公開日:2020年12月15日 更新日:2024年07月30日
Web広告とは?11種類の特徴やメリット、課金方式を分かりやすく解説!
Web広告とは、インターネット上で情報を広め、商品やサービスを宣伝する手段のことです。
日々進化するデジタル社会において、その重要性の高まりは読者の皆さんも肌で感じられていることでしょう。
この記事では、なぜWeb広告が現代のマーケティング戦略において不可欠なのか、そのメリットとデメリット、さらには多様な広告の種類と特徴を紐解いていきます。
目次
-
Web広告とは
Web広告とは、インターネット上に存在する広告枠を持つ媒体に掲載される広告のことです。具体的な媒体事例としてはWebサイト、検索エンジンの検索結果欄、Twitter、LINE、InstagramなどのSNS、動画、メールなどが挙げられます。オンライン広告、インターネット広告、デジタル広告とも称されます。
大量情報時代とマーケティングツールの普及を背景にテレビなどのマス広告からWeb広告に広告市場が拡大しつつあります。従来のマス広告と異なり、Web広告は年齢や性別などの属性に合わせて広告が配信されるターゲティング性と、クリックすると広告の開閉が行われる双方向性が特徴的です。
Web広告の重要性が高まっている理由
Web広告が重要性が高まっている理由として、スマートフォンやパソコンの普及によるインターネット市場の拡大が挙げられます。
総務省が出した
「令和4年 情報通信に関する現状報告の概要」を参考にすると、2021年の日本人のスマートフォン保有率は88.6%となっており、5年前と比較すると10%以上も増えています。
また、電通が発表した、
「2023年 日本の広告費」によると、インターネット広告費は3兆円を超えており、昨年の成長を後押しする結果となりました。
Web広告はマス広告や交通広告と比較して、広告に接触した人がどのような行動を起こしているのかが分かるため、ユーザーに合わせて広告出稿することが可能です。オフライン施策と比較して、自社商材やサービスと相性の良いユーザーに情報を届けられる特徴も、Web広告の重要性が高まっている要因でしょう。
Web広告のメリット
主要な広告出稿方法だったマス広告、交通広告やチラシなどのオフライン媒体と比較して、Web広告を出稿するメリットはどこにあるのでしょうか。ここでは、Web広告のメリットについてご紹介します。
ターゲットに配信できる
Web広告のメリットとしてまず最初に挙げられるのが、ターゲットを絞った広告配信が可能な点です。
オフライン広告やマス媒体も、視聴者や利用ユーザー層からターゲットを絞ることはできますが、Web広告の場合、さらに詳細はターゲティングができます。
ユーザーのオンライン上での行動に基づいた広告配信が可能なため、類似商品を閲覧や問い合わせ、サイトへの訪問などから広告配信をするターゲットを選べるのです。
また、媒体によっては、、ユーザーの興味関心のあるコンテンツを元に広告配信が可能など、幅広いターゲティングができるというメリットがあります。
効果測定がしやすく改善しやすい
Web広告は、効果測定がしやすいため、広告の改善がしやすくPDCAが回しやすいというメリットがあります。
媒体や出稿方法によって異なりますが、一度広告出稿を開始すると、広告に接触したユーザーがどのような行動を起こしたのかをすぐに計測することができるため、効果が出ていない広告の改善が可能です。
さらに、オフライン媒体と比較して、広告出稿中でも広告のクリエイティブを変更することができるため、よりユーザーに刺さりやすい文章や画像クリエイティブへの変更ができます。
そのため、出稿・分析・改善が短期間でしやすく、効果を出しやすいという特徴は、オフライン広告と比較して大きなメリットでしょう。
少ない費用で出稿できる
Web広告には、少ない費用で広告出稿を開始できるというメリットもあります。
Web広告は費用が発生する仕組みが媒体によって異なっており、出稿するだけではお金はかからないといった課金方式もあります。
問い合わせや商品の購入、またはクリックによって課金が発生するクリック課金方式や成果報酬型方式が主要な課金方法となっています。
さらに、広告出稿前に予算の設定が可能なため、まずは低い予算で設定し、効果があれば予算をかけて広告出稿を行うといった対応ができる点もWeb広告出稿の特徴です。
また、1日100円や1000円といった低価格で広告出稿が開始できるため、1回の広告出稿に数十万かかることの多いマス広告や交通広告と比較すると、少額で出稿できます。
Web広告のデメリット
Web広告のデメリットは、新規開拓が難しく、商品やサービスを知らないユーザーに興味を持ってもらうことが難しい点です。
これは、Web広告の仕組みが理由になってきます。わかりやすく説明をすると、Web広告では、広告主が広告を表示させたいキーワードやWebサイトを設定することから始まります。つまり、最初の段階でターゲットをある程度絞るため、Web広告はそもそも商品やサービスに興味を持ちそうなユーザーにしか表示されません。
結果として、他の広告媒体のように幅広い層へのアプローチができません。
Web広告の種類と特徴一覧
ここからは、よく使われるWeb広告12種類をご紹介していきます。
純広告
〇純広告の特徴まとめ
課金方式
| 固定費用(一定期間掲載に対する一定額)
|
参考媒体
| 特定のニュースサイトや専門サイト
|
費用相場
| サイトや掲載期間、広告のサイズにより大きく異なるが、数十万円から数百万円程度が一般的
|
特徴
| メディアのコンテンツと調和しやすい形式で提供される広告。サイトの読者に自然に受け入れられやすく、ブランドの信頼性や認知度向上に貢献。
|
関連資料 | 純広告の関連資料はこちら
|
純広告とは、特定のメディアの広告枠を買い取り、特定の期間掲載する広告手法です。
純広告は、Yahoo!のような大手メディアに掲載することで大量露出し、ブランディング効果が見込めるというメリットがあります、また不特定多数のユーザーに向けて発信することで、その商品・サービスに興味がない層にもリーチすることも可能です。
一方で、成果報酬型ではないので、費用対効果が悪くなる場合があります。特に大手メディアの場合、最低出稿金額が高く数百万~になる場合もあります。
【関連記事】
純広告とは?種類やメリット、媒体資料の比較、一覧、まとめ
バナー広告(ディスプレイ広告)
画像引用:Yahooより
〇ディスプレイ広告の特徴まとめ
課金方式
| CPM(コストパーミリ)、CPC(コストパークリック)が一般的
|
参考媒体
| Google Display Network(GDN)、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク
|
費用相場
| CPMの場合、数十円から数百円程度/CPCの場合、数十円から数千円程度。ターゲットの設定や広告の配置によって変動
|
特徴
| ウェブサイトやアプリ上に表示されるビジュアル広告。ブランド認知度向上や商品の視覚的魅力を伝えるのに効果的。広範なターゲティングオプションが利用可能
|
関連資料 | ディスプレイ広告の関連資料はこちら
|
バナー広告(ディスプレイ広告)とは、サイト上に貼られた画像広告を指します。有名なのは、Yahoo!やGoogleの広告などがあげられます。
画像の出稿だけでなく、動画コンテンツの出稿も可能となっているため、目的にあわせた広告出稿が可能です。出稿先により入稿規定(画像サイズ、画像容量、ファイルタイプ、画像内に主催者情報を入れるか否か)が異なるので入稿の際に注意が必要です。
【関連記事】
バナー広告とは?種類とメリット・デメリット、資料のまとめ
メール広告
メール広告とは、電子メールで配信される広告の事です。
テキストのみを送付できる「テキストメール」と、画像やバナーなどが挿入できる「HTMLメール」の2種類があります。
HTMLメールで送付する場合、開封率の計測も可能です。
広告の形式としては、メールマガジンやメールの上部数行に広告を入れる形式と、メール全体を広告として配信できる単独メール形式があります。
【関連記事】
メール広告、メルマガ広告の比較、一覧、まとめ
リスティング広告
〇リスティング広告の特徴まとめ
課金方式
| クリック課金制(CPC)
|
参考媒体
| Google Ads、Bing Ads
|
費用相場
| キーワードや業界により異なるが、一般的にはクリックあたり数十円から数千円
|
特徴
| 検索エンジンの検索結果に連動して表示される広告。特定のキーワードに対して高い関連性のある広告を表示するため、効果的なターゲティングが可能。
|
関連資料 | リスティング広告の関連資料はこちら
|
リスティング広告とは、検索キーワードに応じて検索結果上に表示される広告手法で、検索連動型広告と呼ばれることもあります。
ユーザーがクリックするごとに課金されるクリック課金方式が主な課金方式です。代表的なのは、Googleの検索結果上部に表示されるGoogle広告、そしてYahoo!の検索結果上部に表示されるYahoo!検索連動型広告があります。
【関連記事】
リスティング広告の代理店やサービスのまとめ・一覧・比較
リスティング広告とSEOの違い
リスティング広告とSEOの大きな違いは、ページがクリックされたとき費用が発生するか否かが違いとなります。リスティング広告は、入札単価や各種設定を調整することで、表示順位・表示されるテキスト・リンク先のURL、表示地域など細かなコントロールができます。一方で、SEO対策で上位表示されたページをクリックされても、費用は発生しません。ただ、SEO対策の場合、上位表示させるまでに時間がかかる長期的な施策になるため、難易度が高く時間がかかる施策となります。
アドネットワーク
アドネットワークとは、複数の広告媒体(Webサイトやソーシャルメディア、ブログ等)を集めて広告配信ネットワークを作り、それらの媒体に広告をまとめて配信する広告手法です。多数のWebサイトに一括で広告を配信することができるという特長があります。
代表的なアドネットワークには、GDN(Googleディスプレイネットワーク)、YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)があります。配信先を選定できる「ターゲティング配信」があり、その中でもターゲティング配信の中でも「広告主の保有情報」を使ったターゲティングと「アドネットワークの保有情報」を使ったターゲティングの2種類のターゲティングがある
【関連記事】
アドネットワークの仕組みをわかりやすく解説!
ターゲティング広告とは
ターゲティング広告とは、ユーザーの登録情報や閲覧履歴などから属性や興味のある分野を抽出し、ユーザーごとに適切だと判断された広告を表示させる広告手法です。
代表的なターゲティング手法として下記が挙げられます。
・オーディエンスターゲティング:ユーザーの登録属性によって広告を配信
・行動ターゲティング:ユーザーのインターネット上の行動をもとに、ユーザーの興味ある分野の広告を配信
・エリアターゲティング:GPS・WiFi・IPアドレスなどの位置情報から場所に特化し広告を配信
リターゲティング広告とは
〇リターゲティング広告の特徴まとめ
課金方式
| 多くはCPC(コストパークリック)またはCPM(コストパーミリ)
|
参考媒体
| Google Ads、Facebook Ads
|
費用相場
| キャンペーン設定やターゲットオーディエンスにより異なるが、一般的にはCPCの場合数十円から数百円、CPMの場合は数百円から数千円
|
特徴
| 一度サイトを訪れたが購入や問い合わせを行わなかったユーザーに対して、再度広告を表示することでサイトへの回帰を促す広告。高いコンバージョン率を期待できる。
|
関連資料 | リターゲティング広告の関連資料はこちら
|
リターゲティング広告とは、1度自社のWebサイトに訪問したユーザーに対して広告を配信する広告手法です。ファーストパーティーデータを活用することで、ユーザーがWebサイトが購入した商品や閲覧したページに基づいて広告配信することができます。ユーザーの行動に基づいて広告配信できるため、ターゲティング広告よりも成果を出しやすい配信方法です。
【関連記事】
リターゲティング、リマーケティング広告が配信出来るサービスまとめ
DSP
DSPとは、Demand-Side Platformの略称で、広告主側のプラットフォームです。広告主の広告効果最大化を目的にした広告手法です。
DSPを使うことで、複数のアドネットワークやアドエクスチェンジ、SSP(=Supply Side Platform)に広告を配信することができます。アドネットワークやその他のWeb広告と似た特徴を持っていますが、DSP自体は、媒体でもアドネットワークでもなく、ひとつの「広告配信ツール」だと捉えた方が良いでしょう。
DSPは、ユーザー情報に基づき「どんな枠」ではなく「どんな人」に広告を出したいかという視点で広告出稿できます。特定のジャンル媒体に絞った配信設定も可能なDSPもあるため、配信したい媒体がある場合は、DSPの配信先や配信方法を確認しておくと良いでしょう。
【関連記事】
DSPとは?DSP広告の仕組みやメリット・デメリット、比較・まとめ・一覧
アフィリエイト広告
〇アフィリエイト広告の特徴まとめ
課金方式
| 成果報酬型(CPA: Cost Per Action)
|
参考媒体
| A8.net、Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト
|
費用相場
| 成果に応じた報酬額で、成約1件あたり数百円から数万円
|
特徴
| アフィリエイトプログラムに登録したウェブサイトやブログ等で広告を紹介し、商品購入やサービス登録などの成果が発生した場合に報酬が支払われる。
|
関連資料 | アフィリエイト広告の関連資料はこちら
|
アフィリエイト広告は成果報酬型広告とも言います。
成果報酬型広告とは、掲載課金やクリック型課金とは異なり、成果に対して広告料を支払う広告手法です。
Webサイトやメルマガなどに広告を掲載し、掲載リンクを経由しユーザー広告主のサイト上で実際に成果(商品の購入や、会員登録など)にいたった時点で、報酬が支払われる仕組みとなっています。
アフィリエイト広告は、初期費用をほとんどかけずに広告出稿できるます。また、購入や会員登録などの成果に対して広告料を支払うため、費用対効果が明確になり、リスクが少ないのもメリットです。
一方で、アフィリエイターによる誇大広告の可能性や、想定しないWebサイトや自社と相性の悪いWebサイトに掲載される可能性もあるため、アフィリエイト広告を出稿する際は、ASPサービスの選定に注意が必要です。
【関連記事】
アフィリエイト広告(成果報酬型広告)とは?仕組みや種類・メリットと、資料の比較・一覧・まとめ
SNS広告
(画像参照元)
・LINE:「LINE アカウント 2018年12-2019年3月期 媒体資料」、「平成30年12月期 第3四半期決算説明会 プレゼンテーション資料」より
・Instagram:Instagram公式サイト(2018年11月時点統計)
・Twitter:(2017月10月時点統計)
・Facebook:Facebook公式サイト(2017年9月時点統計)
・TikTok:(2019年2月時点統計)
〇SNS広告の特徴まとめ
課金方式
| CPC(コストパークリック)、CPM(コストパーミリ)、CPA(コストパーアクション)が一般的
|
参考媒体
| Facebook、Instagram、Twitter、LinkedIn
|
費用相場
| 平均的なCPCは数十円から数百円、CPMは数百円から数千円、CPAは目標アクションによって大きく変動
|
特徴
| ユーザーの興味・関心やデモグラフィック情報に基づいてターゲティングが可能。高度なターゲティングにより、関連性の高いユーザーにリーチできる。
|
関連資料 | SNS広告の関連資料はこちら
|
SNS広告とは、SNSを利用して商品やサービスの宣伝を行う広告手法です。運用型広告の一つです。SNSによって、動画・画像での広告や、テキストのみの広告、またSNS上でフォロワーを獲得するための広告があります。SNSとはSocial Networking Serviceの略で、インターネット上でコミュニケーションをとることで人間関係を構築できるサービスです。ここでは、広告配信ができる主要なSNSをご紹介します。
LINE広告
LINEとは、コミュニケーションツールアプリで、主にスマートフォン向けに開発されており、無料通話と無料でメッセージが送受信できます。LINE広告には、運用型広告の他に、LINEファミリーサービスであるLINEマンガやLINEニュースなどに配信できる広告もあります。アクティブユーザーが多く、他の主要SNSと比較して、幅広い年代層にリーチできる特徴があります。
【関連記事】
Twitter広告とは?費用、活用メリットや特徴、関連資料のまとめ
Twitter広告
Twitter(ツイッター)とは、短い文字の投稿【つぶやき】を入力して、共有するSNSで、Twitter広告では動画・テキスト・画像での広告出稿が可能です。また、Twitterアカウントのフォロワー獲得を目的とした広告出稿も可能となっています。
【関連記事】
Twitter広告とは?費用、活用メリットや特徴、関連資料のまとめ
Instagram広告
インスタグラム(Instagram)とは、写真や動画を投稿できるSNSで、インスタグラム広告では動画や画像を中心とした広告配信が可能です。Instagramは、Facebookを運営しているMeta社によって運営されているため、InstagramアカウントとFacebookアカウントを紐づけて、連動させた広告配信を行うことも可能です。
【関連記事】
【初心者必見】Instagram広告とは?種類・課金方法まとめ
Facebook広告
Facebookとは、現実の「つながり」をネット上で再現する、つまり、現実世界での知り合い(実際に会ったことがある人)とインターネット上でも交流するためのSNSです
基本的に実名登録が必須となっており、ターゲティング精度が高い特徴があります。通常の画像や動画広告だけでなく、複数の画像を組み合わせたカルーセル広告などの出稿が可能です。
【関連記事】
Facebook広告とは?ターゲティングと費用、サービス比較
TikTok広告
TikTokとは、楽曲に合わせて歌う姿や踊る姿を自撮りし、15秒の動画を編集・加工して投稿する動画共有サービスです。配信できる広告動画の尺も短い特徴があります。
また、バズが生まれやすい、共有されやすいという特長を活かした「ハッシュタグチャレンジ」など、他の媒体にはない広告手法があります。
【関連記事】
TikTok広告とは?ユーザー層と種類、特徴、メリット、資料の比較、一覧、まとめ
記事広告・タイアップ広告
(画像:antennaより)
〇タイアップ記事広告の特徴まとめ
課金方式
| 固定費用(記事掲載料)
|
参考媒体
| メディアサイト、オンラインニュースプラットフォーム
|
費用相場
| 数十万円から数百万円程度(掲載メディアと記事の内容・期間による)
|
特徴
| メディアの記事として広告主の情報を掲載する形式。読者が自然な形で情報を得られるため、高い関与を促すことが可能。
|
関連資料 | タイアップ記事広告の関連資料はこちら
|
記事広告とは、広告主ではない媒体社が広告主のサービス、商品についてのPR記事を作成し、それぞれの自社媒体(紙媒体、WEB媒体)などに掲載することで、媒体に所属するターゲットへ訴求することで訴求力を高める広告手法です。
広告主の商品、サービスと親和性が高い媒体に掲載することで、質の高い見込み客へ訴求することでコンバージョン率を高めらるメリットがあります。また、媒体が持っているブランド力を上手く活用することで、バナー広告よりも高い訴求力を持ちます。
一方で、ステマ(ステルスマーケティング)と見なされないよう、PR記事だとわかるように【PR記事】の表記をする必要があるので、記事の表記には注意が必要です。
【関連記事】
記事広告の比較、一覧、まとめ
動画広告
〇動画広告の特徴まとめ
課金方式
| CPM(コストパーミリ)、CPC(コストパークリック)、CPV(コストパービュー)が一般的
|
参考媒体
| YouTube、Vimeo、各種ソーシャルメディアプラットフォーム
|
費用相場
| CPMやCPVに基づくが、一般的には数十円から数千円程度
|
特徴
| 視聴者の注意を引きやすく、ブランドメッセージを効果的に伝えることができる。インタラクティブな要素を含むことが多く、エンゲージメントを高める効果が期待できる。
|
関連資料 | 動画広告の関連資料はこちら
|
動画広告とは、YouTubeなどの動画サイトで広告を表示させる広告手法です。
動画を使用することによって、静止画、テキスト以上の情報を提供できるため、高い訴求力を持っています。また、広告出稿する際の媒体によっては、一定の秒数が経過しないと広告のスキップができない配信方法もあるため、商品やサービスを認知してもらいやすいという特長があります。
YouTube広告
YouTube広告は、世界最大の動画投稿型のSNSである「YouTube」上で配信される広告です。
広告動画が表示されるタイミングや、配信ターゲット層、また、スキップ不可など様々な広告手法があります。
デジタル音声広告(オーディオアド)
〇デジタル音声広告の特徴まとめ
課金方式
| 主にCPM(コストパーミリ)
|
参考媒体
| Spotify、Apple Podcasts、Google Podcastsなどの音声コンテンツプラットフォーム
|
費用相場
| 一般的には数百円から数千円程度のCPM
|
特徴
| ユーザーが音声コンテンツを聴いている際に挿入される広告。視覚情報に頼らないため、ユーザーが他の活動をしている最中でもリーチできる。
|
関連資料 | デジタル音声広告の関連資料はこちら
|
デジタル音声広告とは、音声のみで配信される広告のことを指し、音声広告やオーディオアドと呼ばれることもあります。ラジオやポッドキャストなど、音声のみで配信される媒体で広告配信されます。
ラジオやポッドキャストなどの媒体は、聞いている層が明確になっているため、ターゲット層に配信しやすいという特徴があります。
一方で、画像やテキストでの配信ができないため、商品やサービスの特徴が伝えずらい面もあります。
ネイティブ広告
〇ネイティブ広告の特徴まとめ
課金方式
| CPMやCPC、CPAがあるが、プラットフォームやキャンペーンにより異なる
|
参考媒体
| Yahoo!ニュース、BuzzFeed、各種ソーシャルメディアプラットフォーム内のコンテンツ
|
費用相場
| CPMやCPC、CPAに基づくが、具体的な費用はキャンペーンの内容やプラットフォームにより大きく異なる
|
特徴
| コンテンツと見た目が似ているためユーザー体験を乱すことなく、自然な形で広告メッセージを伝えることができる。ユーザーの関心を引きやすい。
|
関連資料 | ネイティブ広告の関連資料はこちら
|
ネイティブ広告は、そのコンテンツが掲載されているサイトやプラットフォームのデザインや体裁に溶け込む形で表示される広告です。ユーザー体験を妨げることなく、自然な形で情報を提供します。読者がコンテンツを自然に受け入れやすく、クリック率の向上にもつながります。主に記事やビデオの形をとり、ユーザーが興味を持ちやすい内容で構成されます。
リワード広告
〇リワード広告の特徴まとめ
課金方式
| 成果報酬型(CPA: Cost Per Action)、またはCPI(Cost Per Install)
|
参考媒体
| モバイルアプリ、ゲーム内広告
|
費用相場
| 行動単位(アプリのインストールやユーザーの特定の行動)ごとに数百円から数千円
|
特徴
| ユーザーが広告を見たり、特定のアクションを行うことで報酬を得られる形式。ユーザーの積極的な関与を促すことができる。
|
関連資料 | リワード広告の関連資料はこちら
|
リワード広告は、ユーザーが広告を視聴することで何らかの報酬を得られる形式の広告です。多くの場合、モバイルゲームやアプリ内で見られ、ユーザーが動画を見たり、アンケートに回答したりすることでゲーム内通貨やアイテムなどの報酬を受け取ります。この手法は、ユーザーの積極的な関与を促し、広告の効果を高めることができます。
Web広告の料金形態・課金方式
Web広告の料金形態や課金方式は、広告手法によって異なります。
ここでは、Web広告の主な課金方式と、その課金方式が適用されている広告手法についてご紹介します。
課金方式 | 課金発生のタイミング | 主なWeb広告手法 |
クリック課金型
| 広告のクリックで課金が発生 | リスティング広告、ディスプレイ広告
|
インプレッション課金型
| 広告の表示毎に課金が発生 | SNS広告、ディスプレイ広告
|
成果報酬型
| 商品購入や問い合わせなどの「成果」に応じて課金が発生
| アフィリエイト広告、純広告、DSP広告
|
エンゲージメント課金型
| 広告表示や広告のクリックなど、ユーザーの行動に対して課金が発生 | SNS広告
|
動画視聴型
| 動画の視聴で課金が発生 | 動画広告、SNS広告
|
期間保証型
| 広告が掲載される期間によって金額が変わる課金方法 | 記事広告 |
掲載保証型
| 媒体への掲載のみが保証されている課金方法 | 記事広告、メール広告
|
Web広告の出し方
Web広告を出すには、「媒体の選定」「広告の制作」「出稿の審査」という流れで進めていきます。
まずはWeb広告を掲載する媒体を決めるため、各媒体の特徴やメリットなどを詳しく把握しておきましょう。リスティング広告や純広告の場合は、掲載料金や目的を照らし合わせ、適切なものを選定する必要があります。
出稿媒体が決まれば、広告の制作を行います。自社内で制作することも可能ですが、より高品質なものを作る場合には、専門的な知識を持った企業に依頼することもおすすめです。
広告が完成すれば、出稿のための審査に入ります。あからさまな誇張表現や薬機法に違反している場合は、広告が出稿できないため注意が必要です。
媒体によって審査基準が異なるため、事前にガイドラインなどで確認しておきましょう。
Web広告の効果的な運用方法
Web広告は、広告手法によって配信方法や配信フォーマットが異なるだけでなく、課金方法も異なります。そのため、目的に適した配信方法の選択や課金方式を選択しないと、効果を得にくい可能性があります。ここでは、Web広告の効果的な運用方法について解説します。
出稿の目的とターゲット層を明確にする
Web広告を出稿する目的と、どのターゲット層に情報を届けたいのかを明確にすることで、効率良く広告配信が可能になります。特に、Web広告の場合は、配信媒体や配信先を設定できることが多いため、自社の商品・サービスのターゲット層と近い層に広告配信できることで、より高い効果を得ることができます。
効果測定と改善をセットで行う
Web広告は、マス媒体やオフライン広告と比較して、効果測定という特徴があります。どの広告クリエイティブが良かったのか、また、どのターゲット層が商品購入に繋がりやすいのかなど、様々な効果計測が可能です。そのため、ただ広告を配信して終わるのではなく、広告の効果を分析し、改善までセットで行うと良いでしょう。
相性の良いWeb広告媒体を選ぶ
Web広告は様々な媒体で配信することができるため、広告配信先の媒体が自社のターゲット層と近いのかどうかが重要になります。自社とターゲット層が近い媒体に配信することで、広告出稿時の効果も変わるため、Web広告の出稿を検討中の方は、配信媒体は必ず確認することをオススメします。
Web広告代理店に運用を依頼する
自社にWeb広告を運用するノウハウはリソースがない際は、Web広告代理店に依頼することで効果的なWeb広告運用ができるようになります。Web広告代理店にもよっては、クリエイティブの作成や別媒体と並行した広告出稿などが可能なため、初めてWeb広告出稿を行う方は、代理店への依頼を検討しても良いかもしれません。
Web広告に強みのある会社の資料一覧
Web広告に役立つ資料を下記にまとめています。
資料は無料でダウンロードできますので、ぜひお役立てください。
また、メディアレーダーでは資料の他に、Web集客やWeb広告運用に関するセミナーへの申込や、Web広告関する動画視聴も可能です。視聴や申込は全て無料ですので、気になる方は是非、下記ページよりご確認ください!
Web広告に関するセミナーまとめ
Web広告に関する動画まとめ
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
資料ダウンロード(無料)
お問い合わせはこちら(無料)
Web広告のエンゲージメント向上のためにできることは?
情報を得やすくなった今、消費者の行動が変化しているからこそ、エンゲージメントは無視できず、Web広告で確実に売上に結びつけるためには、エンゲージメントを向上させなければなりません。
自社と顧客の関係性をより深めるためにも、以下のポイントをおさえ、エンゲージメントを向上させてください。
顧客目線の情報発信
広告を配信する際、顧客目線の情報発信が大切です。
顧客が何を知りたいのか、どのような情報を求めているのか、ということを顧客目線に立って考えてみましょう。
広告でのコミュニケーションのメリットは、一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションが可能であるからこそ、広告では企業目線の情報発信では顧客に興味を持ってもらえなくなってしまいます。
顧客目線に立ち、独りよがりでない戦略を立案することで、競合他社に負けない企業の基盤を築くことができます。
顧客との積極的なコミュニケーション
顧客と積極的にコミュニケーションを取ることも重要です。
顧客とコミュニケーションを取ることで、ひとりひとりの顧客ニーズや悩みを適切に読み取ることができます。
顧客と積極的にコミュニケーションを取る必要性の根本的な理由は、顧客との信頼関係を構築することです。
顧客と正しいコミュニケーションを取ることで、信頼関係が構築され、売上が向上する可能性が格段に上がります。
積極的なコミュニケーションは、エンゲージメント向上以外にも、リピーターの育成、顧客が周囲に商品やサービスを勧めてくれるなど、期待できる効果が多くあります。
特典やキャンペーンの設置
特典やキャンペーンを設置することもおすすめです。
特典は、消費者の購買意欲とエンゲージメントを高めるためだけでなく、ブランドイメージの向上やリピート率の増加にも効果的です。
新規顧客を対象としたオープンキャンペーンや、既存顧客を対象にしたクローズドキャンペーンを上手く活用していきましょう。
特典やキャンペーンを設置する目的は、新規顧客の獲得、既存顧客の囲い込み、在庫処分、季節商品の販売促進などが考えられるため、目的に応じた内容を決めることが重要です。
Web広告のメッセージングのコツは?
Web広告で情報を発信するには、伝えたい情報を整理して絞り込むことが大切です。
どれほど多くの人に広告が見られ、クリックされたとしても、結果的にCVに至らなければ意味がありません。
そうならないためにもWeb広告のメッセージングのコツを具体的に解説します。
顧客ニーズに応える
広告でのメッセージで顧客ニーズに応えることも大切です。
顧客が持っているであろうニーズや悩みに響かせるメッセージを考えてみましょう。
顧客ニーズには、顧客自らが自覚している「顕在ニーズ」と、顧客自身が自覚していないが意識下にある「潜在ニーズ」があります。
自社のターゲットユーザーはどのような商品やサービスを求め、それを見つけるためにはどのようなメッセージに惹かれるのか、ということを十分に検討してください。
他社と差別化された内容を訴求する
広告メッセージで、他社と差別化された内容を訴求することも重要です。
他社と比較すると、自社商品やサービスにはこのような魅力がある、という自社独自のアピールポイントをしっかり訴求しましょう。
他社と差別化された内容を理解するには、自社の強みを明確にすること、競合の強みや独自性を明確にすること、適切なターゲット設定を行うことが重要です。
ユーザーに訴求したいポイントを的確に伝えるためにも、競合の動向をしっかり分析し、その上で自社の独自性を打ち出しましょう。
わかりやすく簡潔に伝える
広告でのメッセージは、わかりやすく簡潔に伝えることが重要です。
多くの人は広告を一目しか見ないため、すぐに意味がわかるようなメッセージを設定することで、宣伝効果に期待できます。
難しい言葉を使ったり、対象の年齢層にあまり使われていない言葉は避けたほうが良いでしょう。
また、長い文章も目に入る数秒の間では読み取れないため、短く分かりやすい言葉を選ぶことがコツです。
伝えたいことを分かりやすく簡潔に、そしてぼかさずにストレートに伝えましょう。
具体的な行動を促す
Web広告では、ユーザーに対し具体的な行動を促すことも重要です。
具体的な行動を促す内容を考えることは、「ユーザーに何をしてほしいのか」を明確にすることに繋がるため、Web集客を成功させる近道となります。
広告からWebサイトへ誘導し、自社の目的通りに動いてもらうには、誘導の時点で「クリック後の行動」を示しておきましょう。
画像のバナー広告であれば「詳細はこちら」「詳しく見る」などクリックを促し、購入を促すためには「購入はこちら」「今すぐ購入」「まずはお試し」「無料体験」などがおすすめです。
Web広告出稿時によくある質問
Web広告出稿時によくある質問を下記にまとめました。
気になる方は是非ご覧ください。
Web広告とSNS広告の違いは何ですか?
Web広告とSNS広告の違いは、広告配信先がWebサイトかSNSなのかが大きな違いとなります。そもそもSNS広告もWeb広告の1手法ではありますが、Web広告という言葉が「Webサイト上に配信される広告」という意図で使用されることも多くあるため、その場合、広告配信先が違いとして挙げられます。
Web広告にはどんなタイプがありますか?
Web広告は以下の大きく11種類に分類することができます。
それぞれ課金方法や掲載先の媒体、費用、特徴が異なるため、自社ビジネスと相性が良いWeb広告を選定してください。
Web広告の強みは何ですか?
Web広告の強みは、なんといっても費用対効果が高いことです。
不特定多数にアプローチする新聞広告や看板広告とは異なり、Web広告は広告を見せる相手を限定することができるため、余計な費用をかけないように調整することができます。
また他の広告媒体より、比較的安価で始めることができることも強みでしょう。
Web広告の成功事例
インターネットサービス・プロバイダ業界のクライアント支援での当初の課題は、広告予算の90%が検索指名キャンペーンやディスプレイのリターゲティングキャンペーンで使用され顕在層の獲得に留まっており、前代理店が非指名キャンペーンを配信するとCPAが目標を下回り、配信を停止していたことでした。
そこで以下の施策を行ないました。
■マイクロCVの導入と機械学習の促進
申し込み数だけではGoogleの自動入札機能を活用するための推奨CV数に足りない状態であったため、申込みフォーム到達をCVに設定し、広告アカウントの機械学習を促進した
■掛け合わせ語句に絞った広告配信
「光回線」などの単一語句では、新規申し込み意図のないユーザーにも広告が表示されるため、「光回線 おすすめ」「光回線 契約」などの申し込み意図のある掛け合わせ語句に配信を絞った
■広告文の最適化
見出しや説明文を最大数まで入稿し、広告アセットのバリエーションを増やした
細かな仮説検証を繰り返し、有効性の高い広告アセットの割合を増加させ、CTRの向上につなげた結果、前代理店運用時と比較してCPAは70%低下し、非指名検索における申し込みCV数は405%上昇しました。
事例提供:株式会社オーリーズ様
株式会社オーリーズは、広告運用代行をはじめとして、クリエイティブ制作やインサイドセールス支援、MA/CRM構築など、マーケティングの戦略設計から運用までを一気通貫で支援する広告代理店です。
ライタープロフィール
-
メディアレーダー 運営事務局株式会社アイズ
- 広告・マーケティングに特化した媒体資料のポータルサイト「メディアレーダー」のマーケティング担当。
BtoBマーケティングを始め、Web広告やリード獲得目的の施策を展開中。
「めでぃつぶ」では、広告業界の方、マーケター必見のマーケティング知識・ノウハウを発信しています。
メディアレーダーについて詳しく知りたい方はこちら
https://media-radar.jp/about.php