公開日:2024年04月12日 更新日:2024年04月15日
経営者向けマーケティングとは|広告媒体資料・手法について解説
経営者向けマーケティングとは
経営者向けのマーケティングとは何か。その答えは3つあります。
1つ目の答えは経営者を顧客にすることを目指すマーケティングです。経営者は一般的な消費者とは明確に異なるニーズや志向を持っているので、経営者を顧客にしたり、経営者に商品・サービスの購入を促したりするには、経営者専用のマーケティングが必要になります。
2つ目の答えは、高額単価で販売することを目指すマーケティングです。経営者は富裕層やセレブリティに数えられるので、企業にとっては高額商品・サービスの買い手として期待できます。したがって経営者向けマーケティングに成功すると、売上や利益を効率よく伸ばすことができます。
3つ目の答えは、難しいマーケティングです。経営者は顧客としての魅力にあふれているので多くの企業がターゲットにするためレッドオーシャンになりがちです。簡単なとおりいっぺんのマーケティングでは太刀打ちできません。
経営者向けマーケティング手法一覧
経営者向けマーケティングの具体的な手法として、経営者向けWebメディアと経営者向け雑誌への広告出稿を紹介します。
広告媒体ごとの特徴や、そこに広告を出稿するメリットを解説します。
経営者向けWebメディアに出稿する
経営者向けWebメディアとは、経営者が求める濃密かつ速報性のある経済ニュースが掲載されている広告媒体のことです。多くの経営者が頻繁に閲覧するWebメディアに自社広告を掲載することで、経営者に自社商品・サービスを訴求することができます。
ここでは経営者向けWebメディアとして以下の3つの媒体を紹介します。
・日本経済新聞
・ダイヤモンドオンライン
・NewsPicks
日本経済新聞
日本経済新聞を最初に紹介するのは、多くの経営者が日本経済新聞の情報を頼りにしていて、この新聞を最も信頼できる経済情報源として認めているからです。経営者は熱心に日本経済新聞を読み、そこに掲載されている広告にも一目置きます。
経営者は忙しいので、スマホやパソコンで電子版(Webメディア版)の日本経済新聞を読む人が増えています。それで電子版への広告出稿に効果が期待できるわけです
自社の商品、サービス、ブランドに「箔」をつけたいとき、日経電子版は魅力的な広告媒体になります。
参考:
日本経済新聞
ダイヤモンドオンライン
株式会社ダイヤモンド社が運営するダイヤモンドオンラインは、(紙の)経済誌、週刊ダイヤモンドの電子版です。ダイヤモンドオンラインも日本経済新聞に引けを取らない、高いクオリティの経済ニュースを掲載しています。
ただしダイヤモンドオンラインは柔らかい内容が得意なようで、「高成長&高年収、半導体160社」や「氷河期部長の憂鬱」「わが子に最強の中高一貫校」といったタイトルが目を引きます。
ダイヤモンドオンラインは気取ったところがなく、経済的なメリットを露骨に紹介する一面があります。このような性質を持つ広告媒体なので、経営者にダイレクトに商品・サービスを売り込むタイプの広告が向いているでしょう。
参考:
ダイヤモンド・オンライン
NewsPicks
NewsPicksは株式会社ユーザベースが運営する「経済をもっと面白く」をコンセプトにするニュース・サイトです。マスコミがつくったニュースを転載しているほか、オリジナルのコンテンツも配信しています。
転載ニュースには共同通信の「米連邦航空局、ボーイングを調査」や、集英社オンラインの「スニーカーブーム終焉の衝撃」といった記事が並びます。オリジナル・コンテンツには「円安解説」や「AIがあれば社員は1人でいい」といった記事があります。
NewsPicksの記事のクオリティも決して低いわけではありませんが、経済系Webメディアの知名度としては日本経済新聞やダイヤモンドオンラインより劣ります。
ただしNewsPicksには新規参入組ならではの新鮮さがあるので、新しい感覚を持つ経営者に訴求したい企業には魅力的な広告媒体になるでしょう。
参考:
NewsPicks | 経済を、もっとおもしろく。
経営者向け雑誌広告に出稿する
ニュースはWebサイトから入手する時代になったとはいえ、経営者は紙媒体、つまり雑誌も重用しています。例えば経営者は、遠方に出張するときは自動車や新幹線の車内で経済誌を読みます。そのため経営者を狙った広告を雑誌に出稿することは妙案といえるでしょう。
ここでは経営者向け雑誌として以下の4つを紹介します。
・日経ビジネス
・週刊ダイヤモンド
・週刊東洋経済
・週刊エコノミスト
日経ビジネス
日経ビジネスは日本経済新聞系の雑誌社、株式会社日経BPが発行している経済誌です。日経ビジネスは電子版も大々的に展開していますが、雑誌版も健在です。
経済ニュースのレベルでは、日本経済新聞と、次に紹介する週刊ダイヤモンドの間くらいでしょう。
■経済ニュースのレベル
高い:日本経済新聞>日経ビジネス>週刊ダイヤモンド:高くない
日経ビジネスの記事には「ヤマダが変身、パナソニックの家電戦略をのんだワケ」や「外資三重苦の中国 改正反スパイ法に米中対立」といったタイトルが並びます。
日経ビジネスを買って読む経営者は、とにかく多くの経済情報を集めたいと考えています。そのため企業が日経ビジネスに広告を出すときは、単に商品・サービスをアピールするのではなく、商品・サービスを利用してメリットが得られることを証明するエビデンスも提示するとよいでしょう。情報源になったり読み物になったりする広告が効果を上げるかもしれません。
参考:
日経ビジネス
週刊ダイヤモンド
週刊ダイヤモンドは、先ほどWebメディアのところで紹介したダイヤモンドオンラインの雑誌版です。
したがって週刊ダイヤモンドに向いている広告は、ダイヤモンドオンラインと同じように、経営者にダイレクトに商品・サービスを売り込むタイプの広告となります。
参考:
週刊ダイヤモンド | 書店で一番売れてるビジネス週刊誌
週刊東洋経済
週刊東洋経済は会社四季報を出している株式会社東洋経済新報社が発行しています。経済誌のジャンルでは、週刊ダイヤモンドと似ています。
週刊東洋経済は特集が得意で、例えば「株価4万円、お金超入門」「ゼネコン下克上」「物も人も動かない ドライバーが消える」といったタイトルが並びます。あえて週刊誌のようにセンセーショナルな文言を使っているようですが、取材はしっかりしていて経済ニュースとしてのクオリティは十分確保されています。
週刊東洋経済に向いている広告も、ダイレクトに商品・サービスを訴求する内容がよいでしょう。経営者の物欲や買い物欲を刺激するような広告は効果が高いかもしれません。
参考:
週刊東洋経済バックナンバー | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
週刊エコノミスト
週刊エコノミストは毎日新聞グループの毎日新聞出版株式会社が発行しています。
週刊エコノミストの外観(見た目)は週刊ダイヤモンドや週刊東洋経済と似ていますが、内容は硬派なものが多い傾向にあり、毎日新聞が日々伝えているニュースを深掘りした記事が目立ちます。記事のタイトルには「トランプ再び」や「半導体 日本復活の号砲」「世界経済総予測」などがあります。
週刊エコノミストに向いている広告は、企業のブランディングを目的にしたものでしょう。毎日新聞は老舗新聞社として国民に信頼されているので、週刊エコノミストに自社の広告を載せるのであれば、毎日新聞のブランド力を借りたいものです。
参考:
週刊エコノミスト
経営者向けマーケティングについての資料
ライタープロフィール
-
メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
メディアレーダーについて詳しく知りたい方はこちら
https://media-radar.jp/about.php