に訪れる旅行者や外国人客に向けた広告配信を行うことができます。
【関連資料】
・
関西一の交通量!渋滞頻発路線のデジタルサイネージ『新御堂筋デジタルLEDボード』
病院に設置する事例
デジタルサイネージは病院に設置することも可能です。病院に設置される事例として多くあげられる設置場所が待合室です。待合室は病院を訪れた人のほとんどが利用するため、広告配信することで人の目に入りやすくなります。
【関連資料】
・
調剤薬局デジタルサイネージ「ヘルスケアビジョン」/健康志向層&シニアへアプローチ
・
全国2,700箇所設置 医療施設待合室デジタルサイネージ「メディキャスター」
デジタルサイネージに強い広告代理店
デジタルサイネージに強みを持った広告代理店を下に列挙します。
詳しくは下記関連記事にてご紹介していますので、ご興味がある方はそちらをご参照ください。
・株式会社春光社
・SBクリエイティブ株式会社
・株式会社シブヤテレビジョン
・株式会社ヒット
・東電タウンプランニング株式会社
【関連記事】
デジタルサイネージの会社・代理店、制作会社20選
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ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 国内No.1媒体資料ポータルサイト「メディアレーダー」を運営中。
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