公開日:2023年05月31日 更新日:2023年05月31日
モバイル広告とは?特徴と種類、メリットについて解説
モバイル広告とは?特徴と種類、メリットについて解説
モバイル広告とは?
モバイル広告とは、具体的にはスマートフォンや携帯電話向けに配信される、アプリやWebサイト上で見かけるバナーや動画などの形で表示される広告のことです。
スマートフォンの普及にともない、モバイル広告の需要は増加傾向にあります。




















モバイル広告が注目されている背景
近年モバイル広告が急速に伸びている理由として、スマートフォンの「利用者数の拡大」と「利用時間の増加」が挙げられます。
モバイル広告が注目されている背景となる、各項目について確認しましょう。
スマートフォンの利用者の拡大
モバイル広告が注目されている理由のひとつ目に挙げられるのが、スマートフォン利用者数の増加です。
現代社会では、さまざまな世代がスマートフォンを日常的に利用しており、世界的にも同様の傾向が見られます。
これは情報の収集から通信、エンターテイメントまで、スマートフォンが多種多様な用途で活用されていることを示しています。
その結果として、スマートフォンユーザーに向けたモバイル広告が注目を集めていると考えられるでしょう。
スマートフォンの利用時間の増加
第二の理由として、スマートフォンの利用時間が増えていることが挙げられるでしょう。
スマートフォンは日常生活に必要不可欠なツールとなり、その利用時間も年々増加しています。
たとえば通勤中や待ち時間、家でのリラックスタイムなどで、多くの人々がスマートフォンを手にしているのではないでしょうか。
スマートフォンの利用時間が長いことで、ユーザーは必然的にモバイル広告に触れる機会が多くなります。
このようにスマートフォンの利用時間が増えたことで、モバイル広告市場が拡大していると考えられます。
モバイル広告の種類と特徴
モバイル広告にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴があります。
ここでは主なモバイル広告の種類と、その特性について解説します。
リスティング広告
リスティング広告は、ユーザーが検索エンジンでキーワードを入力した際に表示される広告です。
広告主はキーワードを指定し、そのキーワードが検索されたときに広告が表示されます。
利用者の関心に直接リンクした広告表示が可能なため、広告効果が高いのが特徴です。
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インタースティシャル広告
インタースティシャル広告は、アプリの画面切り替えやWebページの読み込みをしたときに表示される広告です。
ユーザーが、モバイル端末を操作する合間に表示されます。
大きな画面を使用するため視覚的なインパクトが大きく、ユーザーの記憶に残りやすいのが特徴です。
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ネイティブ広告
ネイティブ広告は、ユーザーが閲覧しているコンテンツに自然に溶け込むように表示される広告です。
一見すると広告だとわかりにくいため、広告を嫌うユーザーに対しても無理なくアピールできます。
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リッチメディア広告
リッチメディア広告は、音声や動画、アニメーションなど、多様なメディア要素を使用した広告です。リッチメディア広告を使うことで、ユーザーとのインタラクションを促し、より深い関心を引き出すこともできます。
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動画広告
動画広告は、動画コンテンツとして配信される広告のことをいいます。視覚と聴覚の両方に訴えられるため、情報伝達の効率が高いのが特徴です。YouTubeやSNSなど、さまざまなプラットフォームで利用されています。
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アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、Web上で商品やサービスを紹介するタイプの広告です。Webサイトやブログ、SNSなどに広告リンクを設置し、そこからの商品購入に対して報酬を得ます。売上が上がったときのみ広告費が発生するため、広告主にとっては効率のよい広告手法と言えるでしょう。
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モバイル広告のメリット
モバイル広告は、広告主にとって非常に価値のある広告手法です。
しかし、「具体的にどのようなメリットがあるのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。モバイル広告を利用することで、どのようなメリットがあるのか確認しておきましょう。
検索の多数派がモバイル利用
スマートフォンの普及により、インターネット検索の大部分はモバイルデバイスから行われています。利用者の多いモバイル広告を活用することで、多くのユーザーがアクセスするデバイス上で広告メッセージを伝えられるのがモバイル広告を利用するメリットです。
モバイル広告を利用することで、広告効果の向上とターゲット範囲の拡大を実現できます。
ターゲットを絞りやすい
モバイル広告は、特定のターゲットを絞り込んで広告を配信できるのが魅力です。スマートフォンは個々のユーザーと密接に関連しているため、ユーザーの行動パターンや趣味、興味などのデータをもとにパーソナライズされた広告の配信が可能です。
これにより広告がユーザーの関心を引き、結果的に高い広告効果を生み出す効果があります。
モバイル広告のデメリット
モバイル広告を利用する際は気を付けるべきポイントもあります。ここでは、モバイル広告の主なデメリットを2つ紹介します。
デメリットを把握することで、モバイル広告の利点を最大限に活かせるでしょう。
画面を占領する
一つ目のデメリットとして挙げられるのが、モバイル広告がユーザーのスマートフォン画面を占領する可能性がある点です。
とくにインタースティシャル広告などの全画面広告は、ユーザー体験を阻害する可能性があります。広告が多すぎることで、ユーザーはそのアプリやWebサイトから離脱する可能性が高くなるでしょう。モバイル広告を利用する場合は、広告の表示頻度やタイミングを適切に調整する必要があります。
モバイル対応が必要
二つ目のデメリットは、広告をモバイルに最適化する必要があることです。モバイルデバイスの画面サイズはパソコンと比べて小さく、解像度も異なります。そのため広告コンテンツは、モバイルデバイスに適したデザインにしなければなりません。リンク先のWebサイトやランディングページも、モバイルデバイスに対応させる必要があり、そのための広告制作に関する手間やコストがかかります。
モバイル広告の事例
モバイル広告は、ユーザーとのコミュニケーションを深めるために、最適な広告形式を選定する必要があります。しかし最適な広告は企業によって異なるため、一概に「これがベスト」とは言い切れません。
ユーザーの関心に応じた広告配信をするために、ここではモバイル広告の利用で成功した企業の事例を紹介します。
「集客」を強化、経由売上が2.5倍に! 獲得強化の施策とは
最初にモバイル広告の成功事例として紹介するのは、株式会社アニメイトの事例です。株式会社アニメイトが運営する「アニメイトオンラインショップ」では、アフィリエイト広告の出稿は行っていたものの、運用効果を実感できずにいました。
そこでアニメイトオンラインショップでは、アフィリエイトに注力するための施策を実施しました。
アニメイトオンラインショップによる主な施策は次の通りです。
- ポイント還元メディアに対し報酬アップキャンペーンを実施
- オリジナル特典つきの商品や限定版の商品を展開
- クーポンの配布や送料無料キャンペーンの開催
このように、通販サイトならではのお得な企画を実施することで、モバイル広告の運用強化を成功させました。
参考:
株式会社アニメイト様
思い出を通じて、温かみのあるブランドに。ミスタードーナツ、周年キャンペーンでTwitterを活用
ミスタードーナツは、50周年を迎えたのを期に、さまざまな媒体で広告宣伝を行ってきました。Web動画も別途制作して、公式Webサイト上にて発信しています。
Twitterの利用者向けに、ミスタードーナツとの思い出を投稿してもらう「ミスドの思いド」というキャンペーンも開催しました。ユーザーとの関係性を第一に考えた広告キャンペーンを通じて、ミスタードーナツというブランドに温かみを与えることに成功しています。
参考:
ミスタードーナツ様
ライタープロフィール
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