公開日:2024年04月02日 更新日:2024年04月26日
子育て世代向けマーケティング戦略|特徴・消費動向を徹底分析
現代の子育て世代の特徴
マーケティングで子育て世代をターゲットにするとき、その特徴をしっかり押さえておく必要があります。なぜなら社会の変化とともに子育て世代の特徴が変わってきて、従来の子育て世代向けのアプローチが通用しないことがあるからです。
現代の子育て世代には次の4つの特徴があります。
- ミレニアル世代がパパ・ママに
- デジタルネイティブ
- モノ<コトを重視
- 男性も育児をする
ひとつずつ確認していきます。
ミレニアル世代がパパ・ママに
かつては、性別によって役割が変わる、と考える人が多かったのですが、ミレニアム世代にはそのようなこだわりがありません。男性はこうあるべき、女性はこうしなければならない、と考えることがない(または、あまりそう考えない)傾向があります。
そのミレニアム世代がパパ・ママになっているので、マーケティングでもこの点を考慮した戦略や施策が必要になります。
デジタルネイティブ
現代の子育て世代はもう、デジタルネイティブになっていると考えたほうがよいでしょう。この世代は、デジタルを使うことは当たり前、と考えるだけでなく、デジタルを多用しないことは非合理的だ、とすら考えます。
現代の子育て世代向けのマーケティングで考慮すべきデジタルとは、IT、インターネット、AI、アプリ、システム、スマホなどになります。
モノ<コトを重視
消費者の関心がモノ消費からコト消費に移行して久しいわけですが、したがってコト消費を重視する人たちが子育て世代になってきています。
現代の子育て世代は物質的な満足度を高めることより、心の満足度を高めようとします。また子供の教育を重視する志向も、子育て世代のコト消費とみてよいでしょう。
「思い出に残るコトをしたい」というニーズをとらえることが、子育て世代向けマーケティングのポイントになってきます。
男性も育児をする
「男性も育児に協力しなければならない」という考えは古くなりつつあり、現代の子育て世代の男性(夫、あるいは父親)は「育児をしたい」「育児をするのが当たり前」と考えます。
それでもまだ、育児の主役は女性(妻、あるいは母親)なので、育児関連ビジネスでのマーケティングの対象は女性になるわけですが、しかし夫、あるいは父親の育児に対する意識の変化も、しっかりマーケティングに反映させていくべきでしょう。
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子育て世代向けマーケティング手法
現代の子育て世代に向けたマーケティングでは、ターゲットがミレニアム世代でデジタルネイティブであることに注意しなければなりません。
そこでデジタルの色合いが濃い、SNS広告とWeb広告、子育てメディアが、有効なマーケティング手法になりえます。
SNS広告
現代の子育て世代は、子育て情報を集めるときも、自分の子供を誰かに紹介するときもSNSを使います。したがって子育て世代をターゲットにしたマーケティングでは、SNS広告が効果は発揮するわけです。
SNS広告を使わず子育て世代にリーチすることは難しい、と考えてもよいくらいです。
参考:
子育て世代向けSNS広告の事例
Web広告
SNS以外のインターネット関連への広告をWeb広告と呼びます。現代の子育て世代は仕事でも買い物でも、家族や友人とのコミュニケーションでも、さまざまな物事をインターネット内やWebサイト内で完結させる傾向があるので、マーケターにはWeb広告は重要なツールになります。
ただし、Web広告は広告媒体も種類も形態もバリエーションが増えているので、戦略を立てて使いわけする必要があります。
参考:
子育て世代向けWeb広告の事例
子育てメディア
子育て世代向けビジネスを展開する企業であれば、自社で子育てメディアを立ち上げてしまう方法もあります。Webメディアは低コストかつ短期間でつくることができ、なおかつ自社が訴求したい内容をニュース形式で情報発信できます。
また、既存の有力子育てメディアとタイアップしてもよいでしょう。子育てメディアの担当者に自社のマーケティングを取材してもらい、その内容を子育てメディアに掲載するわけです。
効果的なマーケティングのコツ
子育て世代をターゲットにしたマーケティングで効率良く効果を上げるには、次の3つのポイントを押させておく必要があります。
- 子供の年齢を考慮する
- 時短・代行をアピールする
- 子育て世代からの共感を得る
子供の年齢を考慮する
子育て世代マーケティングが難しいのは、子供が成長するからです。どのマーケティングでもターゲットの年齢を考慮するはずです。例えば「30代女性をターゲットにする」といったように決めると思います。ところが子育て世代マーケティングでは、対象となる子供が年々どころか日に日に成長します。
したがって子育て世代マーケティングを担当するマーケターは、実施するマーケティング施策を子供の成長と年齢に合わせて常にマイナーチェンジしていくことが求められます。
時短・代行をアピールする
子育て世代は忙しく、時間の制約があります。そのため、時間を節約するためのサービスや商品に対する需要が高くなる傾向があります。
したがって子育て世代マーケティングでは、時短や代行をテーマにしたり、時短や代行の要素を盛り込んだ施策をつくったりしたほうがよいでしょう。
ちなみに代行は、自分の仕事を第三者に任せることで時間の節約につながります。
子育て世代からの共感を得る
子育て世代には、共感できる物事には出費も労力も時間も惜しまず注力する一方で、共感できない物事には見向きもしない、といった極端な傾向がみられます。
共感されることにこだわることは、子育て世代マーケティングを展開するうえで重要なテーマになります。
ここでいう共感には、育児の喜びや、子供の成長に対する感動、子育ての難しさや苦悩、そしてときにストレスや怒りも含まれます。子育て世代マーケティングでは、子育て世代に寄り添うアプローチが必要になるでしょう。
子育て世代向けマーケティングの事例
下記記事にて、子育て世代マーケティングの事例について紹介しています。ぜひご参考にしてください。
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ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
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