公開日:2020年10月29日 更新日:2021年11月24日
日テレのVTuberネットワーク「V-Clan」が仕掛ける、双方向的な広告コミュニケーション。
【提携社インタビュー】
日本テレビ放送網株式会社様
日本テレビ放送網株式会社
社長室新規事業部 大谷 岳史様
サービス立ち上げに至った経緯を教えてください。
2018年に社内コンペから新規事業としてVTuber事業を立ち上げました。
日本テレビのグループ会社であるタツノコプロと協力して、「ヤッターマンプロジェクト」としてVTuber「カミナリアイ」と「ボヤッキー」の運営に携わっています。
ヤッターマンプロジェクトや様々な企画を通してノウハウを溜めたことで、2020年に
日テレVTuberネットワーク「V-Clan」を立ち上げました。
VTuberという概念が世に出始めてから数年経ち、SNSをはじめとする様々なメディアで取り上げられ、VTuberの認知度は高まっているように感じています。
しかし、
「VTuberによるマーケティング」の部分ではまだまだ未開拓の領域が残されていると考えていて、我々はその部分に寄与できるサービスをつくっています。
「V-Clan」の強みを教えてください。
VTuberは、若年層に対して大きな影響力を持っています。
数あるファンコミュニティの中でも、VTuberには特に熱狂的なファンが多く、ロイヤリティが高いです。
SNS上ではVTuberが発信した何かしらのコンテンツやハッシュタグが、毎日のように話題に上がっていることを考えると、月並みな言葉ですが「バズ」に最も近いインフルエンサーだと言えるのではないでしょうか。
また、「
コミュニケーションの双方向性」もポイントです。生配信のコメントに代表されるような「ユーザーとの対話」は、大きな魅力の一つですね。
VTuberも生きているキャラクターです。体温をもったメッセージを伝えられるため、ユーザーにとっての親近感を醸成できることが、マーケティングの視点からもプラスに働くと思います。
ただ、ひとえにVTuberといっても、一人ひとりに特徴があります。
得意なこともそれぞれ違い、メインのファン層も様々です。
「V-Clan」は、個性豊かなVTuberを、事務所を横断して集めた、日本最大級のネットワークになっています。
企画や動画を通してサービスや商材を理解してもらうために、与件に応じたキャスティングやプランニングなど、
ユーザーとのコミュニケーション設計を行えることが最大の強みですね。
企画・制作の上では、お笑い芸人の方とコラボレーションしたり、放送作家をアサインしたりするなど、
テレビ局の資産や知見を活かせることも、日本テレビが入っていく上での一つの強みになると思います。
過去の事例や実績について教えてください。
若年層へのコミュニケーションに悩まれているのであれば、伝え方次第でどのような商材にも対応できますが、電化製品、特にイヤホンなどのガジェット類は、非常に親和性が高いと思います。
例えば、音楽を行っているVTuberとのタイアップ企画による販売促進は、効果が期待できるプロモーション例の一つですね。
実際、とあるワイヤレスイヤホンメーカーとのタイアップでは、イヤホンを装着したクリエイティブと、そのイヤホンの紹介するPR動画を中心に、グッズとしておまけにしたり、各店舗にPOPとして展開したりしました。
クリエイティブのクオリティが非常に高く、ファンにとっては広告案件を通して見られる、自分の推しの「アーティスト」としての側面に大きな反響をいただきました。
販売数が伸びるのはもちろん、多くのファンが商品を手に取って、使ってみて、その内容をSNS上でおすすめする、それを見た他のファンがまたその商品を購入する、良いサイクルが見られました。
製品がとても良かったこともあり、
非常に質の高い口コミを多く作ることができたのが印象的でした。
この事例は、チャンネル登録者がとても多いわけではない、ある駆け出しのVTuberとのタイアップでした。
ファンからの声で印象的だったのは、いわゆる「案件動画」といわれるようなコンテンツなのに、ファンからクライアント企業に対して「〇〇(VTuber)に案件をくれてありがとう」のような、好意的なコメントが多く見られたんです。
キャラクターを応援しているファンコミュニティでは、「広告」に対するスタンスが一般的にイメージされるものと異なるらしいということがわかりました。
これからの展望をお聞かせください。
バナー広告はブロックし、CMはスキップしてNetflixを観るような、広告をノイズとして捉える方が多い若年層に対して、「話を聞いてもらえる」コンテンツとして、
双方向的なコミュニケーションが得意なVTuberには大きな可能性があると考えています。
未だニッチな分野であることは拭えませんが、ここ数年でアニメや漫画が市民権を得たように、VTuberやアバター文化も新しい自分の在り方として、世の中に普及していくと思っています。
その上で、2020年は広告・マーケティング業界において、
Vtuberを活用することで先行者利益を得ることのできる、最後のタイミングだと思っています。今年・来年は勝負の年ですね(笑)。
「VTuber文化に大きな波が来ていることは知っているが、乗っかり方がわからない!」というクライアントに対して、V-Clanは価値を提供できると思います。ぜひ、壁打ち段階からお気軽にご相談ください!
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