公開日:2023年08月17日 更新日:2023年08月22日
企業がSNSを活用するメリットとは?始める際の注意点など詳しく解説
企業がSNSを活用するメリットとは?始める際の注意点など詳しく解説
企業SNS運用とは
ここ数年で企業がSNSを運用し、商品やサービスの販売促進に役立てている事例が多くなってきました。
企業SNS運用とは、企業の公式SNSアカウントを作成し、企業や提供している商品やサービスに関する情報などを発信し、さらに顧客とのコミュニケーションツールとしても活用することができます。
企業がSNS運用することの目的は、企業自体のイメージアップや商品やサービスの認知拡大、ファン獲得、ブランディングなどのマーケティングです。
企業のSNS運用に関する媒体資料まとめ
ここでは、企業のSNS運用に関連する資料をいくつかまとめています。気になるものがございましたら、ぜひダウンロードしてご活用ください。資料ダウンロードはいくつでも無料ですので、お気軽にお試しください!
企業がSNSを運用する理由
企業が効果的にSNSを運用することで、顧客に対する購買行動に大きな影響を与えることができます。
今多くの企業からSNSが重要視されており、非常に高い効果が得られると考えられます。
企業がSNSを運用する具体的な理由を解説します。
低コストで運用できる
SNSは基本的に低コストで運用することができます。
どのSNSであってもアカウントの作成は無料であり、広告費などのコストに関しても従来までの橙的な広告の打ち出しと比較すると、大幅に削減することができます。
SNSでの施策をより強化するには、別途費用が必要になることがありますが、「バズる」とも言われる爆発的な拡散状態になると、宣伝効果が非常に高くなります。
企業の認知拡大のため
SNSが最も得意とするものは「認知拡大」です。
SNSはユーザーに自社商品やサービスを新しく知ってもらう機会が豊富な場であり、インフルエンサーマーケティングを行うことで、さらに認知拡大を狙うことができるでしょう。
SNSの強みは、デジタルメディア以上に日常的で身近なコミュニケーションを通じて、認知を広げていくことであり、消費者の消費行動を伴う情報手段としてSNSを利用する方が多くなっているからこそ、SNS運用で認知拡大を目指すべきなのです。
売上・コンバージョンに効果がある
SNSを運用することで、売上やコンバージョンの増加に期待することができます。
自社ブランドの商品やサービスの認知が拡大することで、興味や関心を持ったユーザーからECサイトや自社サイトへの流入や、注文数の増加、実店舗への来訪数増加など何かしらのアクションを得ることができ、購買行動に影響を与えます。
SNSの投稿次第では、ユーザーの具体的なアクションに繋げることができるのです。
顧客とのコミュニケーションツール
SNSでは顧客とコミュニケーションを取ることができるため、コミュニケーションツールとしても活用することができます。
企業と顧客が双方向でコミュニケーションを取ることで、好感度に良い影響を与えます。
またSNS上にはユーザーのリアルな意見が飛び交っているので、新商品の開発や改善、カスタマーサービスの向上に繋げることができます。
口コミ投稿に対しSNS上でお礼を伝えるなどを行うと、ユーザーがファンになってくれる可能性も高まります。
企業SNS運用の業務内容
企業のSNS運用の具体的な業務内容を説明します。
順序立てて進めていくことで、確実に成果に繋がりますので、参考にしてください。
使用するSNS選定
まずは数あるSNSの中で、実際に使用するSNSを選定しましょう。
使用するSNSを決める指標となるものは、自社のターゲット層です。
それぞれのSNSは利用しているユーザーの年齢層と特徴が異なりますので、誰に情報を届けたいのか、ということを明確にし、それを基準にSNSを選定してみましょう。
この段階で、自社商材にとって最も重要で象徴的な顧客像である、ペルソナを設定しておくこともおすすめです。
自社商品やサービス、そして自社のペルソナにフィットするSNSを選定することこそ、SNS運用成功への第一歩です。
アカウント開設
どのSNSを運用していくかを決めれば、さっそくアカウントを開設していきましょう。
自社のロゴがある場合には、プロフィール上のトップ画面に設定し、会社名、住所や電話番号スローガンなどは分かりやすく記載してください。
SNSのプロフィールは、その訪れたユーザーにとってそのアカウントの第一印象となるため、ユーザーが知りたい情報をしっかり掲載してください。
認知拡大したい#ハッシュタグがあれば、#ハッシュタグも掲載することで認知が広がります。
投稿内容を決める
アカウントを開設することができれば、さっそく投稿内容を決めていきます。
自社がユーザーに対しどのようなことをアピールしたいのか、どのような情報を定期的に届けたいのかということを明確にし、投稿内容にブレがないように注意してください。
投稿内容を決める段階で、今後の成果により期待できるよう、ある程度の計画を立てておくと良いでしょう。
平常時に発信する内容と特定時に発信する内容をそれぞれ考慮し、内容を考えてください。
コンテンツを制作する
投稿内容までを明確に決めることができれば、実際にコンテンツを制作していきます。
コンテンツの制作で最も重要なことは、ターゲットユーザーにとって共感できる写真や動画を制作することです。
写真や動画の編集技術も求められるため、スキルを磨く必要があります。
またSNSではわかりやすい文章であること、ターゲット層に合わせた話し言葉や文章表現であることも大切です。
ユーザーからの親しみやすさを重視したコンテンツを制作してください。
コンテンツを投稿する
制作したコンテンツを投稿して、SNS運用が始まります。
より戦略的に高い効果を得るためにも、闇雲に日々投稿するのではなく、季節やイベント、新商品や新サービスのリリースなど、タイミングよく投稿することを意識しましょう。
適切なタイミングで適切な投稿を行うことで、新しい認知の獲得に期待することができます。
そして投稿時には、KPIやPDCAのサイクルをしっかり確認し、今後の運用に活用していくことが重要です。
SNSの種類
SNSには様々な種類があるため、自社にマッチしたSNSの選定が非常に重要なポイントです。
主流SNSの種類をご紹介します。
Facebook
Facebookのメインユーザーは30代~40代で、アクティブユーザーは40代が多いSNSです。
ビジネスシーンで利用されることが多く、ユーザーは実名で登録しなければならないため、信頼構築に向いており炎上が少ないことが特徴です。
世界でアクティブユーザーが最も多いため、海外展開を検討している企業やBtoB企業におすすめです。
Twitter
Twitterのメインユーザーは20代です。
情報拡散力が非常に強く、リアルタイム性があることが特徴です。
基本的な投稿は短いテキストであり、140文字以内でのコミュニケーションがメインとなっています。
「今」起きていることが投稿されるため、話題にもなりやすく、趣味趣向が合うユーザー同士の交流も盛んに行われています。
Instagram
Instagramのメインユーザーは10代~30代の女性です。
画像や動画、イラストでの視覚的訴求に特化していることが特徴で、ハッシュタグを利用して投稿や検索が行われています。
写真や動画にした際にインパクトがある商材に向いているため、ファッションやコスメ、料理、飲食、ライフスタイルなどのBtoC剥けの商品やサービスを取り扱う企業におすすめです。
#ハッシュタグからの流入に期待できるため、#ハッシュタグの活用が重要なポイントです。
TikTok
TikTokのメインユーザーは10代~20代です。
若年層から非常に人気が高い動画SNSで、初心者でも簡単に動画編集が出来る機能が備わっているため、動画編集の経験がない人でも活用できます。
短い尺の動画が主流のため、YouTubeでの動画を再編集して運用する方法もあります。
拡散力も強いSNSであるため、若年層向けの商品やサービスを提供している企業におすすめです。
SNS運用を始める際のポイント
企業がSNS運用を始めた場合、フォロワーが増えても中々売上が伸びないということもあるでしょう。
そうならないためにも、SNS運用を始める際のポイントを説明します。
効率よくSNS運用を行うためにも、運用開始前には必ずチェックしてください。
運用目的を明確にする
SNS運用前には、何のために行うのか、どの状態が成果が出ている状態なのか、という「運用目的」を明確にしましょう。
企業のSNS運用では、どうしてもフォロワー数の増加やいいね数の増加に目を向けてしまいがちですが、SNS運用そのものが目的になってはいけません。
最終的な目的である認知獲得やファンの育成、購入意欲の向上、関係性強化ということを明確に、ブレないようにしましょう。
ターゲットを決める
情報を届けたい人は誰なのか、自社の顧客は誰なのか、というターゲットを決めることも重要なポイントです。
なぜ企業のSNS運用にターゲットを決めることが重要なのか、それは投稿するコンテンツの方向性が定まるためです。
ターゲットが曖昧な状態では、コンテンツの方向性が不明確であり、日々の投稿やファンとのコミュニケーションに統一感がなくなってしまいます。
炎上対策をしておく
SNSの運用は、思わぬことでも炎上のリスクがあることを念頭に置いておく必要があります。
炎上してしまった投稿は悪目立ちをしてしまうため、自社のイメージや信頼を一気に損ねてしまいます。
そのような炎上リスクを少しでも減らすために炎上対策を行いましょう。
アカウントの運用ルールを明確に策定し、従業員に対して炎上リスクを理解する研修を実施、また炎上の火種を早期に見つけるSNSのモニタリングが有効です。
ライタープロフィール
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メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
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