プロモーション企画の進め方とは|企画書の書き方・事例を紹介!

情報化社会と呼ばれる現代、自社の製品・サービスが埋もれないようにプロモーションを行う企業が増加しています。それに倣って、自社もプロモーションに注力しようと考えている方もいるかと思います。しかし、いざプロモーション企画を始めると進め方やアイデア出しで躓いてしまうケースが多いです。 そこで今回は、プロモーション企画の基礎や進め方、さらにタメになるコツやユニーク事例についてご紹介します。
プロモーション企画の進め方
それでは、大まかな全体像が掴めたところで実際に企画を制作してみましょう。制作における主な流れとポイントは下記の通りです。
目的を決める
まずはプロモーション企画の目的を決めましょう。 目的によって情報収集の方法やターゲットの決め方など、取るべき手段が変わるため、目的を決めておく必要があります。 また、複数の目的がある場合は、優先順位を付けましょう。情報収集する
SWOT分析
次に、SWOT分析を行って市場の規模や自社の状況を細かく分析しましょう。 SWOT分析とは、自社の強み・弱みといった内的要因、自社にとって機会・脅威となる外的要因を分析し、戦略策定やマーケティングに活用するフレームワークのことを指します。特に自社の強みや弱みは、顧客への効果的な訴求方法のヒントになりやすいため、しっかりと把握しておくことが重要です。 また、この段階で浮き彫りになった課題の改善策などを検討しておくと、以降のプロセスがスムーズに進行できます。手段を洗い出す
インターネット検索や外部Webメディア、セミナー、本、展示会など、様々な情報源を活用して情報収集を行いましょう。情報収集した中から良いと思った手段を候補に挙げ、まとめておきましょう。ターゲットを決める
分析の結果からターゲットを定めて、顧客ニーズを把握します。 ターゲットは、具体的な人物像が想像できるレベルまで落とし込んでください。例えば、「東京都在住の20代男性独身、趣味はアウトドア」といった具合です。また、その際にターゲットの認知段階も検討する必要があります。認知段階のモデルとして、下記に示す「効果のヒエラルキーモデル」が有名です。
ターゲットが上記のどのモデルに属しているのかを把握することで、効率的なアプローチに繋がります。そして、さらにターゲットの人間性をも要素に加えるとより良いでしょう。人間性の指標として「イノベーター理論」があります。
このようにターゲットを可能な限り絞り込むことによって、訴求方法の明確化及び効率化、そして効果の最大化を図ることができるのです。 また、ターゲティングと同じくらい重要なのが顧客ニーズの把握です。事前に設定したターゲットがどのような悩みを抱えているのかを、アンケートやSNS調査などを駆使して徹底的に調べ上げましょう。
この段階はやることが多くて複雑に思えますが、一貫して言えることは「顧客への理解を深める」ということです。仮に理解が不十分だった場合、販促時の効果予測と実際の反響に大きなギャップが生じてしまいます。そのため、今後のプロセスをスムーズに進行させるためにも、妥協せずに取り組む必要があります。
予算の算定
事前に費用を計算することは容易いことではありませんが、方法としては下記の3つがあります。①支出可能額法
会社がマーケティングにかけられる最低限の費用を予算にするシンプルな方法。短期的には向いているが、長期的に考えると計画性が薄く、費用が大幅に余ったり足りなくなったりする場合がある。
②売上高比率法
既存の売上高や予測売上高に基づいて費用を計算する方法。最も合理的な算出方法であるが、既に売り上げが出ている製品にプロモーションを行う会社は少ないでしょう。
③競争者対抗法
競合企業に対抗した予算を設定する方法。計算が簡単な上に競合企業への抑止効果にもなるが、自社の最適な予算かどうかは疑わしい。
手段を決める
ここまでで決めた「目的」「SWOT分析」「ターゲット」「予算」から、取り組むべき手段を決め、優先度を付けておきます。 優先度が最も高い手段を3種類程度まで絞り、企画書に落とし込むと良いでしょう。企画書を制作する
まずは事業の立案を行い、企画書を作成しましょう。それによって、製品をどのようにして販売していくのかを組織全体で共有することができます。また企画を視覚化することによって客観的な目線で再考が可能となり、問題点も見つけやすくなります。 この段階では細かく作成する必要はなく、あくまでも概要が掴める程度で構いません。ただし、方向性を見失わないように事業の目的は明確にしておきましょう。プロモーションを企画するコツ
プロモーションは、会社と顧客の双方向によるコミュニケーションで成り立ちます。決して一方通行の情報にならないように注意が必要です。それを防止するためにも、企画の制作段階から下記のポイントを意識して取り組むことをお勧めします。
ターゲットを明確にする
プロモーションはターゲットを絞り込むほど効果も期待することができます。仮に抽象的だった場合、どんな人に何を伝えたいのかが漠然となり、万人受けだが反応は薄いプロモーションになりがちです。また抽象度の高いターゲット設定は、企画段階においてもスムーズな進行を妨げる大きな要因となります。このようなコスパの悪いプロモーションを回避するためにも、上記で説明したターゲティング方法を実践し、最大の効果を生み出せるようにしましょう。
複雑化しすぎない
企画の進行が進むにつれて、物事を複雑に考えすぎてしまう傾向にあります。その結果、企業側は満足のいく施策になっていても、メッセージを受け取る顧客からしたら「結局何を言いたいのかが分からない」といったケースが多いです。要は顧客目線に立てていないのです。そのため、顧客目線に立って定期的に企画を見つめ直し、舵取りを誤らないようにしましょう。ゴールから逆算して考える
最初からゴールだけをめがけて施策を考えても、抽象度が高いためアイデアが生まれにくい傾向にあります。そこで、ゴールから逆算して過程を分解し、小さい目標を設けるようにしましょう。それによって具体性が生まれ、アイデアも考えやすくなります。またゴールに対する進捗状況も一目で確認できるため、モチベーションの向上や迅速な修正作業にも繋がるのです。作成するのに時間がかかることが難点ですが、組織内の連携もうまく回るようになるため、結果的に効率性が上がります。社内会議などで企画アイデアに煮詰まった場合は、ぜひ取り入れてみてください。
プロモーション企画の事例
優秀なプロモーションを判断する指標は売上などの数値だけでなく、顧客の印象に強く残っているかどうかも加わります。そこで今回は、誰もが惹かれたことのあるユニークな事例を3つご紹介します。きのこの山たけのこの里 国民大調査
お菓子メーカーの明治が、過去物議を醸してきた「きのこの山VSたけのこの里」の決着をつけるアンケート企画を実施しました。結果、このアンケート調査は予想を遥かに超える投票数が集まり、大成功を収めています。このように誰もが楽しめる体験型キャンペーンを実施することで、商品のファンを増やす方法もあるのです。参考:株式会社 明治 - Meiji Co. Ltd.
トヨタ 「しずカー」
こちらはアニメ『ドラえもん』とコラボした体験型キャンペーン。車離れが進行する若者向けにトヨタが行ったもの。芸能人とドライブしながら人生の相談を行うといった、いかにも話題性重視と思われる販促ですが、実際には訴求したい車に乗せることに成功しているのです。高い話題性と訴求性を組み合わせた、工夫溢れるプロモーションと言えるでしょう。一目で義理とわかるチョコ ブラックサンダー
このメッセージの秀逸な点は、自社のポジショニングを正確に把握しているということです。バレンタインの時期になると、どの製菓業界も本命チョコを売り出します。その中で有楽製菓は自虐を混ぜながらも、ブラックサンダーの土俵で戦える環境をたった一言で作り上げたのです。SWOT分析やターゲティングの重要性が、改めて認識できるユニークな事例でした。参考:ブラックサンダー「義理チョコ煽ってごめんなさい」のなぜ:日経ビジネス電子版
プロモーション企画に役立つ資料一覧
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ライタープロフィール
メディアレーダー 運営事務局 株式会社アイズ
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