公開日:2024年10月01日 更新日:2024年10月01日
新卒ダイレクトリクルーティングのパイオニア「OfferBox(オファーボックス)」|株式会社i-plug
株式会社i-plug
マーケティング部法人マーケティンググループ
合田佳乃子様(右)
マーケティング部法人マーケティンググループ
河合萌恵子様(左)
目次
株式会社i-plugについて教えてください
現在までの歩みについて
株式会社i-plugは代表の中野と大学院の同期2名で設立し、今年で13期目を迎えます。
「我が子のために」という創業メンバーの共通した想いから、今回ご紹介する「
OfferBox(オファーボックス)」がスタートしました。OfferBoxはオファー型の新卒採用ツールです。若手人材が不足する中で、企業から学生へ直接オファーを送るという方法で、企業と学生のマッチングを支援しています。
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ご担当者様の担当業務について
OfferBoxの利用を検討している企業に対するWebマーケティング領域を担っています。主に、資料ダウンロードやお問い合わせをしていただくためにサイトのコンテンツ改善や、セミナーの実施、オウンドメディアの運用などコンテンツマーケティングを軸に担当しています。
サービスの特徴について
累計18,700社以上の企業(2024年8月末時点)の方にご利用いただいております。OfferBoxは学生と出会いやすく、入社後も活躍できる人材を探しやすい設計が特徴です。また、
例年20万人以上の学生にご利用いただいており、利用者数は年々増加しています。
また、企業から学生にオファーを送る方法でありながら、一斉送信できない仕様になっています。学生一人ひとりの情報を確認した上でオファーを送っていただきたいという思いからこのような設計になっており、結果的に
オファー開封率も約82%と高い水準を維持できています。(プロフィール入力率80%以上の2023年卒学生の数値より算出)
さらに、適性検査eF-1Gを標準搭載していることから、社内の活躍人材の分析とその分析結果から近しい特性の学生を探せるという点も大きな特徴です。
貴社サービスのマーケティングで苦労した点について教えてください
どのような点で苦労しましたか
新卒オファー型サービスとして12年の実績があり、一定のシェアを既にとらせていただいている中で、オファー型ツールとしてではなく
「採用課題を解決するサービス」として、どう訴求していくべきか固まりきっていませんでした。そのため、改めて
「OfferBoxが提供している価値・顧客が価値だと感じているものはなんだろう?」ということを言語化していく必要がありました。
また、リアルな顧客の声を吸い上げどう施策に落とし込んでいくのかは、ターゲット理解という文脈においてすべての施策の根幹になるため、声の数を担保する必要があったり、それを施策に落とし込む際に偏った見え方にならないかどうかなど、慎重になりながらも行動量が求められました。
どのような解決策を実施しましたか
実際に業務でOfferBoxを使っている人事・採用担当の方や、サポートについている営業担当の方へのヒアリングを実施しました。他にも、架電担当者とのトーク内容の連携や商談同行など、マーケティング部署も顧客との接点を持つという行動を取りました。
どのような効果がありましたか
「充実したサポート体制」を主軸として訴求する方針が固まり、セミナーなどのWebマーケティングで活用することができました。
また、比較検討中の企業からお問い合わせいただく内容の中に訴求した内容に関連する声をいただくことが増えました。やはり、マーケティング部署でターゲット像やペルソナを言語化するのは大切ではありますが、そのソースがリアルな声であることが重要だなという気づきはチーム全体にあったのではと思います。
現在取り組まれているマーケティング施策について教えてください
現在取り組まれているマーケティングについて

サービスサイトや広告配信以外に、「自社セミナーの開催」や「展示会への出展」なども行っています。月に1~2本の新規セミナーを企画し、人事・採用担当の方向けに採用ノウハウをご提供しています。新卒採用は年度や時期によって学生の動きや採用担当の方のお悩みも刻々と変化するため、シーズナリティーを意識してコンテンツを制作しています。
また、継続して年2回、バックオフィス向けの展示会に出展しています。マーケティング施策のほとんどが検索や資料ダウンロードなどオンラインで完結するなか、展示会はお客様とリアルにコミュニケーションを取ることができる機会としても貴重な場となっています。
実施に至った背景について
セミナーの主な実施目的はリード獲得や意向度醸成です。お客様である人事・採用担当の方は様々な業務を抱えていて忙しい方が多いのですが、セミナーではその方々のお時間を長時間いただくことができる貴重な機会と捉えています。
申込率や参加率向上のため、昨年度新しいウェビナーツールを導入し、複数日程設置や、工数を押さえた自動配信録画ウェビナーの開催を始めました。展示会の主な出展目的は、来場者の方の名刺獲得です。会場内のブースでは、来場者の方に
「OfferBoxではどのように自社にマッチする学生さんにアプローチできるのか」を実際に体験いただけるよう、デモ機を用いてご案内しています。OfferBoxをご存じない方にサービスを知っていただく機会としても有効だと捉えています。ブースには、一人でも多くの人事・採用担当の方に接客できるようカスタマーサクセスが常時立っており、ブース運営の戦略は毎年ブラッシュアップしています。
施策の結果について
自社セミナーにおいては、新ツールの導入の効果もあり、セミナーの参加率やアンケート回答率を大幅に改善することができました。セミナーを起点とした商談化をより促進すべく、現在は商談前の「無料相談会」の実施や意向度上げコンテンツの作成などに取り組んでいます。今期の展示会においては、戦略転換の結果、
名刺獲得枚数を昨年度比297%と大きく伸ばすことができました。この結果は過去最高の記録となりました。今後は展示会をきっかけに出会えたお客様に対し、それぞれの採用課題に寄り添うサービスやコンテンツを提供していきたいと考えています。
今後の展望について教えてください
今後は、さらなる利用企業・学生の拡大はもちろんプロダクトとして生まれる成功体験をさらに増やしていきたいと考えています。マーケティング・インサイドセールス・カスタマーサクセスなど部署・業種の垣根を超えて、企業の採用課題と向き合えるサービスを創り上げていきたいです。
また、成功体験の起点に位置するのがマーケティング施策なので、採用課題を解決できる期待値を醸成できるよう働きかけができる施策に、より一層力を入れて取り組んでいきたいです。
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