公開日:2022年01月05日 更新日:2022年03月10日
インプレッションとは?指標の意味や広告効果について解説!
インプレッションとは?指標の意味や広告効果について解説!
インプレッションは広告効果を高めるために重要な指標であるものの、なんとなく数字の上がり下がりを見ているだけでは、広告効果を高めることは難しいでしょう。
とはいうものの、インプレッションの解釈は広告を掲載するメディアによってバラバラであることや、その他の重要な指標と混同してしまうことによって、正しく活用できないという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、インプレッションの定義など基本的なことから、広告効果を高めるための活用方法まで解説しているので参考にしてください。
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インプレッションとは
インプレッション(impression)は、広告の表示回数を表す指標で、インプレッションを確認することで、広告がどれだけ見られたかがわかります。表示回数といっても、広告を出稿するメディアによって計測方法は異なることには注意が必要です。
広告・ページ表示に関する他の指標
インプレッションと混同しやすい指標について説明します。似ている指標であっても、得られる情報は異なるので、しっかり理解することが大切です。
リーチ
広告の表示回数を示す指標のインプレッションとは異なり、リーチは広告が表示されたユーザーの人数を表す指標です。厳密にいうとデバイスの数によりカウントされており、たとえば同じ端末での表示は10回表示しても1のままになります。
PV
PV(Page View)は、広告ではなくページの表示回数を示す指標です。PVが高いからといって、広告が表示されたかどうかはわからないので注意しましょう。
インプレッションの数え方
インプレッションの数え方は、出稿するメディアによって違いのあることが多いです。ここでは、基本的なインプレッションの数え方と注意点を説明します。
メディアごとに異なる
インプレッションの数え方は、広告を出稿するメディアによって違いがあるので、よく確認しておきましょう。たとえば、Yahoo!での計測方法は、広告面積によってカウントしています。広告の面積が半分以上、1秒以上表示されることで、1ビューインプレッションのカウントです。
インプレッション数に応じて費用が発生するインプレッション広告では、カウント方法によって費用が変動するので注意しましょう。
アクセス解析ツールで計測
インプレッション数のカウントは、アクセス解析ツールによって行います。アクセス解析ツールは、出稿するメディアごとに用意されており、それぞれのカウント方法に応じた数字が表示されることで、計測や分析が可能です。
指標の混同に注意
アクセス解析ツールには、インプレッション数以外の指標もたくさん表示されることが多く、インプレッション数と似た指標と混同してしまわないようにしましょう。先の項目で紹介したリーチ数とPV数や、後に紹介するエンゲージメント数などと混同しないように、各指標の意味を理解しておくことが重要です。
インプレッションの評価方法
インプレッションを正しく評価することで、広告の効果が正しく認識でき、効果的なアクションを起こすことにつながります。ここではインプレッションの具体的な評価方法を解説します。
インプレッションを評価するための指標
インプレッションから情報を読み取るには、インプレッション数以外の指標と合わせて評価することが必要です。インプレッションの評価に関連する指標と評価方法について説明します。
CTR・CVR・ビュースルーCV
クリック率を表すCTR(Click Through Rate)とコンバージョン率を表すCVR(Conversion Rate)は、インプレッション数と合わせて見ることが多い重要な指標です。広告の表示に対してどのくらいの割合でクリックもしくは成約しているかを表します。
算出方法は、CTR(またはCVR)=クリック数(またはコンバージョン数)/インプレッション数×100です。CTRとCVRの指標を見ることでインプレッション数あたりの成果がわかるので、広告効率を評価できます。
ビュースルーCVという指標もあり、こちらは1人のユーザーに対して1度広告が表示された際にはクリックされなかったものの、その後クリックやコンバージョンに至った回数を示す指標です。直接的な広告効果を表すCTR、CVRに対して、ビュースルーCVは間接的な広告効果を示す指標といえます。
フリークエンシー
フリークエンシーはインプレッション数の内容を評価する際にも用いられます。フリークエンシーは頻度を表し、広告が1人のユーザーに対して何回表示されたかを示す指標です。フリークエンシーが適度な回数であると、同じユーザーに対して広告を何度も露出することで、広告を覚えてもらいやすくなります。
一方、フリークエンシーが多すぎると、広告が目ざわりに感じられる可能性が高くなり、逆効果になるおそれがあります。フリークエンシーを調整する機能があるので適切な値となるように調整しましょう。
エンゲージメント
エンゲージメントは、SNSでよく用いられる指標であり、ユーザーが広告によって実際にアクションを起こした回数を示します。たとえば、Twitterではユーザーのリツイートやフォロー、Facebookではシェアやクリックに至った回数などです。SNSでの広告効率を見るために、インプレッションと合わせて確認します。
インプレッションの増やし方
ここでは、具体的なインプレッションの増やし方を紹介します。インプレッションの増やし方は大きくわけると以下の3つです。
・広告予算の増額
・競合の少ないキーワードの設定
・入札単価の調整
これらの方法について説明します。
広告予算の増額
単純に広告予算を増やすことで、インプレッション数は増加しますが、広告予算を増額する際には、予算の振り分けが重要です。どのメディア、キーワードへいくら予算を配分するのかによって、同じ広告予算であっても広告効果は全く異なります。
むやみに予算を投入するのではなく、より効率の良いメディアやキーワードでの露出を増やすために、広告予算を増額する方法です。
競合の少ないキーワードの設定
予算を効率的に活用するためには、競合の少ないキーワードへ入札することが重要です。競合の少ないキーワードは、単価が安い傾向にあるので、より多くのインプレッションを得られます。ここで注意することとして、単に人気のないワードを設定するのではなく、複合キーワードによってターゲットを絞り込むことがポイントです。
キーワードを複数組み合わせることで、より具体的な検索ワードからの流入により広告効率が上がり、ターゲットの絞り込みによって単価を安く抑えられます。予算効率を上げる手法です。
入札単価の調整
効果の出ているキーワードに対して入札単価を上げ、コンバージョンしていないキーワードは入札単価を下げることで、予算効率を高める方法です。同じ広告予算で広告効果を高められるので、広告予算が限られている場合や、予算の増額の前に試すべき方法といえます。
まとめ
広告効果を高めるためには、インプレッションを中心とした指標を活用することが重要です。インプレッションは数え方などがメディアによって異なることから、掲載するメディアの定義をしっかりと確認しておきましょう。その上で、予算とキーワードを適切に調整することで、広告効果の向上が期待できます。
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