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公開日:2021年12月17日 更新日:2023年06月29日

クリック単価(CPC)とは?相場や改善方法を徹底解説!

クリック単価(CPC)とは?相場や改善方法を徹底解説!クリック単価(CPC)とは?相場や改善方法を徹底解説!

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クリック単価(CPC)とは

クリック単価(CPC)とは

クリック単価とは、クリック課金制度で発生する1回の広告費のことをいいます。 クリック課金制度とは、ユーザーが広告をクリックすることで初めて広告費が発生する課金制度です。 クリック課金制度はアフィリエイト広告やSNS媒体であるFacebook広告でも採用されています。 しかし、代表的なクリック課金制度は「PPC(Pay Per Click)広告」とも呼ばれているリスティング広告で、検索連動型とディスプレイ型の2種類の形態を有するweb広告です。

CPCは、Cost Per Click(コスト・パー・クリック)の略で、自社の広告をユーザーがクリックしたタイミングで発生する1回分の広告費を意味します。 似たような広告単価にインプレッション単価(CPM)というものもあり、CPMは、Cost Per Mille(コスト・パー・マイル)の略で、表示されたタイミングで広告費が発生する広告単価です。ラテン語で「1,000」を表すマイルを使うので、1,000回広告が表示されるのにかかる広告費を意味します。CPCと比較して、1000回の広告表示あたりの広告料金を安く配信できるのがメリットです。

CPCもCPMも広告の費用対効果を見る際の指標ですが、広告費が発生するタイミングが異なり、単に認知度を上げるインプレッション目的の広告の場合にはCPMが使われ、 サイトへの流入や実際に売上につなげるコンバージョン目的の広告の場合にはCPCが使われます。

CPCと同じ1回あたりの広告費を意味する広告単価にはCPVというものもあり、Cost Per View(コスト・パー・ビュー)の略で、広告視聴1回あたりの広告費を意味し、YouTubeなど動画広告を潜在顧客に視聴(認知)させることを目的とする場合活用される広告単価です。これに対してCPCやCPMは視聴の必要のない既に興味関心をもっている顕在顧客に行動させることを目的とする検索連動型広告などに使用されています。

クリック単価(CPC)の種類

クリック単価はクリックしたタイミングで発生する1回分の広告費を意味しますが、 1回分の広告費は以下の3種類に分かれます。
・クリックした1 回に対して支払い可能な上限額
・クリックした1 回に対して実際に請求される金額
・クリックした1 回に対して実際に請求される金額の平均値

支払い可能な上限額は、実際に請求される金額が決まる広告のオークションに際して予め広告主が設定するCPCで、Google広告では「上限クリック単価又は上限CPCもしくは入札単価」と呼ばれ、Yahoo!広告では「入札価格」の名称が使われています。 実際に請求される金額のCPCは、Google広告では「実際のクリック単価もしくは実際の CPC」と呼ばれ、実際に請求される金額の平均値は、Google広告では「平均クリック単価もしくは平均 CPC」と呼ばれ、Yahoo!広告では「平均CPC」の名称が使われるクリック単価です。

クリック単価(CPC)の決まり方

実際のCPCの決まり方

実際のCPCは、入札つまりオークションで決まるのが基本です。
一般にオークションとはもっとも高い入札単価が実際の入札額になりますが、広告オークションでは入札額の高さは掲載順位を保証しません。 web広告では広告主とユーザーの便益を同等と考えているからです。 このため、広告の掲載の有無、掲載順位は、入札単価の他、広告の品質も考慮して決定されます。 Google広告の場合、入札単価や広告の質、個々のオークションごとの競争状況を参考に、広告ランクというものが決定され、広告ランクの高い順に掲載順位が決定される点が特徴です。 そして実際のCPCは1つ下の広告ランクに勝つのに必要な金額だけが請求されます。 このため、オークション前に広告主が設定していた上限CPCが実際の請求金額になることは基本的になく、それより少ない金額が請求されるのが通常です。

Google広告ではこの他に広告ランクの下限値といわれる予約料金が設定されます。広告ランクの下限値はこれを下回る広告ランクはオークション参加資格がなくなる入札の第1関門です。このため、個々のオークションに際してこの第1関門を通れるオークション参加者が他にいない場合、広告ランクの下限値が実際のクリック単価になります。 このように、掲載順位が1つ下の競合相手の広告ランクを上回るために必要な最低金額または広告ランクの下限値の2種類が実際のCPCです。

平均 CPCの決まり方

平均 CPCは、実際のCPCの合計額を実際のクリック数の合計で割ることで算出されます。 ある1日の実際のクリック数が4回、実際のCPCがそれぞれ100円、200円、300円、400円の事例の場合、平均CPCは250円です。

上限CPCの決まり方

実際のCPCが決まるオークションにおいて予め広告主はキーワード毎に上限CPCを定めます。広告の配信初動には、低めに設定し、キーワード毎のデータが貯まるごとに徐々に単価を上げていくのが一般です。もっとも、利益率が高い業種や商材の広告では、広告費が多額でも利益を確保できるので、上限CPCは高めに設定されます。

クリック単価(CPC)の相場

クリック単価(CPC)の相場とは

CPCの相場は、リスティング広告の初動や新たに特定業界あるいは特定ターゲット層を狙う場合に予算を組み立てるために調べます。 この場合のCPCは平均CPCが使われるのが一般です。

クリック単価(CPC)の相場の一般的傾向

利益率の高い製品・サービスや業種では一般に高い入札単価が設定される傾向があります。 広告費をかけても成果が出る構造であり、競合も高い入札単価を設定してくるからです、 同じような理由で専門性が高い業界も高い入札単価になる傾向があります。 逆に知名度が高い有名企業は低い入札単価が設定される傾向があります。 有名企業の広告はもともとクリック率が高いので、自動的に推定クリック率は高くなり、広告の品質が高く評価され、その結果有名でない企業より低い入札単価でも広告ランクは高くなるからです。 このため、知名度がない企業が有名企業と競合する場合、入札単価は高く設定しなければ同じ土俵で戦えません。

クリック単価(CPC)の相場の具体的傾向

一般的傾向として上記のようになりますが、実際のCPCはオークションで決定され、平均CPCもその平均に過ぎません。そしてオークションで考慮されるのは入札単価や広告の質の他、オークション時の競合状況です。 従って、実際のCPCで重要なのは、キーワードごとの競合状況、つまり競合他社の広告ランクと入札単価といえます。 とすれば、リスティング広告の初動や新たに特定業界あるいは特定ターゲット層を狙う場合の予算を組み立てる際に調べるべき相場は、「業界の平均CPC」ではなく「キーワードごとの入札単価」です。

クリック単価(CPC)から予算の決め方

予算の概要

予算とは、一定期間の収入と支出の予定又は計画です。 収入の予定と支出の予定を分けて検討し予算を立てましょう。

収入の予定

自社商材の価格から「キーワードごとの入札単価」を引いて出る金額の合計は収入の予定です。入札単価を設定するときは、Google 広告のキーワードプランナーやUbersuggestのようなツールを使っておよそのクリック単価を調べましょう。

支出の予定

出稿する「キーワードごとの入札単価」の積み重ねが支出の予定になります。 クリック課金制度の運用に慣れるまでは上限クリック単価を低めに設定するか、自動運用システムを利用するのも支出を抑える懸命な選択の一つです。 制度の運用に慣れるに従って上限クリック単価を上げていけばいいでしょう。 自動運用システムは、コンバージョン トラッキングを利用しているので、コンバージョンを重視する広告を制作した場合には特に有効に働きます。

配信を始める前に、撤退ラインを決めておきましょう。 撤退ラインの設定には詳細な分析が必要なので充実した事前準備になります。 ラインを設定しないと、経過分析が疎かになり、費用の無駄が発生するリスクが高まるのです。このリスクを防ぐために、下記2点を最低限決めてから配信を始めましょう。
・〇〇円使ってコンバージョン0件だったら一旦停止する
・CPA(顧客獲得費用)が〇〇円を超えたら広告費を抑制する

上限を超え続けるようなら、広告及びランディングページの刷新や、初回特典を付けるなどマーケティング手法自体を変えることが必要です。 判断軸が明確になることで、無駄なコストを起こさない効率的な配信に繋げられます。

クリック単価(CPC)が高いときは

クリック単価はオークション形式で決まります。そのため、出稿したキーワードに競合他社が多いとCPCは高くなります。しかし、広告の品質を上げることができたら、入札価格が低くても勝つ確率が高くなります。逆に、広告の品質が低ければ、入札価格を多少上げても勝つ確率は低くなるといえます。

クリック単価(CPC)を下げる方法

クリック単価(CPC)を下げる方法とは

CPCを下げる方法として考えられるのは、上限CPCを下げること、キーワードとターゲット属性、地域を絞り込むこと、広告の質を上げることの3つです。 下げる方法の方向性は、難易度と効果、変更した場合のリスクを総合考量して決すべきです。 簡単かつ効果がすぐ出るのは上限CPCですが、安易な変更は広告ランクに影響することを考慮すべきです。一方難易度が高く効果がすぐ測定できない広告の質の改善は最後に持ってくるのがいいでしょう。広告の質を改善できれば上限CPCを絞っても広告ランクは維持または向上できるので、広告の費用対効果は悪化しません。

ターゲットの絞り込み

キーワードの絞り込み

キーワードとは、製品・サービスの特徴を表すフレーズで、ユーザーの検索キーワードと広告主が設定するキーワードがあります。 ユーザー目線の具体的なキーワードは検索キーワードとの関連性が高いことが多く、広告ランク上げる要因になるので、実際のCPCを下げる効果をもたらします。 そこで、次のようなキーワードを除外することから始めましょう。
・検索ボリュームの少ないキーワード
・「無料」、「格安」など安易な集客キーワード
・「~~とは」のような調査系のキーワード

次に、これまでのデータに基づきコンバージョン率の低いキーワードを除外または完全一致、フレーズ一致に絞り込みます。 さらに、コンバージョン率の高いキーワードは部分一致まで拡張しましょう。 最後に、残ったキーワードのリーチとボリュームを拡大するため、広告の質を上げ広告ランクを向上させることがポイントです。

年齢や性別、地域、媒体の絞り込み

Yahoo!広告は地域しか絞込みができませんが、Google広告は地域の他、ターゲット属性も絞り込めます。Google広告では、子どもの有無、世帯年収による絞込みもできます。
商材に地域性がある場合や店舗地域が限られる場合には地域を絞り込み、特定のターゲット属性を狙った商材、特定のターゲット属性のコンバージョン率が低い場合、ターゲット属性や媒体を絞り込みましょう。

上限クリック単価(上限 CPC)「入札単価」下げ

実際のCPCが上限CPCを超えることは基本的にないため、上限CPCを下げることは平均CPCを下げることになります。 ただし、上限CPCは掲載の有無、掲載順位を決める広告ランクの要素であるため、安易に下げるのはリスクが伴います。 そこで、キーワード毎にその重要性を考慮して徐々に上限CPCを下げていくべきです。

広告の改善

広告品質の改善

掲載の有無、掲載順位を決める広告ランクは入札単価や広告の質の他、オークション時の競争状況やユーザーの検索時の時刻・所在地・デバイスも考慮されるが、競争状況や検索時のユーザーの状況は改善の余地が無いので、仕入単価と広告の質の改善が重要となります。 広告の質はユーザーのエクスペリエンスを推定したもので、推定クリック率や広告の関連性、ランディング ページの利便性の3要素で構成されているのが特徴です。

推定クリック率は、過去の広告のクリック数や再生回数に基づいてクリックされる可能性を導いています。
従って、推定クリック率を改善するには、
・広告に含めるフレーズや情報を、よりユーザー意図に近づける
・商材の強みや行動を促すフレーズの具体性を高める
 (例えば、入会特典や料金の特別値引き、購入、注文のフレーズを広告に追加するなど)

広告の関連性は、広告の表現を検索語句の表現に近づけること、テーマごとにグループ分けすることなどで改善できます。 例えば、同じ紳士服でも「フォーマルウェア」と「カジュアルウェア」でグループ分けすることで、紳士服の関連性は向上します。 ランディングページの利便性は、読み込む速度を改善すること、モバイル対応にすることで改善できます。改善の効果はコンバージョン率で確かめましょう。

広告表示オプションの改善

広告表示オプションは、広告主や代理店の住所や電話番号など検索結果ページの視認性を高めると改善されます。

クリック単価(CPC)の費用対効果UP事例

株式会社グラッドキューブ様

こちらは、企業に合わせた広告媒体を提案したことでクリック単価の抑制を行なった事例です。静止画のバナー広告をメインに配信していたところを、動画広告の配信に変更してからは50%ものクリック単価の抑制を実現させたそうです。イベントや製品の特性を理解して広告の媒体を選定することが重要であることがわかります。
参考:迅速な対応と動画を用いた広告で「クリック単価50%抑制」を実現

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ライタープロフィール

運用型広告 運用代行担当株式会社アイズ
運用型広告の広告運用代行サービスを2007年より提供開始、15年以上の広告運用実績でGoogle Partner、Yahoo!セールスパートナー、Twitter広告認定代理店、TikTokゴールドパートナーです。
運用代行可能な広告の種類:Google広告、Yahoo広告、Twitter広告、TikTok広告、Facebook広告、Instagram広告、LINE広告、SmartNews広告、Amazon広告など
運用型広告の運用代行のご相談はこちら
https://www.eyez.jp/admlp/

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