公開日:2023年10月17日 更新日:2024年02月21日
化粧品・コスメ業界のためのSNSマーケティング論|化粧品に最適なプロモーション事例とは?
化粧品・コスメ業界のためのSNSマーケティング論|化粧品に最適なプロモーション事例とは?
目次
化粧品・コスメ業界におけるSNSマーケティングの重要性
化粧品のマーケティングを考えた場合に、SNSマーケティングはとても効果的です。化粧品は、口コミなどが重要視されるため、最近ではSNSを利用した多くの化粧品マーケティングが増えている状況です。
化粧品・コスメ業界向けSNSマーケティング企業一覧
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◆自社WEB、LP、会報誌への口コミの二次利用のメンバーへの打診も行います。
化粧品・コスメ業界におけるSNSマーケティングのメリット
化粧品SNSマーケティングのメリットですが、様々なメリットがあります。
「化粧品の使い方を知りたい」「どうしたらきれいにメイクできるのかを知りたい」「化粧品のクチコミをチェックしたい」という人が多いため、化粧品はSNSマーケティングに向いていると言われています。
最近では特にSNSを見て購入する人も増えたため、SNSマーケティングのメリットについて知っておくのがおすすめです。
商品や企業の認知拡大
化粧品でSNSを活用したマーケティングを行うことで、まず商品や企業の認知度拡大が目指せるのがメリットです。SNSによって新しい商品名や会社名がスピーディーに広く拡散することは、大きなメリットと言えます。
X(旧Twitter)などで新商品発売やキャンペーンなどをつぶやくことで広く拡散し、企業名もクチコミとともに広がっていくためおすすめです。スピード感が違うでしょう。
クチコミによる販売の後押し
また、化粧品を購入する際には、クチコミをよく見る人が多くなっています。SNSでリアルな声が投稿されていますので、クチコミをチェックして購入する人が多くいます。特に有名なインフルエンサーや有名人などがクチコミをしてくれるとその効果は抜群です。
「〇〇さんが使っていた!」「〇〇さんのようにメイクできれいになりたい!」と憧れる多くのファンが注目をします。
リテール(小売店)のためのアピールになる
SNSを活用したり、SNS広告などを行ったりすることで、Webサイト、ECサイトへの誘導が行えるだけでなく、リテール(小売店)へのアピールも可能です。
小売店のキャンペーン情報やセール情報などを流すことで、実店舗へのとても有効な集客方法となるでしょう。また、SNSで伝える場合は、直前のアピールでも訴求効果があっておすすめです。
ブランディングできる
また、SNSを活用することで、ブランディングができることはとても大きなメリットです。企業名や商品名でブランディングして「〇〇で有名な」「〇〇が使っている」「〇〇が効果的」とファンが増えることで、長く顧客との繋がりができるでしょう。新しい顧客を発掘することもできるのがメリットです。
SNSでは多くの顧客と直接繋がることができますので、化粧品や会社のイメージをブランディングしてファンを作っていけます。商品購入後も顧客と長く繋がっていける手段となります。
化粧品・コスメ業界におけるSNSマーケティングの特徴
化粧品マーケティングでは、様々なSNSが活用されています。各SNSを利用する際の特徴についても紹介しますので、参考にしてください。それぞれのSNSに特徴があり、どのように活用したら有効なのかを見ていきますので参考にしてください。
それぞれのSNSでターゲットが異なり、見せ方も違ってきますので特徴を知っておくのがおすすめです。
X(Twitter)
X(Twitter)は、日本では20代、10代のZ世代が多く利用しています。リアルタイムでクチコミが見られますので、多くの人が活用しています。新商品の化粧品の販売やキャンペーンなどの情報を広く拡散できておすすめです。情報伝達、拡散、認知度のアップに使うのに向いています。
キーワードを設定して拡散させることも可能です。新商品だけでなく、それに関連するテーマなどをキーワードにするのもいいでしょう。
また、特定のアカウントのフォロワーに類似するユーザーのターゲティングもでき、ニッチな商材やサービスのプロモーションに使うのもおすすめです。
Instagram
Instagramは、おしゃれに敏感な若い女性が多く利用しています。Instagramでは、実際に有名なインフルエンサーや有名人が化粧品を使っている場面を、画像や動画で紹介することで効果的です。
最近ではリールなどの動画を使った投稿や広告が人気で、化粧品の使い方やプロモーションをするといいでしょう。Z世代が対象の場合も商品の発見や購入に繋がりやすいSNSと言えます。
TikTok
TikTokは、10代によく利用されているSNSです。 BtoC 商材がマッチしやすく、動画で音声付きで紹介できるのが特徴です。認知度アップやキャンペーン情報の紹介や化粧品ECショップへの誘導などにおすすめです。
流行りの化粧品をTikTokでチェックするZ世代も多く、人気の美容系ティックトッカーなどを活用するのもいい方法です。スピーディーに商品紹介などが行われていることが多く、ユーザが情報収集をするのにおすすめのSNSとなっています。
YouTube
YouTubeは長い動画を投稿できる点がメリットです。じっくりと使い方を紹介したい場合などはとても効果的です。商品の紹介から、実際に使用している様子、感想、アレンジなど、様々な情報を詰め込むことができておすすめです。
また、YouTubeによって、商品や会社のブランディングをすることができるでしょう。商品のイメージを長い動画で伝えることで、ファンを作りやすくなります。
ユーザーにとって、ニーズが高い情報を映像としてしっかりと届けていくことで、登録数も増加します。また、多くの人が見ている美容系YouTubeに動画広告を出すことも有効です。
化粧品・コスメ業界のSNSマーケティングの事例
具体的に化粧品のSNSマーケティングの事例についても紹介します。どのようなSNSマーケティングをして、成功しているのか、事例を参考にしてください。
メイベリンニューヨーク|X(旧Twitter)
「メイベリンニューヨーク」では、X(旧Twitter)を活用して、様々なキャンペーン情報を拡散しています。大人気YouTuber #むくえな のプレゼントキャンペーンなどを実施しています。投稿へのリポストでサイン入りギフトボックスがもらえるなどで人気となっています。
X(旧Twitter)内で、人気のYouTuberの画像を大きく載せて、商品とのコラボを展開しているため注目度が高くなっています。ブランディングにもなっていて、ファン層を大きく広げています。
また、YouTubeの宣伝や屋外CMの宣伝などを人気のYouTuberの人物画像付きで楽しく紹介しています。
参考:
メイベリン ニューヨーク 公式 (@LoveMaybelline)
CEZANNE(セザンヌ)|Instagram
CEZANNE(セザンヌ)化粧品は、Instagramで33.2万人のフォロワーを集めています。
商品画像中心ですが、メイクの仕方などを具体的に動画で紹介して人気となっています。新作コスメの情報がいち早く知れること、また商品を試した画像が動画ですぐに見られる所が嬉しいポイントです。
お店に行かなくても、詳しい情報を知ることができて試した気分になれます。オンラインショップにもInstagramのプロフィールからすぐに行けるようになっていて便利です。YouTubeやマガジンなどもハイライトで紹介されて誘導がスムーズです。
様々な情報を集めたいZ世代などにもいろいろ見られていいでしょう。
参考:
セザンヌ化粧品 公式 (@cezannecosmetics)
Kosé cosmeport|TikTok
「コーセーコスメポート」は、「kosecosmeport_utachan」というアカウントで、化粧品会社社員 うたちゃんが商品をTikTokで紹介しています。かわいい声で商品紹介をしていますので、まさにZ世代向けに作っています。親しみやすさと実際に試している様子がよくわかって人気です。ショートドラマも投稿されていて、Z世代にリアルな動画が共感できるように楽しく作られています。
様々なTikTokを作って工夫することで、ファンを作ることに成功しています。
参考:
化粧品会社社員 うたちゃん - TikTok
資生堂|YouTube
資生堂は、様々なパーソナルビューティーパートナーがユーザーの悩みに合ったHOW TOや商品レビューなど、お役立ち情報をYouTubeにして成功しています。現役美容部員とおしゃべりをするYouTubeや資生堂企業メッセージ「みんな、いい顔してる。」ムービーを公開しています。
また、資生堂ビューティートップスペシャリストによるおうち美容術の動画が好評となっていて、多くの視聴者が見ています。通常ならば見られないようなスペシャリストのメイク動画に興味を持つ人が多くなっています。
参考:
資生堂 Shiseido Co., Ltd.
化粧品・コスメ業界のSNSマーケティング施策
ここで、化粧品SNSマーケティング施策について様々な方法を紹介しますので、具体的に行う際に役立ててみるといいでしょう。
キャンペーン施策
まず、キャンペーンを実施するための施策ですが、キャンペーンは広く認知してもらうことが大切ですので、X(旧Twitter)やLINE、TikTokなどを活用して行うのがおすすめです。#(ハッシュタグ)をつけて、キャンペーンについて投稿してもらうことで、プレゼントがもらえるキャンペーンをしたりするといいでしょう。
クチコミマーケティング
クチコミマーケティングをする場合は、X(旧Twitter)やLINEなどを活用するのがいい方法です。#(ハッシュタグ)商品名などでクチコミをしてもらうキャンペーンを行うのがおすすめです。そして、集まった多くのクチコミを自社サイトに載せることで、商品や会社への信頼性も高まるでしょう。商品開発や改善にもユーザーの声として活用できておすすめです。
ただ、いいクチコミだけではない場合もありますので、注意する必要もあります。
インフルエンサー起用
化粧品会社の多くが美容系インフルエンサーなどを起用して、SNSマーケティングをしています。インフルエンサーが商品や企業を紹介することで、身近に感じられ、信頼性が増しておすすめです。
インフルエンサーなどとコラボした企画などをすると、新たなファンを獲得することができていいでしょう。ブランディングにも繋がります。
化粧品・コスメ業界向けインフルエンサー
化粧品のSNSマーケティングで活用したい人気の美容系インフルエンサーについても紹介しますので、積極的に活用してみるといいでしょう。
やみちゃん
かわいくて肌もきれいな人気のティックトッカーです。最新の美容品をレビューしたものを挙げていて、人気です。化粧品検定1級で、コスメコンシェルジュとして活躍しています。
若いZ世代などをターゲットにしている場合におすすめで、細かく説明しながら自分で試していて好評です。同世代の顧客を増やしたいという時に活用してみるといいでしょう。
参考:
やみちゃん (@ayami_yamichan) オフィシャル - TikTok
2人目のエガチャン
こちらも人気の男性ティックトッカーで、男性コスメ関係のTikTokを挙げています。実際に自分で試していてインパクトのある画像を投稿しているのが特徴です。男性向けの化粧品をアピールする場合には、インパクトを高めることができておすすめです。
参考:
2人目のエガチャン (@egachannel1) オフィシャル - TikTok
鹿の間
チャンネル登録数80万人の女性人気YouTuberです。ビフォーアフターのYouTubeや中国風メイクなどで、多くの人の注目を集めています。ダイエット法なども紹介していて、リアルな評価や口コミを得られるYouTuberとなっています。
参考:
鹿の間
ななこ
147万人の登録者数を誇る女性人気YouTuberです。短時間メイクや100均コスメなども紹介していて、親近感がわく日常感あふれるYouTubeが魅力です。
様々なアイデアを工夫した化粧法や商品紹介などができるのが魅力となっています。プチプラコスメなどを紹介した場合には向いています。
参考:
nanakoななこ
化粧品・コスメ業界におけるSNSマーケティングの注意点
化粧品SNSマーケティングをする際の注意点についても紹介しますので、参考にしてください。化粧品とSNSマーケティングはとても相性がいいのですが、イメージをしっかり保ことが大切です。良いブランディングができるかどうかがとても重要と言えます
インフルエンサーの親和性の高さ
活用するインフルエンサーと自社の商品や自社イメージと合っているのかどうか、親和性はとても大切です。インフルエンサーには、それぞれにファンがいますが、そのファン層ともターゲットがあっているかが重要です。
イメージが異なっている場合には、あまり効果が高くない場合があるでしょう。イメージをお互いに崩す場合があります。
連携をこまめにとる
また、インフルエンサーとはしっかり連携をこまめに取って、投稿などを依頼することが大切です。商品のイメージや紹介したい内容をお互いに共通理解しておくためにも連携が大事です。
インフルエンサーがもとで炎上したりしないように注意することも気を付けておく必要があります。
ステルスマーケティングへの対策をとる
また、SNSマーケティングでインフルエンサーに商品を紹介してもらうなどすると、宣伝と気づかれないように商品を紹介することになります。「やらせ」や「サクラ」と見られないような対策を取ることも大切です。全く同じような投稿内容がたくさんあって、PRや広告などと掲示しないで紹介してしまう場合なども注意が必要です。PRや広告だと知らないで見ていて、PRや広告だとわかると一気に信頼性を失うため気を付けるようにしてください。
まとめ
化粧品マーケティングでSNSを活用したマーケティングがおすすめなことを紹介しました。化粧品を購入する場合は、クチコミや実際に試した場面などを見ることが重要視されますので、SNSを活用することがおすすめです。
有名なインフルエンサーなどと連携を密にして、自社の商品や会社のイメージを崩さないように行っていくといいでしょう。多くのファンを作り、ブランディングすることが大切ですので、様々なSNSの特徴を活かして、自社商品や会社に合ったSNSマーケティングを試してみるのがおすすめです。
ライタープロフィール
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