公開日:2019年07月24日 更新日:2022年12月20日
デジタルサイネージ広告とは?メリットや種類を徹底解説!
デジタルサイネージ広告とは?メリットや種類を徹底解説!
デジタルサイネージ広告とは
デジタルサイネージ広告とは、屋外・店頭・公共空間・交通機関などのあらゆる場所で、液晶ディスプレイ(通称:LCD)やLEDディスプレイなどの電子的な映像表示装置(デジタルサイネージ)に掲載される広告のことです。デジタルサイネージは電子看板、サイネージ、デジタル看板とも呼ばれます。
この記事では、デジタルサイネージのメリットや、費用、関連資料についてまとめています。デジタルサイネージに関する資料は、こちらから
無料ダウンロードできますので、ぜひご活用下さい!
デジタルサイネージ広告のメリット
デジタルサイネージ広告のメリットを解説していきます。
リアルタイムでの掲載切替が可能
デジタルサイネージ広告のメリットとして、リアルタイムでコンテンツの切り替えができることが挙げられます。場所や時間・ターゲットとなる人に合わせてディスプレイ内容を変更することができます。時間単位で広告配信の切替が可能なため、1日の中でも目的とするターゲット層の多い時間に効率的に広告掲載が可能です。
注目を集めやすい
デジタルサイネージ広告は従来の広告や看板と比べて視認性が高いため、注目を集めやすいというメリットがあります。デジタルサイネージ広告の種類によっては、音声を流せる機器もあるため音声による訴求も可能です。
設置場所における自由度が高い
デジタルサイネージは街中で見るような巨大なものだけでなく、小さなものはタブレットで表示するようなサイズもあるほか、設置場所も屋外に限らず屋内にすることが可能です。従来の看板広告よりも設置面における自由度が高く、より発信先の選択肢が広がる点においてメリットがあります。
動画広告が配信できる
デジタルサイネージ最大の特徴として、動画が掲載できるという点があげられます。動画というリッチな情報訴求手法により、従来の看板広告では実現できなかったような幅広い表現方法を使うことができます。
デジタルサイネージ広告関連資料まとめ
下記では、デジタルサイネージに関する媒体資料をまとめました。各資料全て無料でのダウンロードが可能です。ぜひダウンロードの上ご活用ください。

2023年3月2日★資料更新 2023年1‐3月最新版
新たにアプリ内に表示するバナー広告の取り扱いを開始しました!
サイネージとの同時出稿で相乗効果を狙いませんか?
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全国設置台数38,000台を超え急速拡大中のデジタルサイネージネットワークです。
2021年10月より放映プランを大幅にリニューアルし、よりお使いいただきやすくなりました。
ターゲット層に合わせ自在にプランニングができる注目の広告メディアをぜひご検討ください。
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利用者とモバイルバッテリーをつなぐ日本初のモバイルバッテリーシェアリングサービスです。
従来のコンセントやBOX型充電器とは異なり、
ユーザーは借りたモバイルバッテリーの持ち運びが可能です。
全国設置台数:38,000台以上 ※2023年2月現在
月間TOPimp(アプリ起動):約2,290,000回 ※2022年12月時点のデータ
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※料金表は資料に掲載しております
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全国47都道府県 3万箇所以上の『ChargeSPOT』を活用し、ターゲットに合わせてプランニング
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各ブランドや施設ごとにパッケージ化したプランもご用意しています。
資料内以外の配信プランや料金形態のご相談・ご不明点など、お気軽にお問い合わせください。
【当社紹介】
株式会社キョウエイアドインターナショナル
東京都交通局指定広告代理店
JR東日本・首都圏私鉄各線・路線バス各社指定代理店
サイネージメディア・インストアメディア多数取扱い
全国28拠点(支社・営業所)

【OOH、交通広告】千葉県の柏駅東口駅前の大型デジタルサイネージのご紹介です
◇媒体概要
・設置場所: 柏駅東口駅前
・サイズ: W5.5m×H3.0m(画面サイズ 約247inch)
・画面仕様: LEDビジョン
・放映時間: 6:00~24:00(1日18時間)
◇媒体の特徴
①柏駅(JR・東武)東口駅前の好ロケーション!
②幅5.5m 高さ3mの大画面!
③直射日光下でも見やすい、高輝度LEDビジョン!
④歩行者動線上に存在し、視認性抜群の存在感!
⑤柏市管轄に立地した、信頼性の高い公共広告媒体!
◇媒体の効果
①駅への動線上に立地し、多数の駅利用者が接触する高接触効果。
②駅を利用する通勤・通学者が毎日接触する反復効果。
③行動中に接触する媒体のため、モバイルとの連動効果も期待できる。
④駅周辺の購買地点に隣接する媒体としてのリーセンシー効果。
◇柏駅のポテンシャル
・JR柏駅乗降人員:189,214人(JR東日本管内24位、2020年度1日平均)
・東武柏駅乗降人員:111,864人(東武鉄道内6位、2020年度 1日平均)
・柏駅を利用するユーザー層:通勤者(男性/女性) 通学者(男性/女性)
◇掲出事例(業種)
・学校(大学、予備校、専門学校)、百貨店・流通、銀行、保険、放送(ケーブルテレビ)、スポーツ(サッカー、競馬)
・不動産・建設、転職サービス、外車ディーラー、商工会議所、老人福祉施設連絡協議会など

東京・神奈川・山梨・静岡・長野で展開するデジタルサイネージ(DOOH)メディアです。
現在14店舗で月平均約6万人の利用があるロケーションにジム内どこからも視聴できるように複数の大型サイネージを設置しています。
視聴を促すためターゲットに合ったコンテンツの合間にCMが挿入されます。※音声はサイネージの近くで聞こえる程度でしか流れません。
特徴として、週単位の本数売りである純広告(通常のパッケージ販売)とCPMをベースに予算を設定して目標インプレッション数に合わせて購入できるPMP広告の2種類の購入方法が可能です。PMP広告は店舗からの会員利用者数データとWi-Fi電波を使って独自に常時計測するデモグラフィックデータをもとに男女、年代別(10歳刻み)時間帯別(1時間毎)の数値がシステムに3ヶ月毎に更新されますので、性別、年代、配信希望時間帯や曜日などを指定して配信することも可能です。媒体費1万円からご利用できます。

全国約1500店舗、月間のべ約460万人超へのリーチが可能なデジタルサイネージ!
調剤薬局の利用患者さまの平均待ち時間は15~20分程度です。その待ち時間を活用して貴社のCM動画を放映。
来局されたすべての方に向けて、待ち時間内に少なくとも一回は放送されるように番組編成や放送回数を設計。
また、来局者の受診科目に合わせて編成を複数パターン用意し、より親和性の高いコンテンツを放送することで興味喚起を促します。
さらに、前後の番組枠を広告の商材に合わせたものへと変更するなど柔軟な対応も可能です。
【ポイント】
■放送場所が医療機関である調剤薬局=健康・ヘルスケアに興味関心が高まっている方へリーチが可能
■製薬・ヘルスケア・健康食品・サプリメントなどの企業との親和性が高い媒体
■科目・エリア・年齢や性別などの来局者属性でセグメントも可能。効率的なリーチができる設計
■実に『86%』がサイネージを見たと回答(弊社調べ)、高効果が期待できる媒体
■音声ありの動画放映が可能
■待ち時間で店舗内に滞留する人への訴求のため60秒程度の動画も有効
また、既存の映像がない場合は映像制作サポートも無償で行います。
※制作には条件がございます。詳しくは担当者までお尋ねください。
アイセイ薬局では他にもサンプリング、ポスター、フリーペーパーなどの媒体を保有しております。
詳細資料はメディアレーダーに掲載中です。ぜひダウンロードの上ご確認ください。

<喫煙所デジタルサイネージ Hito-iki Vision>
都心部のほっと一息つける喫煙所に設置しているデジタルサイネージ広告です。
一定時間以上の人が滞在する限られた空間に、最大65インチのサイネージを設置しています。
スピーカーも搭載しており、「音声付き」での情報提供可能!
平均6分という利用時間にあわせてロール構成しており、広告動画のほか視聴性効果を高めるコンテンツ配信も盛り沢山です。
的確なターゲットに定めたロケーション個別配信も可能なため、効果的にメッセージをお伝えできます。
<対象施設>2023年3月現在 全13箇所
▼ビジネスタワー 7箇所
パレスサイドビル、シーバンスN館、東京虎ノ門グローバルスクエア、東京イースト21、ダイバーシティ東京オフィスタワー、グランパークタワー、アーバンネット内幸町ビル
▼アミューズメント・商業施設 6箇所
渋谷ストリーム、ASOBUILD アソビル、東京ジョイポリス、モード学園コクーンタワー、八重洲Hito-iki Vision、銀座三越
延べリーチ数:1,110,000人/月
<ターゲット>
20歳以上の喫煙者
※施設によって、ビジネスパーソンが多い場所、若年層が多い場所など属性が異なります。
<広告料金>税込・グロス価格となります。
全箇所一括配信:1,100,000円(本体価格:1,000,000円)
※ロケーション個別配信についてはお気軽にお問合せください。
<広告形態>
1ロール6分間で構成。
15秒CM×2枠、もしくは30秒CM×1枠の放映ができます。
<オススメ商材>
▼ビジネスタワー
BtoB商材、オフィス機器、不動産投資、転職・フリーランス、お酒、公営競技、オンラインゲーム、周辺店舗(カフェ、居酒屋、カラオケ)etc.
▼アミューズメント・商業施設
ファッション、アニメ、ミュージックビデオ、化粧品、公営競技、オンラインゲーム、周辺店舗(カフェ、居酒屋、カラオケ)etc.
他媒体で出稿が難しい商材でも掲載可能な場合がございます!
お気軽にご相談ください。

【OOH、交通広告】千葉県の流山おおたかの森駅の大型デジタルサイネージのご紹介です。
◇媒体概要
・設置場所:流山おおたかの森駅自由通路 南口・北口
・画面サイズ:南口 46inch9面マルチ(138inch相当) 北口 46inch
・画面仕様:液晶モニター
・放映時間:7:00~23:00(16時間)
◇媒体の特徴
①人口増加率No,1、人気の流山おおたかの森駅に立地する注目率急上昇の広告媒体!
②南口のディスプレイは46inch9面マルチ(138inch相当)の大画面で迫力満点!
③南口のディスプレイはTXと東武アーバンパークライン乗り換え動線上の好ロケーション!
④流山市管轄自由通路に存在し、流山市から認められている信頼性の高い公共媒体!
◇媒体の効果
①駅自由通路、乗り換え動線上に位置し、多数の駅利用者が接触する高接触効果。
②駅を利用する、通勤・通学者が毎日接触する反復接触効果。
③行動中に接触する媒体のため、モバイルとの連動効果も期待できる。
④駅周辺の購買地点に隣接する媒体としてのリーセンシー効果。
◇流山おおたかの森駅のポテンシャル
・TX流山おおたかの森駅乗降人員:65,058人(2021年度1日平均)
・東武流山おおたかの森駅乗降人員:45,043人(2021年度1日平均)
・流山おおたかの森駅を利用するユーザー層:通勤者(男性/女性)、通学者(男性/女性)
◇掲出事例(業種)
・百貨店・流通、銀行、保険、放送(ケーブルTV)、不動産・建築、学校(予備校・学習塾)、
医療機関、スポーツクラブ、結婚式場、公園、外車ディーラーなど

スギ薬局グループ約1,500店舗の店内に設置された約13,000台を活用し
月間約3000万人にリーチ可能なデジタルサイネージ!
■こんな方におすすめ■
・主婦・ママに訴求をしたい方
・女性に訴求したい方
・美容・コスメに興味のある方に訴求したい方
・新商品の「認知・促進」をしたい方
・定番商品の「再認知・底上げ」をしたい方
・シーズン時の販売強化をしたい方
■スギ薬局サイネージの特徴■
・購買層の約8割が女性!
・購買層内訳
0~29歳(Z世代・若年層)が約10%
30~59歳(主婦ママ世代) が約60%
60歳以上(シニア世代) が約30%
・関東・中部・関西に集中したエリア展開
■資料構成/広告プラン■
・メディア概要
・ターゲット属性
・販促実施におけるメリット
・媒体の効果的な活用方法
・設置エリア
・設置場所
・媒体料金
・全台ジャックプラン
・都心店ビューティネットワークサイネージ
・大型サイネージ
・動画制作について

■サービス概要
VIFTはオフィスビルのエレベーター籠内、執務室内、ビルエントランスなどに設置されたデジタルサイネージです。
オフィスワーカーに対して就業時間帯に業務の導線上で広告を当てられる点が強みとなります。
また、掲載開始時に端末設置ビルのテナントリストをご提供させていただきますので、
マス(認知施策)としてだけではなく、リードジェネレーションのサポートツールとして
ご活用いただけます。
当資料につきましては、大阪市内を中心に関西エリアの設置端末のみに広告配信するプランをまとめておりますので、
関西エリアでブランディング・サービス認知を図りたい企業様にぜひおすすめです。
■プラン特徴
・大阪市内の御堂筋線沿線エリアを中心に、関西圏(大阪・京都・兵庫)のビジネスパーソンに絞って訴求可能
・掲載開始のタイミングで広告掲載を行っているビルのテナントリストをご提供
・トライアルしやすい価格設定(期間限定で今だけ¥300,000~にて掲載可能)
■実績
BtoB商材(Saas、金融系サービス、オフィス機器など)を中心にご出稿いただいております。
BtoC商材(クレジットカード・飲料・化粧品など)のご出稿実績もございます。
■担当者より
ViFTの媒体資料をご覧いただきありがとうございます!
ご質問やご不明な点等ございましたらお気軽にお問合せくださいませ。
説明をご希望でしたら、30分から1時間程度オンラインでのお打ち合わせをさせていただきます。

全面サイネージの自動販売機に貴社PR動画が放映可能です。
AIICO(IoT自動販売機)ではトレーディングカードのガチャパッケージを展開しております。
幅広い客層に人気のある本コンテンツではユーザー目線で、訴求することを可能とします。
IoTの技術を活用した自動販売機はほとんど普及していないです。
世界的に大きく注目されているIoT自動販売機に貴社の広告を放映しませんか?
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「AIICO(アイコ)」とは、通常の自動販売機では実現できなかった新たなONEtoONEマーケティングを可能にし、生活導線系メディアの接触状況の可視化により、最適化された動画広告の配信を実現し、同時に、デジタルサイネージ型の自動販売機として、常温加工食品を発売するだけではなく、商品特性の詳細や生産者の物語などを動画コンテンツとして配信することができるため、様々なユーザー体験を提供することができるIOT自動販売機です。
デジタルサイネージ広告のデメリット
デジタルサイネージ広告を活用するデメリットをご紹介します。
初期費用とランニングコストがかかる
デジタルサイネージ広告を行う上で、初期費用やランニングコストはデメリットになることがあります。サイネージ機器の費用に加えて、コンテンツの制作費用などが導入前にかかります。また、デジタルサイネージ広告を運用するための電気代や回線のランニングコストがかかるため、導入時には費用面を考える必要があります。
故障のリスクがある
デジタルサイネージ広告は、屋内・屋外に関わらず使用するディスプレイ機器や回線機器が故障するリスクがあります。故障してしまうと、ランニングコストに加え工事費が必要となります。そのため、デジタルサイネージ広告を掲載する設置場所や目的を考えた上で、サイネージ機器を選ぶと良いでしょう。
デジタルサイネージの種類
デジタルサイネージは、配信するコンテンツの再生方法によって4種類に分けることができます。ここでは、デジタルサイネージの種類を掲載します。
オフライン型(スタンドアロン型)
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オフライン型は、インターネットに接続せずに行われる配信方法で、スタンドアロン型とも呼ばれています。USBやSDカードなどを活用して広告配信が行われますが、特別な技術や設定が必要なく、比較的簡単に配信が可能です。配信コンテンツを変える場合は、SDカード・USBメモリなどの記憶媒体のデータを入れ替える必要があるため、コンテンツを頻繁に更新しない場所での広告配信に向いています。また、インターネットを介さないため、ネットワーク回線使用料が発生せず、コストが安いことも特徴です。
オンライン型(クラウド活用型)
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オンライン型は、名前の通りインターネットを介して広告配信が行われます。「クラウド活用型」やネットワーク型とも呼ばれています。常にインターネットを介して配信を行うため、ネットワークを活用するためオフライン型と比べるとコストが低くなっています。また、遠隔操作が可能となっているため、社外からのクリエイティブの変更や更新などが可能です。
半オンライン型

半オンライン型とは、オフラインで広告配信を行い、配信コンテンツの更新にのみオンライン上に接続できるデジタルサイネージです。通常はオフラインのため、オンライン型と比べるとコストは低くなっています。また、普段の広告配信時はインターネットに接続する必要がないため、様々は設置場所に対応できます。
インタラクティブ型(タッチパネル型)
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インタラクティブ型は、タッチパネル機能やモーションセンサーなどが搭載されているデジタルサイネージのことを指します。デジタルサイネージを見た人が、タッチパネルを操作してほしい情報を導きだすことや、注文などを行うなど、コミュニケーションをとることができるサイネージです。インターネットに接続されており、ユーザーが操作したデータを保持することができます。駅構内の道案内や、飲食店の注文時などによく利用されています。データの保有や、一括更新などが可能なため、デジタルサイネージの中でもコストは比較的高くなります。
屋外用デジタルサイネージ広告の設置ルール
屋外用のデジタルサイネージを設置する際には、屋外広告物法や、地域の屋外広告に関する条例が適用されます。
屋外広告物法とは1949年にはじめに制定された法律で、景観法が制定されたことを受け2004年に大幅に改定されました。条例の中には掲載禁止区域、掲載禁止物件、許可区域をはじめ、規定の設置サイズなどの情報が明記されています。
デジタルサイネージを利用して広告配信をする際にはこれらのルールを守る必要があり、規則違反となった場合には数十万円にのぼる罰金が課される場合もあるため気をつけましょう
デジタルサイネージ機器の種類
デジタルサイネージで使用されるディスプレイ機器は、大きく次の2つに分けられます。
液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)は、液晶の性質を利用したデジタルサイネージです。液晶が光っているわけではなく、バックライトにより発光しているように見えるディスプレイ機器です。
LEDディスプレイ
LEDディスプレイは、LED(発行ダイオード)が使用されているサイネージ機器です。LEDそのものが発光するため、液晶ディスプレイの10~20倍の明るさになるのが特徴です。また、消費電力が低く、耐久性に優れていることもあり、ランニングコストが液晶ディスプレイよりも低くなっています。しかし、導入自体のコストが高いため、導入コストとランニングコスト両方から検討した方が良いでしょう。
マルチディスプレイ
マルチディスプレイとは、複数のディスプレイを組み合わせて1つの大きな画面として表示させることができるディスプレイです。大型ビジョンのような大画面に、広告コンテンツを表示させることが可能なため、目をひきやすい特徴があります。
電子POP
電子POPは、小さなスペースによく使用されているサイネージです。片手や両手で持てる大きさの小型サイネージやモニターを活用し、紙で出していたPOPの代わりに広告コンテンツを掲載することができます。動画コンテンツやタッチパネル式のサイネージを活用することで、双方向のコミュニケーションをとることも可能です。
デジタルサイネージ広告の仕組み
デジタルサイネージは、4つの構造から構成されています。
表示装置
静止画や動画などのコンテンツを表示するディスプレイのことです。
小型のものは自動販売機の小窓サイズから、大型のものは壁を覆うサイズまで、大きさの種類が豊富です。
コントロール部
受信した映像やセットワークを制御する部分です。
静止画や動画を保持する記憶装置も備えています。
デジタル通信部
配信元から広告や映像のコンテンツを受信する部分です。
デジタルサイネージから動作状況について広告配信元に送信するこよも可能です。
ストレージ部
映像情報を保存する部分です。
メモリーカードを後付けすることにより、容量を拡大することもできます。
目的別デジタルサイネージ広告の設置場所
デジタルサイネージは、人通りの多い駅やOOHだけでなく、喫煙室や待合室・トイレなど様々な場所に設置されています。ここでは、デジタルサイネージを設置する目的別に、デジタルサイネージの設置場所を紹介します。
デジタルサイネージ広告の利用目的
デジタルサイネージはターゲティングの一環としても利用されます。
以下、設置個所ごとのターゲティング事例です。
・高層マンション(富裕層ターゲティング・エリアターゲティング)
・交通公共機関(時間帯によりターゲット層変動・エリアターゲティング)
・産婦人科(妊婦・ママターゲティング)
・ネイルサロン・脱毛サロン(キャリアウーマン・女性ターゲティング)
広告宣伝・情報拡散
広告宣伝や情報拡散を目的とした場合、人の目に入りやすい場所や、目に入る時間が長い場所が挙げられます。病院の待合室やレジの前など、利用者が必ず通る場所は人の目に入りやすいため、情報拡散や広告宣伝に向いている場所です。また、美容室やネイルサロン・レストルームなどは、滞在時間が比較的長いため、デジタルサイネージを目にする時間がその分長く利用者の記憶に残りやく、認知度向上に繋がりやすい設置場所でもあります。その他にも、多くの人の目に入る屋外広告なども、広告宣伝・情報拡散に向いている設置場所です。
販売促進・来店促進
販売促進・来店促進に向いているデジタルサイネージの配置場所として挙げられるのが、スパーやコンビニエンスストアです。店頭・レジ前・商品棚などに設置することができるため、商品をアピールする広告コンテンツの掲載などを行うことで、販売促進を行うことができます。店頭や店内にデジタルサイネージを設置することで、自社で販売している商品を訴求すること可能です。
ブランディング
ブランディングを目的としてデジタルサイネージを設置する場合、相性が良い場所としてオフィスのエントランスやロビー、学校などがあげられます。学校や企業のブランディングとしてサイネージを入口に設置することで、イメージ付けや認知度向上にも繋がります。
案内
デジタルサイネージが案内版として利用される設置場所には、空港や商業施設、また公共交通機関などが挙げられます。特に空港や駅などの公共交通機関は、日常的に利用している人たちに加えて、出張や訪日外国人など多く利用します。そのため、案内板としてデジタルサイネージが多く活用されています。また、双方向のコミュニケーションがとれるインタラクティブ型の導入も多く、デジタルサイネージを見た人が行きたい場所を検索できるような仕組みを見ることもできます。
エンターテイメント・演出
デジタルサイネージは、エンターテイメントや空間演出を目的として設置されることもあります。エンターテイメント・空間演出のために設置される場合、ショッピングモールの開けた空間や、映画館、イベント会場などに設置されることが多くあります。特にイベント会場や展示会・テーマパークなどは、大型サイネージが設置されており、人の目をひきやすくなっています。
デジタルサイネージ広告の費用価格
デジタルサイネージ広告にかかる費用はサイネージ機器の費用だけでなく、コンテンツ制作費や運用にかかる費用などがあります。ここでは、デジタルサイネージ広告を行う際にどのような費用が発生するのか解説していきます。
ディスプレイの費用
デジタルサイネージのディスプレイには、「屋内用」と「屋外用」があります。
屋内用ディスプレイの導入費用の相場は10~20万円で、屋外用は20~40万円です。
また、種類には「スタンダードアローン型」や「ネットワーク型」、「タッチパネル型」があり、導入費用はそれぞれ異なります。
導入費用の相場は、スタンドアローン型が10~150万円、ネットワーク型が20~250万円、タッチパネル型が45~150万円です。
さらに、デジタルサイネージを運用する際には、電気代が発生します。
かかる費用はディスプレイの大きさによって異なります。
42型ディスプレイの場合の相場は、月々2,000円以下となっています。
また、別途サーバーの使用量が必要になります。
利用するサーバーによりますが、費用の相場は月額5,000円以上です。
STBの費用
STB(セット・トップ・ボックス)とは、ディスプレイで動画や画像を再生するのに必要な機器です。
STBの導入費用の相場は1~3万円です。
タイプによっては、10万円以上するものもあります。
CMSの費用
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは、デジタルコンテンツを一元管理して運用できるソフトウェアのことです。
CMSの導入費用の相場は、1端末あたり月額4,000円~1万円程度です。
コンテンツの制作・更新費用
デジタルサイネージのコンテンツ制作にかかる費用の相場は、静止画像のスライドショーの場合は2~3万円です。
動画の場合は、10万円以上になります。
また、集客効果を高めるためには、定期的にコンテンツを更新することが必要です。
コンテンツの更新費用は、工数や必要な人材によって変わってきます。
工事・サポート費用
デジタルサイネージの設置場所によっては工事費用が発生します。
費用については、見積もりを出すまでわかりません。
スタンド型であれば、工事費用は必要ありません。
また、工事費用の他に定期的に保守点検をする必要があります。
依頼する業者によりますが、費用の相場は月々3,000円~5,000円前後です。
デジタルサイネージ広告のレンタル価格相場
短期レンタルの価格相場
レンタル機器 |
1日 |
1週間 |
1カ月 |
屋内用ディスプレイ |
1~2万円 |
2~3万円 |
4万円 |
屋内用タッチパネルタイプ |
2~3万円 |
3〜4万円 |
7〜8万円 |
小型タブレット |
2千〜2万円 |
5千〜3万円 |
1〜8万円 |
長期レンタルの価格相場
レンタル機材 |
月額 |
屋内用ディスプレイ |
1〜2万円 |
屋内用タッチパネルタイプ |
2〜4万円 |
デジタルサイネージ広告の主な製造メーカー
・東芝
・三菱電機
・SHARP
・リコー
・LG
・Panasonic
・HITACHI
・NEC
デジタルサイネージ広告の活用事例
デジタルサイネージ広告は、掲載場所や掲載方法によって様々な活用方法があります。例えば、設置場所を変えることでターゲティングの一環としてデジタルサイネージ広告を活用することも可能です。高層マンションへ設置することで富裕層ターゲティングを行うことや、女性ターゲティングでの配信を行いたい場合はネイルサロンや美容室にデジタルサイネージを設置することでターゲティング配信ができます。ここでは、デジタルサイネージ広告の活用事例をいくつかご紹介します。
飲食店の事例
デジタルサイネージは、時間帯によって広告内容を変更することが可能です。
そのため、飲食店の場合は、昼食時はランチメニュー、夜にはディナーメニューを表示することが可能で、メニュー表を切り替える手間が不要です。
また、おいしそうな料理の静止画・動画を掲載することで、集客効果が期待できます。
多くの飲食店がデジタルサイネージを取り入れています。
アミューズメント施設
デジタルサイネージは、音や動画で派手に楽しさを演出することができるので、ゲームセンターやカラオケ店などのアミューズメント施設と相性が良いです。
実際に遊んでいるシーンを流すことで、ユーザーに「楽しさ」をイメージしてもらうために活用されていることが多いです。
通常のポスターや立て看板よりもデジタルサイネージの方が集客効果が高い傾向にあります。
公共交通機関の事例
デジタルサイネージは案内版として活用することもできるため、様々な公共交通機関で活用されています。特に駅や空港など利用者の多い公共交通機関では、案内版に加えて広告配信も行われています。立地場所や掲載場所を上手く利用することで、その土地に訪れる旅行者や外国人客に向けた広告配信を行うことができます。
病院に設置する事例
デジタルサイネージは病院に設置することも可能です。病院に設置される事例として多くあげられる設置場所が待合室です。待合室は病院を訪れた人のほとんどが利用するため、広告配信することで人の目に入りやすくなります。
デジタルサイネージ広告を自作する方法
業者に頼まず、経費削減のために自作したいと考える方もいるかと思います。そんな方に向けて一通りのデジタルサイネージ自作方法を紹介します。
液晶ディスプレイを準備する
サイネージを表示する液晶、またそのスタンドは家電量販店等で購入することができます。そして準備した画像や映像させる機能としてAmazon Fire TV Stickなどを準備します。Amazon Fire TV StickではAmazon Photoという写真を大画面で表示できるソフトが無料でダウンロードできるようになっており、表示したい写真は自動再生させることができます。
デジタルサイネージアワード
デジタルサイネージアワードは、デジタルサイネージを表彰し、活性化を図ることを目的としています。デジタルサイネージコンソーシアムによって主催されており、デジタルサイネージのコンテンツ・ハードウェア・システムが対象です。オフィスやDOOH、屋外大型ビジョンなど部門ごとに審査が行われます。以下がアワードの部門になります。
・オフィス
・DOOH
・エンターテイメント
・広告/クリエイティブ
・UX/インタラクティブ
・ホスピタリティ/ソーシャル
・イベント
・飲食/リテール
・交通
・屋外大型ビジョン
・未来先取り(ハードウェア・システム/コンテンツ)
引用元:
デジタルサイネージアワード2021/一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアム
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