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公開日:2024年07月10日 更新日:2024年08月07日

課題解決に挑み続ける、「サイカ」データサイエンスの力と可能性とは

課題解決に挑み続ける、「サイカ」データサイエンスの力と可能性とは

株式会社サイカ
代表取締役社長CEO
平尾 喜昭 様

貴社サービスについて教えてください。

インタビュイー①

現在までの貴社の歩みについて教えてください

2012年に株式会社XICA(サイカ)を設立し、統計コンサルティング事業を開始しました。統計コンサルティング事業のために、社内用に独自開発していた分析ツールをプロダクト化したのが統計分析SaaS「adelie(アデリー)」です。
2013年のadelieリリースから約3年が経った2016年、ユーザーの9割を広告業界の企業が占めるようになっていたことをきっかけに、汎用的な分析ツールから広告業界特有のニーズに対応したMMM(マーケティング・ミックス・モデリング)ソリューション「MAGELLAN(マゼラン)」をリリースします。
これまで、MMMを中心としたサービスを270社以上のクライアント様にご利用いただいてきましたが、現在は、MMMだけでは解決が難しいクライアントのニーズに応える新たなソリューションの開発も進め、より総合的なマーケティング支援に挑戦しています。

ご担当者様の担当業務について教えてください

株式会社サイカで代表取締役社長CEOを務めています。中学生の頃、父親が勤める会社が倒産したことを原体験に、大学在学中に出会った統計分析から経営支援の可能性を見出し、 2012年2月に株式会社サイカを設立しました。
統計学と経済学をベースに、数多くの大手クライアント様にマーケティングコンサルティングを提供しています。

貴社サービスならではの特徴について教えてください

オンライン広告はもちろん、TVCMのような効果が見えにくいオフライン広告や競合など広告以外の要因が売上に与える影響を可視化するサイカ独自開発のMMMソリューション「MAGELLAN」を提供し、これまで約270社の国内大手企業に導入いただいてきました。
昨今は、これまで培ってきたデータサイエンス技術を軸にお客様の課題に寄り添いデータを基点とした戦略設計を行うことで、クライアント企業のデータドリブン・マーケティングを実現し、事業成果の最大化を支援するプロフェッショナルサービスを提供しています。

貴社サービスを導入した企業様の事例を教えてください。

導入した企業様について教えてください。

通信サービス業界大手、KDDI様の事例を紹介します。 IT技術の進化、スマートフォンやインターネットの利用増加に伴い市場はいまなお拡大中で、昨今では格安スマホも注目されています。KDDI様とサイカは2019年からお取引を開始し、2021年4月からモバイル契約分析にも取り組み始めました。

その施策を行った背景やきっかけを教えてください。

業界最大手のクライアント様ですが、メディア毎の個別最適な広告施策評価からオンライン-オフラインを統合した広告評価および質改善のためのPDCAフローの確立、扱う商材や活用するメディアも多岐にわたるため目標が複雑化し、追うべき指標やアクションが検討しづらいという課題感がありました。
そこで、サイカのMMMソリューション「MAGELLAN」を活用いただき、新規獲得に寄与する広告施策を可視化しました。
さらに、新規獲得への影響が大きいKPIを解明し、追うべき指標の明確化にも挑戦しています。

導入した内容について教えてください。

認知から成果獲得までを8つのステップに分け、成果に至るまでのユーザー状態の仮説から出稿実績やオウンドサイト等の実計測データの間に認知をはじめとした意識指標も変数に組み込める分析モデルをつくりました。
分析モデルについて②
多くのMMMでは、施策と成果の2ステップでモデル化することが多いのに対し、MAGELLANは、ステップをカスタマージャーニーに沿って複数に分けて分析できます。それにより、マーケティングファネルを段階的に捉え、実態に即した効果検証が可能になります。

また、複雑な分析モデルでも分析スピードを落とさないよう、MAGELLANの機能改良を行い、サポート体制も強化しました。
通常MMMは、データ分析のプロをもってしても数カ月の時間をかけて導き出すものですが、サイカは膨大なデータを高速処理できるMAGELLANの機能性を軸に、専門のコンサルタントとデータアナリストも伴走して、スピーディーかつ精度の高い分析が可能です。そのため高頻度に分析を行うことが可能で、本事例でも月次単位での運用を実施しています。

分析の結果、新規獲得に直結しやすい要素として「来店」や「意識指標」の影響が強いことがわかりました。さらに、これらの重要指標は「TVCM」「静止画広告」「動画広告」によって押し上げられていることがわかり、これらの出稿を強化することでさらなる成果増が見込めることがわかりました。中でも「TVCM」は新規獲得に直結しやすい施策であり、アクションを強化すべきという示唆が得られています。
分析モデルについて②

導入した結果について教えてください。

課題としていた「新規獲得のために注力すべきアクションや追うべき指標」を解明でき、従来コミュニケーション評価に使用していた意識指標の中で重視すべき指標の再確認ができました。
さらに、上記のような分析と、分析結果をもとにした予算プランニングを実施し続けたことで、予算最適化前と比較して契約者一人あたりの獲得単価を約18%抑制することができました。

今後の展望についてお聞かせください。

インタビュイー②
消費者行動をデータサイエンスに基づいて分析できるようにする新ソリューション「COMPASS(コンパス)」の開発・改良を進めています。
消費者が商品を選ぶ理由となる「消費者属性」「マーケティング4Pの影響」「ブランドイメージ」等の要素において、どの要素がどれくらい重要であるかを数値で解明するソリューションです。
「MAGELLAN」が、マーケティングのパフォーマンス(ROI)を最適化するための「量の解明」を実現するソリューションだとすると、「COMPASS」はその一歩手前の戦略検討段階で、消費者のブランド選択理由を解き明かしターゲティングやプロポジションを最適化する「質の解明」を支援します。
この「量と質のかけ合わせ」でデータドリブンに意思決定サイクルを回し、より成功確率の高いマーケティングや組織成長をもたらすことを目指しています。


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株式会社サイカ
〒106-0032 東京都港区六本木3-1-1 六本木ティーキューブ14F


参考:https://xica.net/
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