公開日:2024年11月13日 更新日:2024年11月29日
monoAI technologyが示すメタバースで実現する未来
monoAI technology株式会社
新規事業開発部
権 チョルホ 様
現在までの歩み
・2013年1月設立。当初はゲーム開発やネットワークエンジンの分野で事業を展開
・2016年:VR/AR技術の可能性に着目し、この分野に特化した事業部を設立
・2018年:ゲームAI専門会社「モリカトロン株式会社」を買収し、事業の多角化と技術基盤の強化を実現
・2020年:多人数同時接続が可能なメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」をリリースし、メタバース領域への本格参入および新たな事業の柱を確立
・2022年12月:東証グロース市場へメタバース業界初の上場を果たす
・2023年5月:ゲームメタバースに特化したメタバース空間制作サービスを開始
貴社について教えてください
―ご担当者様の担当業務について教えてください
私は、新規事業開発部の部長を担当しているチョロと申します。
主な役割としてはメタバースを主軸とした、新しいプロダクトの立ち上げをミッションとしています。
今まで当社は、XR CLOUDを主軸に事業を展開していましたが、顧客のニーズが多様化しており、それらを対応できるように今年の1月に新規事業開発部の立ち上げに至りました。現在は4名体制で行っております。
―貴社サービスならではの特徴について教えてください
当社は複数のメタバースプラットフォームに対応しております。お客様の施策目的に適したプラットフォームを選定し、独自のメタバース空間を制作していることが特徴です。
顧客ニーズの多様化というお話をしましたが、実は今メタバースプラットフォームといわれるものが世界的にも見てもかなり増えているのが現状です。また、プラットフォームによって特性やターゲットなど、長所短所が結構あります。
当社では、Fortnite、ZEPETO、ZEP、Spatial、Roblox、VRChatなどのプラットフォームを使い分けることで、お客様のターゲットや伝えたいメッセージに合わせた施策をご提案しています。
さらに、当社は独自でメタバースの空間制作をしていますが、空間制作だけで終わるのではなく、没入感のあるゲーム要素を盛り込んでいます。そして、利用者を夢中にさせるコンテンツを通じて、お客様のブランドやメッセージを効果的に伝えることができる新たな顧客体験の創出に貢献をしていることも特徴です。
実際にアパレル企業様では、衣類や化粧品を試すことができるメタバース空間を作成し、購入前のプロモーションの場としてご活用いただきました。最近は企業ではなく自治体関係の方にもご活用いただいていたり、教育コンテンツの一つとしての活用であったりと、国内の事例も今後さらに増えていくと考えています。
貴社サービスを導入・実施した企業様の事例を教えてください
―導入・実施した企業様について教えてください
横浜市主催の小児がんを患っている子どもたちを対象としたイベントで、当社のメタバース空間をご利用いただきました。
小児がん患者等の子どもたちは、長期の治療や外見の変化から、他者との交流機会が制限されていることが大きな課題でした。そこで、仮想空間内で心の負担を軽減しながら、同世代の仲間と気軽にコミュニケーションが取れる場を提供することを目指し、イベントを実施しました。
―導入・実施した内容について教えてください
今回のイベントでは、「ZEP」という2Dメタバースプラットフォームを利用し、仮想空間内で、ミニゲームなどの要素を通じて、自然な形で交流を促進し、子どもたちが自由に会話し遊ぶことができるコンテンツを用意しました。
今回、子どもたちに利用してもらう上で「利用者側の費用」や「操作性」が課題になりました。
実際にメタバース空間の利用は通信料がかなり掛かってしまうため、病院に利用可能なWi-Fi環境がないと自己負担になってしまいます。また、今回は幼い子どもたちに向けて簡単な操作でも楽しめるゲームにしたく、これらの課題を解決するための工夫が必要でした。
そこで、今回利用した「ZEP」はURL一つで同じ空間に参加できたり、操作もパソコンの矢印ボタン4つで完結するものにしたりしました。そのほか、当日は当社の社員も同じ空間に参加することで、ゲームの進行をサポートしました。
―導入・実施した結果について教えてください
まず結果として子供達からも好評でした。
メタバースの最大の魅力は 距離の問題をオンラインにて解決できるメリットになります。普段なかなか外に出られない子供達が外見などを気にせずに、メタバース空間を通じて様々なコミュニケーションを行えたことが良かったと思いますので、今後ともこういう取り組みを広めていければなと考えております。
今後の展望についてお聞かせください。
―今後の展望について教えてください
今我々が注目している領域は教育になります。
さまざまな障壁があり、教育格差が生まれてしまっている現状、メタバースというソリューションを駆使して、課題解決をできればなと思っております。
最近リリースしました「ZEP QUIZ」は、ゲームをしながら学ぶことができるサービスです。データファイルをアップロードするだけでAIが自動で問題を作成してくれるので、個人でも簡単に利用できる設計になっています。
ただメタバース空間を作るだけだと子供達も集まりにくいので、子供達が集まりやすいコンテンツとタッグを組み、ゲーミフィケーションや、企業についての理解をメタバースを通じて学んでいただき、子供達に自分たちの夢を見つけるきっかけ作りに貢献できればなと思っております。
―読者に一言メッセージがあれば、お願いします
若年層の間では、メタバースをSNSと同じ感覚で楽しむ風潮が生まれつつあります。彼らは自身のアバターを通じて他者と交流し、音楽やゲームの新たなトレンドに触れているのです。
メタバースは、まだまだ大きな可能性を秘めています。monoAI technologyとしても、さまざまな業界や企業と連携しながらメタバース市場の発展に貢献してまいります。
メタバース施策の検討にあたり、まずはメタバースに触れてみてください。monoAI technologyでは、定期的にメタバースに関するオンラインセミナーを開催しています。このセミナーはメタバース上で開催されているため、メタバースについて学びながら「メタバースならではの楽しさ」を実際に体験いただけます。
メタバース施策に興味を持たれた際は、ぜひmonoAI technologyのオンラインセミナーへご参加ください。
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